2023.08.30

岐阜県の分け方は?地域ごとの特徴や魅力もチェック

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こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。

 

岐阜県は、日本の中部地方に属する内陸県。

特産物が多く景色も美しいことから、毎年多くの観光客が訪れます。

 

そんな岐阜県は、西濃、岐阜、中濃、東濃、飛騨の5つの地域に分類されます。

 

気候が異なるこれらの地域には、それぞれの魅力があります。

 

今回は岐阜県の5つの地域について、地域の分け方や地域ごとの魅力をご紹介します。

白川郷

 

分け方の前にまずは岐阜県について知ろう!

まずは、岐阜県の基本情報からご紹介します。

  • 面積:約10,621平方km
  • 人口:1,933,01969,183人(岐阜県人口動態統計調査結果・令和5年4月1日現在)
  • 県庁所在地:岐阜市

 

岐阜県は、日本列島の中心付近に位置する県で、全国第7位の広さを誇ります。

 

県の中心部にある関市に日本全体の人口の重心があるとされていることからも、岐阜県が日本の中心に限りなく近いことがわかります。

 

また、内陸県であることも岐阜県の特徴のひとつ。

 

富山県・石川県・福井県・長野県・愛知県・三重県・滋賀県という7つの県に周りを囲まれ、周囲に海はありません。

 

しかしながら、岐阜県は山や川などの自然が多く名産品も豊富です。

御嶽山や乗鞍岳、奥穂高岳、槍ヶ岳などの山には、全国からたくさんの登山者が訪れます。

 

岐阜県の名前の由来

岐阜県は、戦国武将である織田信長ゆかりの地です。

 

「岐阜」という県名も、もともとは禅僧である沢彦宗恩(たくげんそうおん)が挙げた「岐山・岐陽・岐阜」の中から、信長が選んだものだといわれています。

 

その後、信長は稲葉山城の戦いにて攻め取った稲葉山城の城下付近を「岐阜」という地名に変更しました。

 

由来には諸説あるものの、一般的にはこの織田信長による選択が岐阜県の名前の始まりだと考えられています。

 

岐阜県の魅力

自然が豊かであることはお伝えしましたが、岐阜県は特に水がきれいなことで有名です。

 

木曽川・長良川・揖斐川から成る木曽三川があることから、全国有数の清流の地としても知られています。

 

長良川は日本三大清流の一つであり、長良川中流域、養老の滝・菊水泉、宗祇水は名水百選にも選ばれています。

 

また、自然を生かした食材に恵まれていることも岐阜県の特徴。

飛騨牛や米、野菜など農畜産物の名産品が豊富にあります。

 

周囲に海がなく沿岸部の大都市から離れていたため、西洋の文化の影響を受けすぎず、白川郷や古き良き町並みなど日本古来の面影を残したままであること、そして多くの伝統工芸品や伝統文化が引き継がれていることも魅力です。

 

おすすめの観光地や名産品、郷土料理については後ほどご紹介しますね!

 

 

岐阜県の分け方は?地域ごとの特徴もチェック

マップ

岐阜県は、西濃・岐阜・中濃・東濃・飛騨という5つの地域に分けられます。

 

岐阜県は地域による高低差が大きい場所です。

そのため、上記地域は同じ県内でありながら気候も異なります。

 

ここでは、岐阜県の5つの地域について、それぞれの位置と特徴をご紹介しましょう。

 

西濃地域

西濃地域は、岐阜県のもっとも西側に位置する地域です。

西側一帯を滋賀県との県境に面するこの地域は、次の11の市町村から成ります。

  • 揖斐川町
  • 関ケ原町
  • 垂井町
  • 池田町
  • 神戸町
  • 大野町
  • 大垣市
  • 養老市
  • 輪之内町
  • 安八町
  • 海津町

 

西濃地域は、IT産業が盛んなことで知られるエリアです。

特に大垣市には、中部地方のIT産業の拠点となるソフトピアジャパンが設置され、多くのIT関連企業が集まっています。

 

また、標高が低く温暖な南西部では、稲作も盛んです。

 

さらに、地域内の関ケ原町は、天下分け目の戦いと呼ばれる「関ヶ原の戦い」が起こった場所として知られています。

 

その跡地は現在では観光地となり、さまざまなイベントも開かれています。

関ヶ原の戦いが起きた場所はどこ?その歴史を感じられるスポットも紹介」のコラムでも関ケ原の見どころを紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。

 

西濃地域については「岐阜県の西濃とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介!」で詳しくご紹介しています。

 

岐阜地域

西濃地域の東側・中濃地域の西側にあたるのが、岐阜地域。

2つの地域に挟まれる形のこの地域は、次の9つの市町村から成っています。

  • 本巣市
  • 山県市
  • 岐阜市
  • 瑞穂市
  • 北方町
  • 羽島市
  • 笠松町
  • 岐南町
  • 各務原市

 

県庁所在地の岐阜市がある岐阜地域は、交通や買い物の便に優れた地域です。

主要駅である岐阜駅もあり、その周りは再開発によって発展しています。

 

また、この地域は特に航空機産業、アパレル産業が盛んです。

多くの航空機部品の加工会社やアパレル関連企業があり、この地域の産業を支えています。

 

岐阜地域は、織田信長ゆかりの金華山(稲葉山)があることでも知られています。

山の頂上にある岐阜城は、この地域のシンボル的存在。

登山客や観光客に人気のスポットです。

 

中濃地域

岐阜地域の東側、岐阜県の中心付近に位置するのが、中濃地域です。

この地域は、次の13の市町村から成ります。

  • 関市
  • 郡上市
  • 美濃市
  • 富加町
  • 坂祝町
  • 美濃加茂市
  • 七宗町
  • 川辺町
  • 御嵩町
  • 可児市
  • 八百津町
  • 白川町
  • 東白川村

 

中濃地域は、木曽川・長良川・揖斐川という木曽三川があるエリア。

美しい水資源の豊富な地域としても知られています。

 

また、この地域は水が豊かなこともあり、和紙や刃物といったものづくりが盛んです。

 

特に、特産品である手漉き和紙「本美濃紙」の質は高く、これはユネスコ無形文化遺産にも登録されています。

 

東濃地域

岐阜県の東側に位置する東濃地域は、次の5つの市から成ります。

  • 多治見市
  • 土岐市
  • 瑞浪市
  • 恵那市
  • 中津川市

 

この地域で有名なのが、伝統的な焼き物である「美濃焼」です。

 

特に多治見市・土岐市・瑞浪市の3つの市では焼き物が盛んで、窯はもちろんミュージアムや歴史館まで、多くの焼き物関連の店舗や施設が存在します。

 

恵那川上屋 栗里宿 恵那峡本店がある恵那市は、恵那山や県立自然公園指定の恵那峡がある自然豊かな地域であるほか、岩村城下町や日本大正村などのレトロな雰囲気も楽しめるおすすめのエリアです。

ぜひ、訪れてみてくださいね。

東濃地域については「岐阜県の東濃とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介!」でも詳しく解説しています。

 

飛騨地域

飛騨地域は、岐阜県の北側に位置する地域で、次の4つの市町村から成ります。

  • 白川村
  • 飛騨市
  • 高山市
  • 下呂市

 

この地域は、観光地としてよく知られるエリアです。

 

世界遺産に登録されている白川村の白川郷や、下呂市の下呂温泉をご存知の方は多いでしょう。

 

飛騨地域では、北アルプスを間近に望むことができます。

御嶽山や乗鞍岳、奥穂高岳などといった標高3,000m級の山々が連なる姿は圧巻で、多くの登山者も訪れます。

 

また、寒冷な気候を有する中濃・東濃・飛騨地域では、夏野菜の生産も盛んです。

飛騨牛に代表されるように、山間部では牛の飼育も行われています。

 

飛騨地域にある高山市については「飛騨高山とは?その由来や歴史、楽しみ方をご紹介」で詳しくご紹介しています。

 

 

岐阜県の見どころについても最後にご紹介

ロープウェイ

岐阜県は、豊かな自然と歴史文化、またものづくりが魅力の県です。

ここでは、岐阜県の代表的な観光地や名産品をご紹介します。

 

岐阜県の観光地

岐阜県の代表的な観光地としてご紹介したいのが、次の3つのスポットです。

 

白川郷

飛騨地域の白川村にある、ユネスコ世界遺産に登録されている合掌造り集落。

 

合掌造りの家々とその周りに広がる自然、そこに住む人々の生活は日本の原風景そのもので美しく、国内外から多くの観光客が訪れます。

 

岐阜県の白川郷を観光しよう!その魅力や人気スポットをご紹介」もぜひ参考にしてくださいね。

 

新穂高ロープウェイ

新穂高ロープーウェイでは、北アルプスの雄大な自然の中を、2階建てのロープウェイで標高2,200mの高さまで移動することが可能です。

 

頂上から、360°北アルプスを見渡すことができます。

 

どちらの場所でも、そこでしか見られない絶景を目にすることができます。

岐阜県への観光時には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

 

下呂温泉

1000年以上の歴史を持ち、国内でも有数の温泉地で日本三名泉に選ばれている下呂温泉。

泉質はアルカリ性単純泉で無色透明、ほのかな香りがするのが特徴で「お肌が絹のようにツルツルになる」と人気です。

 

毎年、下呂温泉まつりもあり、5頭の龍が光と炎の中を乱舞したり、​​下呂おどりがあったりと、岐阜県の魅力を楽しめます。

 

岐阜県の名産品

岐阜県の名産品といえば、次の2つでしょう。

 

本美濃紙

美濃地域で生産される手漉きの和紙のこと。

白さや美しさ、柔らかさ、強さが特徴です。

その生産方法は国指定の重要無形文化財に加え、世界無形文化遺産にも登録されています。

 

さるぼぼ

飛騨のさるぼぼは、古くからお守りとして作られてきた名産品。

現在はお土産として、さまざまなバリエーションのものが販売されています。

さるぼぼは「猿の赤ん坊」という意味で、縁結びや安産、夫婦円満に良いとされています。

 

これらの名産品はお土産として購入することも可能です。

店舗や道の駅などもチェックしてみてくださいね。

 

飛騨の「さるぼぼ」の由来や歴史、顔がない理由とは?」でも、さるぼぼについてご紹介しています。

 

岐阜県の郷土料理

岐阜県には郷土料理が多数存在します。

なかでも有名なのが、次の4つの料理です。

 

五平餅

「五平餅(ごへいもち)」は香ばしく焼かれたお餅と甘辛いタレのコンビネーションが美味しい郷土料理。

基本の味は醤油や味噌がベースになっていて、わらじ型やだんご型など形はさまざまです。

五平餅とは?歴史や名前の由来も知ろう」でもご紹介しています。

 

朴葉味噌

味噌にネギやしょうがなどの薬味やきのこ類・山菜などを混ぜ、朴の木の葉「朴葉(ほおば)」に乗せて焼いた郷土料理です。

朴葉味噌とは?その特徴や味わい、美味しい組み合わせをチェック」でもご紹介しています。

 

鶏ちゃん

鶏肉と野菜を炒め、それに味噌を使った特製のタレを絡めた郷土料理。

飲食店でも家庭でも作られ、鉄板やジンギスカン鍋などで焼きながら食べます。

 

栗きんとん

蒸した栗の実に砂糖を加えて炊いたものを練ってから布巾で絞り、栗を模した形に仕上げた和菓子です。

岐阜県の栗きんとんは、お正月に食べる栗きんとんとは異なります。

 

栗の味を存分に楽しめる素朴さが魅力で、岐阜県では東濃地域を中心に食されています。

 

岐阜県の郷土料理や名産品については、以下もぜひご一読ください。

 

岐阜県の郷土料理とは?種類や特徴をご紹介

岐阜県の伝統工芸品とは?工芸体験ができる施設も紹介

 

 

岐阜県の分け方は西濃・岐阜・中濃・東濃・飛騨の5地域!

岐阜県は、日本の中心付近に位置する内陸県。

自然豊かでありながら都心からのアクセスが良く、織田信長ゆかりの地としても知られています。

 

そんな岐阜県を構成するのが、西濃・岐阜・中濃・東濃・飛騨の5つの地域です。

西濃地域はIT産業や稲作、岐阜地域はアパレル産業や航空機産業、中濃地域は伝統的なものづくり、東濃地域は焼き物、飛騨地域は観光と、地域ごとに盛んな産業は異なり、それぞれの地域がそれぞれの魅力を有しています。

 

また、岐阜県には観光地や名産品も多数。

歴史と産業、自然のバランスが取れた岐阜県は、住むにも観光するにも魅力的な場所です。

 

岐阜県恵那市の恵那川上屋では、季節の創作菓子やこだわりの栗を使った上質なお菓子をご用意しております。

岐阜県の郷土菓子である栗きんとんのご用意もございます。

岐阜県に訪れる際には、ぜひお立ち寄りください。

 

また、各種スイーツはお取り寄せでお楽しみいただくことも可能です。

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