2025.07.10
岐阜県中津川市観光を満喫!歴史と自然の魅力スポット
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県の中津川市は、豊かな自然と歴史ある街並みが調和する、魅力あふれる観光地です。
中山道の宿場町として栄えた歴史を持つこのまちには、見どころがたくさんあります。
絶景が楽しめる山城や、江戸時代の面影を残す宿場町、美しい渓谷など、多彩な魅力が詰まった中津川市の観光スポットをご紹介します。
岐阜県の中津川市はこんな場所!
栗の名産地であり、交通の要衝としても発展してきた中津川市は、歴史と自然が調和した美しいエリアです。
まずはこの地域の魅力を知るために、中津川市の特徴をご紹介しましょう。
栗きんとんが有名な自然豊かなエリア
中津川市は、岐阜県の東南端に位置し、総面積676.45平方kmと県内でも6番目の広さを誇り、恵那山を望むその地形は、東は木曽山脈、南は三河高原と、雄大な自然に囲まれています。
市内には清流が流れ、四季折々の風景が楽しめる山里の風情が残されており、登山やハイキング、渓谷散策といったアウトドアを楽しめるのも魅力です。
また、この地域は県内でも有数の栗の産地として知られており、古くから良質な栗が収穫されてきました。
地元の人々が栗を日常的に味わう中で、独自の工夫を凝らして生まれたのが「栗きんとん」です。
中津川市は栗きんとんが有名な地として広く知られており、岐阜県の名産品として親しまれています。
栗きんとんは、素朴で上品な味わいが魅力。
おせち料理で使われる栗きんとんとは異なり、蒸した栗を丁寧に裏ごしして仕上げる、栗本体の美味しさを楽しめる逸品です。
中山道の宿場町として栄えた歴史あるエリア
江戸時代には、中山道の宿場町として大いににぎわった中津川市。中山道は江戸と京都を結ぶ五街道の一つで、中津川市には馬籠宿、落合宿、中津川宿の3つの宿場が存在し、多くの旅人や大名が行き交う交通の要衝でした。
今も当時の面影を残す街並みや建物が残り、江戸情緒を肌で感じながら、ノスタルジックな散策を満喫できます。
この宿場町については、後ほど詳しくご紹介しますね!
リニア中央新幹線の駅設置で注目される交通の要衝
現在、中津川市ではリニア中央新幹線の岐阜県駅と中部総合車両基地の整備が進められています。
このプロジェクトにより、中津川市は再び交通の要衝として注目を集めており「住み続けたい、住んでみたいと思うまち」を目指した新たなまちづくりが進められています。
岐阜県の中津川市周辺を観光!おすすめスポットをご紹介
中津川市には、歴史情緒あふれる宿場町から絶景が楽しめる自然スポットまで、多彩な観光地があります。
それぞれ異なる魅力を持つ、8つのおすすめスポットを、見どころとともにご紹介しましょう。
県立自然公園 付知峡
「森林浴の森日本100選」に選ばれた付知峡は、エメラルドグリーンに輝く付知川の美しさで知られる渓谷です。
「青川」とも呼ばれるほど透明度の高い川の流れは、見る人の心を癒してくれます。
不動公園には、約40分で一周できる遊歩道が整備されており、不動滝や観音滝などの美しい滝を間近に見ることができます。
春にはツツジや山吹、夏は新緑、秋は紅葉と、四季折々の自然美を楽しめるスポットです。
<付知峡>
- 住所:岐阜県中津川市付知町
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約50分/JR「中津川駅」から北恵那交通バス付知峡線で「付知峡口」下車、徒歩約1時間
富士見台高原
標高1,739mの富士見台高原は、山の中腹まで車でアクセスできる手軽さから、家族連れや女性グループにも人気のスポットです。
山頂からは恵那山、北アルプス、南アルプス、中央アルプスを一望でき、壮大な360度の大パノラマを楽しめます。
7月には美しいササユリ、10月中旬から11月上旬には燃え上がるような紅葉を楽しめます。
夜は満天の星が降り注ぎ、自然の美しさを全身で感じられるスポットです。
<富士見台高原>
- 住所:岐阜県中津川市神坂
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約1時間
恵那峡ワンダーランド
小さなお子さまから楽しめる総合レジャーランドで、20種類以上のアトラクションがあります。
大観覧車からは恵那峡大橋や恵那峡の両岸にある奇岩など、大自然を一望できます。
珍しい二層式のメリーゴーランドや迫力あるジェットコースター、夏季限定のカリビアンプールなどがあり、家族そろって楽しめる施設です。
レトロで懐かしい雰囲気の遊園地で、どこか「ゆるい」デザインのアトラクションが魅力でしょう。
<恵那峡ワンダーランド>
- 住所:岐阜県中津川市蛭川5735-209
- アクセス:車で中央自動車道「恵那IC」から約8分/JR中央線「恵那駅」からタクシーで約15分
苗木城跡
「続・日本100名城」に選ばれた苗木城跡は、木曽川の右岸にそびえる城山に築かれた山城です。
全国でも珍しく、自然の巨岩をそのまま活用した石垣が特徴的で、「日本のマチュピチュ」とも呼ばれるほどの景観を誇ります。
天守跡に設けられた展望台からは、恵那山、木曽川、市街地を一望でき、360度見渡せる絶景が広がります。
桜の季節には城山全体が美しく彩られ、秋には紅葉とのコントラストが見事です。
<苗木城跡>
- 住所:岐阜県中津川市苗木
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約10分/JR「中津川駅」から北恵那交通バス付知峡線「付知峡倉屋温泉」行きまたは「加子母総合事務所」行きに乗り、「苗木」で下車後、徒歩約30分
中山道 馬籠宿
江戸から43番目の宿場町である馬籠宿は、石畳の坂道に沿って茶屋や土産物屋が軒を連ねる風情ある観光地です。
文豪・島崎藤村の出生地としても知られ、藤村記念館では彼の生涯と作品をたどれます。
坂道の両側には、せんべいやおやき、五平餅などの食べ歩きグルメを楽しめるお店が並んでいます。
宿場町を抜けた先の馬籠見晴台からは、恵那山をはじめとする大自然の絶景を見渡せますよ。
<馬籠宿>
- 住所:岐阜県中津川市馬籠
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約20分/JR「中津川駅」から北恵那交通バス馬籠線で「馬籠」下車
中山道 落合宿
落合宿には、美濃17宿に唯一残る本陣建築があり、国の史跡に指定されています。
3月から11月まで毎週日曜日と祝日に一般公開されており、中に入れば江戸時代の宿場の雰囲気をより深く感じられるでしょう。
宿場町の近くには「落合の石畳」があり、江戸時代の面影を残す貴重な遺産として多くのハイカーに愛されています。
計70.8mにわたって続く石畳は、中山道の風情をしのべる人気のウォーキングスポットです。
<落合宿>
- 住所:岐阜県中津川市落合
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約11分/JR「落合駅」から徒歩約25分
中山道 中津川宿
江戸から45番目の宿場町である中津川宿は、東濃地方随一の商業の町として栄えました。
当時の面影を残すうだつの上がった建物が並び、活気あふれる往時の様子を感じられます。
中山道歴史資料館では、宿場町の歴史や文化について詳しく学べます。
また、1月を除く毎月第1日曜日には「六斎市」が開催され、地元の食や産品、人とのふれあいを楽しめますよ。
<中津川宿>
- 住所:岐阜県中津川市
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約10分/JR「中津川駅」から徒歩約10分
岐阜県の歴史を巡る観光スポットについては「岐阜県の歴史を巡る観光スポットをご紹介」で詳しく解説しています。あわせて参考にしてくださいね。
岐阜県中津川市周辺のおすすめグルメは?
中津川市には魅力的なグルメがたくさんあります。
地元の食材を生かした郷土料理から、話題のご当地B級グルメまで、中津川市ならではの味覚をご紹介しましょう。
地域ごとに味が違う五平餅
五平餅は、岐阜県各地で古くから親しまれている郷土料理です。
うるち米やもち米をつぶしてまとめ、甘辛いタレを塗って香ばしく焼き上げた素朴な一品で、外はカリッと香ばしく、中はモチモチとした食感が魅力です。
中津川でもこの五平餅は身近な存在で、飲食店や土産物店、地元の催しなど、さまざまな場面で味わうことができます。
岐阜県内では、地域や家庭によって形に違いがあり、つぶした米を平たく広げた「わらじ型」や、俵のような「楕円型」などがありますが、中津川市ではいくつかの小さな団子を串に刺した「団子型」が主流です。
お店ごとにタレの味や形、米のつぶし具合にも個性があるので、食べ比べてみるのも楽しいでしょう。
ご当地B級グルメ「しょうゆかつ丼」
2000年に誕生した中津川のご当地B級グルメが「しょうゆかつ丼」です。
サクサクのとんかつに、そばつゆをベースにした特製しょうゆダレをかけた一品で、どこかなつかしい味わいが特徴です。
実は、中津川は広大なそば畑が広がる「そば処」でもあり、慣れ親しんでいるそばつゆの味をとんかつに合うようアレンジして生まれました。
お店によってトッピングや味付けに個性があるので、お気に入りを見つけてみてくださいね!
栗の名産地で味わう栗の名菓
栗きんとんは、シンプルだからこそ銘店ごとのこだわりが際立つ逸品です。
江戸後期頃から茶の湯が盛んになり、「おいしいお茶に合うおいしいお菓子を」と、菓子職人たちが腕を競い合った結果、優れた栗菓子が生み出されました。
中津川市では栗きんとんをはじめ、栗きんつば、栗羊羹など、栗の味を生かしたさまざまな栗菓子をお楽しみいただけます。
なお、岐阜県の特産品・名産品については「岐阜県の特産品・名産品をご紹介!お土産におすすめなのは?」で詳しく解説しています。
中津川市観光の際は、少し足をのばして「恵那川上屋 栗里宿 恵那峡店」にもぜひ、お立ち寄りください。
四季折々の渓谷美が楽しめる恵那峡に近く、観光スポットとしても人気の立地にあります。
四季の栗きんとんをはじめとする定番菓子から、歳時記を彩る生菓子、旬のフルーツを取り入れたケーキなど、幅広い商品を取りそろえています。
栗きんとんのたねも、人気がありますよ♪
併設の栗里宿カフェでは、人気の栗菓子や旬の味覚を使った限定メニューをお楽しみいただけますよ。
<恵那川上屋 栗里宿 恵那峡店>
- 住所: 岐阜県恵那市大井町2632-105
- アクセス: 車で中央自動車道「恵那IC」から約10分
岐阜県中津川市を観光!歴史と自然を満喫しよう
中津川市は、自然豊かなエリアで、中山道の宿場町として栄えた歴史ある街並みが魅力です。
付知峡の美しい渓谷美や苗木城跡からの絶景、馬籠宿・落合宿の情緒ある街並みなど、多彩な観光スポットで四季折々の魅力を楽しめます。
五平餅やしょうゆかつ丼などの郷土グルメ、そして名物の栗きんとんなど、この地ならではの味覚も観光の大きな楽しみの一つでしょう。
歴史と自然が調和した中津川市で、心身ともにリフレッシュできる素敵な旅をお楽しみください。
岐阜県にある恵那川上屋では季節の創作菓子を多数ご用意しています。
観光の合間にぜひ、お楽しみください。