2023.09.15

岐阜県の中濃とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介!

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こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。

 

岐阜県のほぼ中央に位置する中濃地域は、山々に囲まれた豊かな自然を堪能すると同時に、戦国時代からの城下町「郡上八幡」や300年の伝統を誇る「美濃和紙」など、伝統文化を味わえる地域です。

 

今回は魅力あふれる岐阜県中濃地域について、特徴からおすすめの観光スポットまでをご紹介いたします。

 

中濃地域にお出かけの際には、ぜひ参考にしてくださいね。

 

岐阜県の中濃とは?

中濃

岐阜県の中濃とは美濃国(岐阜県南部を占めた旧国名)の中部のことで、岐阜県の中南部地域の総称です。

 

中濃地域は関市・美濃市・美濃加茂市・可児市・郡上市・坂祝町・富加町・川辺町・七宗町・八百津町・白川町・御嵩町・東白川村の、5市7町1村で構成されています。

 

面積は約2,455k㎡で、人口は355,681人(2023年7月1日時点、推計人口)。

 

日本の中央付近に位置し、長良川・木曽川・飛騨川の三川と山々に囲まれた地域です。

 

東海北陸自動車道と東海環状自動車道の結節点であり、名古屋からも車で1時間程度(東白川村は1時間半程度)とアクセスが良く、都会と田舎の両方を感じられる魅力ある地域となっています。

 

岐阜県のその他の地域については、下記のコラムで詳しく解説しておりますので、ぜひご一読くださいね。

 

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また、日本の伝統的な家屋が並ぶ「郡上八幡の古い町並み」や「うだつの上がる町並み」は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている地域で、古き良き建物が多く残っています。

 

では、中濃地域の特徴をさらに詳しくご紹介しましょう。

 

中濃地域の特徴

中濃地域は、日本最古の紙とされる「美濃和紙」や、世界にも名高い刃物など、伝統技術を活かしたものづくり産業が盛んな地域です。

 

1300年以上の歴史を持つ「美濃和紙」は、長い歴史で受け継がれてきた伝統技術・品質の高さから、国内外から高い評価を得ています。

 

「本美濃紙」は国の無形重要文化財、美濃手すき和紙は「美濃和紙」の名で国の伝統工芸品に、そして「本美濃紙の手漉き技術」はユネスコの無形文化遺産に登録されています。

 

「本美濃紙」は薄く均質ながらも丈夫な紙質のため、アメリカのスミソニアン博物館や、フランスのルーブル博物館などが所蔵している絵画など、国宝級の文化財の修繕に使用されるほどです。

 

長い歴史の伝統技術は今も進化し続け、多くの用途に対応した多様な和紙が生産され、地域の産業として継承されています。

 

また、中濃地域の関市には、切れ味の鋭さ・刀身の頑丈さから、かつて戦国武将に「美濃刀」として愛されていた鍛刀技術があるのをご存じでしょうか。

 

この鍛刀技術は700年にもわたって受け継がれ、現在では剃刀や包丁などの家庭用刃物を主に生産し、国内だけでなく海外の人々からも支持を得ています。

 

世界進出をしていても刃だけは国内生産にこだわる「貝印株式会社」、刀匠の意思を受け継ぎ刃物を作り続ける「株式会社エドランド工業」など、世界に誇れるメーカーが関市に集まり、中濃地域の産業を盛り上げています。

 

 

岐阜県の中濃地域の見どころは?おすすめスポットをご紹介

中濃地域のおすすめスポットもご紹介いたします。

 

ひるがの高原 牧歌の里

白山連峰の雄大な自然を背景に、チューリップやラベンダーなど四季折々の花と緑が楽しめる、癒しの空間が広がる「ひるがの高原・牧歌の里」。

 

標高1,000mにあるロケーションは夏の避暑に最適で、冬には冬季限定の温泉で身も心もほぐせます。

 

園内にはアルパカや羊などの動物たちとふれあえるミニ牧場、ハーバリウムやパン作りなど豊富なメニューの手作り体験、小さなお子さんが喜ぶキッズパークなどがあり、一日中楽しめる場所です。

 

丁寧に手入れをされた庭園では、約4.5haを誇る花畑が広がり、カメラのシャッターを押す手が止まらないかもしれません。

 

手作り体験の予約は受け付けておりませんので、当日体験会場にてお申し込みくださいね。

 

<ひるがの高原 牧歌の里>

住所:岐阜県郡上市高鷲町鷲見2756-2

アクセス:車で東海北陸自動車道「ひるがの高原スマートIC(ETC専用)」より4分、または「高鷲IC」より国道156号線経由17分

 

郡上八幡の古い町並み

郡上八幡城の城下町として栄え、平成24年(2012年)に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された「郡上八幡の古い町並み」は、江戸時代初期に整備された城下町の風情が残っている場所です。

 

この町にはいたる所に水路があり、現在でも野菜を冷やしたり洗濯物をすすいだりする風景を見られます。

 

ノスタルジックな風景の中に人々の生活があり、今もなお古き良き時代の息遣いが感じられる面白さを、ふらり歩きながら感じてみてはいかがでしょうか。

 

<郡上八幡の古い町並み>

住所:岐阜県郡上市八幡町鍛冶屋町

アクセス:車で東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から約5分/長良川鉄道「郡上八幡駅」から徒歩約20分

 

國田家の芝桜

あたり一面が白・ピンク・薄紫色の世界に染まる國田家の芝桜。

國田家の芝桜は、昭和6年頃から故・國田かなゑさんが一人でコツコツと作り上げた壮大な花畑です。

 

毎年芝桜が咲き誇る4月下旬から5月上旬には、この花畑を見ようと多くの人が訪れ、観光名所となっています。

 

平成4年には「農林水産大臣賞」を、平成8年には「内閣総理大臣賞」を受賞しています。

 

たった一人のおばあちゃんが作り上げた、ほかでは類を見ない花畑。

芝桜の甘い香りに包まれに、ぜひ一度訪れてみてください。

 

<国田家の芝桜>

住所:岐阜県郡上市明宝奥住2833

アクセス:車で東海北陸自動車道「郡上八幡IC」より約25分

 

うだつの上がる町並み

江戸時代から続くうだつの上がる家が並ぶ町並みは、国の伝統的建造物群保存地区に選定されています。

 

江戸時代から明治時代にかけて造られた商家が見られる町並みですが、注目すべきは「うだつ」です。

 

屋根の両端に作られた防火壁を「うだつ」と呼び、当時の豪商がその富を競い合うかのようにそれぞれ立派な「うだつ」を設けました。

 

裕福な家しか「うだつ」を造れなかったため、庶民の願望から「うだつを上げる・うだつが上がらない」の言葉が誕生しました。

 

また、「美濃和紙あかりアート展」の展示場にもなっているうだつの上がる町並み。

 

美濃和紙あかりアート展の開催時期には、ノスタルジックな風景に優しい明かりが灯ります。

 

町並みにある、築150年以上の古民家をリノベーションしたカフェ「HAPPA STAND(ハッパスタンド)」も休憩におすすめです。

 

<うだつの上がる町並み>

住所:岐阜県美濃市加治屋町1959-1

アクセス:車で東海北陸自動車道「美濃IC」から約5分/長良川鉄道「美濃市駅」から徒歩約10分。岐阜バス岐阜美濃線「うだつの町並み通り」下車後、徒歩約1分

 

ぎふワールド・ローズガーデン

2021年10月9日、長年親しまれてきた「花フェスタ記念公園」から「ぎふワールド・ローズガーデン」に改称した、県営の都市公園です。

 

約80.7ha(バンテリドームナゴヤおよそ17個分)の広大な敷地は世界最大級のバラ園で、原種・オールドローズから国内外の最新品種まで約6,000品種、20,000株もの多彩なバラが見られます。

 

園内はバラだけではなく、春は桜やネモフィラ、夏にはキキョウやひまわり、秋はコスモスや紅葉、冬はパンジービオラなど1年中多彩な花々であふれ、美しい光景を写真に収めることができます。

 

大型複合遊具・ふわふわドームなど子どもの心を離さない遊び場や、バラを眺めながらゆったりと過ごせるカフェ、バラの美容グッズなどを取り扱うショップもあり、花々の観賞以外で楽しめるのも魅力。

 

一面バラで覆われる圧巻の景色を、ぜひ味わってみてください。

 

<ぎふワールド・ローズガーデン>

住所:岐阜県可児市瀬田1584-1

アクセス:車で東海環状自動車道「可児御嵩IC」から約5分、または中央自動車道「多治見IC」から約20分/「可児駅」・名鉄「新可児駅」からバス(可児市コミュニティバス・東鉄バス)で約10分

 

ぎふ清流里山公園

日本の里山を再現しながらも、ジップラインやゴーカートなどでも遊べる体験型テーマパークです。

 

園内では季節に応じた花々が植えられているだけでなく、オルゴール作りや陶芸教室、ヤギやモルモットなどの動物ふれあい体験、アスレチックや遊具広場などがあり、一日中楽しめます。

 

昔懐かしの駄菓子屋さんや、地元の新鮮な野菜が手に入る青空市場、「さるぼぼ」や「五平餅」など岐阜県に関するお土産を幅広く取りそろえているショップもあります。

 

さるぼぼについては「飛騨の「さるぼぼ」の由来や歴史、顔がない理由とは?」で、詳しくご紹介していますので、ぜひご覧ください。

 

無料の足湯でゆっくり足をほぐせますので、広い園内を思いっきり歩き回れそうですね。

 

<ぎふ清流里山公園>

住所:岐阜県美濃加茂市山之上町2292番地1

アクセス:車で東海環状自動車道「美濃加茂IC」を降りてすぐ/JR高山本線「美濃太田駅」よりタクシーで約10分、または美濃加茂市コミュニティバスあい愛バス3公園連絡線「ぎふ清流里山公園」下車

 

岐阜県中濃地域周辺には、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあります。

下記のコラムも参考にして、ぜひお出かけくださいね。

 

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中濃とは岐阜県の中央部!豊かな自然と伝統のある地域

中濃地域は、岐阜県の中南部地域の総称で、5市7町1村から成り立っています。

 

長良川・木曽川・飛騨川の三川と山々に囲まれた自然豊かな土地であると同時に、名古屋まで約1時間とアクセスが良く、田舎と都会を満喫できる地域です。

 

伝統技術を活かした産業が盛んで、美濃和紙や刃物などは日本国内だけでなく、海外でも高い評価を得ています。

 

国の伝統的建造物群保存地区に指定された「郡上八幡の古い町並み」・「うだつの上がる町並み」や、豊かな自然を満喫できるスポットが多くある岐阜県の中濃地域。

 

ぜひ一度、足を運んでみてください!

 

岐阜県中濃地域にある恵那川上屋 咲久舎 可児御嵩インター店では、岐阜県名産の栗を使ったお菓子や、素材にこだわった季節の創作菓子を販売しております。

 

お近くにお越しの際には、お立ち寄りくださいね。

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