2023.08.28
岐阜県の西濃とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介!
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県の西濃地域、ここはかつて日本の歴史を大きく変えた、関ヶ原の戦いが繰り広げられた地であることをご存じでしょうか?
また岐阜県は内陸であるにもかかわらず、西濃地域には「水都(すいと)」と呼ばれる、水の豊富な市があります。
今回はこのような魅力あふれる岐阜県西濃地域について、おすすめ観光スポットとともにご紹介いたします。
西濃地域にお出かけの際には、ぜひご参考にしてくださいね!
岐阜県の西濃とは?
岐阜県の西濃とは美濃国(岐阜県南部を占めた旧国名)の西部のことで、岐阜県の最西部に位置しています。
北側を福井県・西側は滋賀県と接し、南西部には濃尾平野が広がり、愛知県と三重県に接しています。
面積は1,432.97k㎡で、人口は347,836人(2023年6月1日、推計人口)。
西濃を構成する市町は、下記の11市町です。
- 大垣市
- 海津市
- 養老町
- 垂井町
- 関ケ原町
- 神戸町
- 輪之内町
- 安八町
- 揖斐川町
- 大野町
- 池田町
地域内の関ケ原町は、天下分け目の戦いと呼ばれる「関ヶ原の戦い」が起こった場所でもあります。
「関ヶ原の戦いが起きた場所はどこ?その歴史を感じられるスポットも紹介」のコラムでも関ケ原の見どころを紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。
また、大垣市は地下水が豊富で市内各所に自噴井があり、「水の都・水都」と呼ばれるほど。
現在も大垣市の各家庭の水道水には、地下水が利用されています。
この名水を利用して明治時代初めに生まれたのが、銘菓「水まんじゅう」です。
店頭で水にさらして売られる水まんじゅうは、大垣市の夏の風物詩となっています。
西濃地域の産業
西濃地域はIT産業が盛んですが、その要因として岐阜県が進めている地域情報化推進政策「ソフトピアジャパンプロジェクト」があります。
大垣市に公益財団法人のソフトピアジャパンが設置されており、IT関連企業の優れた情報基盤を生かし、地域産業の高度化を担う人材の育成・供給をしています。
高度なIT関連産業が盛んな一方、自然豊かな面でも盛んな産業もあり、その一つが「美濃いび茶」です。
揖斐川町春日上流地区では、南米ペルーのマチュピチュのような高山(標高約300m)でお茶を栽培している場所があり、「天空の茶畑」「岐阜のマチュピチュ」と称されています。
詳しくは「岐阜のマチュピチュ「天空の茶畑」とは?その魅力や楽しみ方をご紹介」のコラムをご覧くださいね。
岐阜県の西濃地域の見どころは?おすすめスポットをご紹介
岐阜県の西濃地域にある、特におすすめのスポットをご紹介いたします。
歴史的スポットから、雄大な自然を感じられるスポットまでたくさんありますので、ぜひ一度訪れてみてくださいね。
関ケ原古戦場記念館
関ケ原古戦場記念館は、床面スクリーンのグラウンド・ビジョンで俯瞰的に世紀の戦いを眺め、風・振動・音・光の演出のある巨大スクリーンで、戦いの中に入り込んだような気分になれる体験型施設です。
展示室・体験コーナーもあり、子どもから大人まで楽しめるようになっています。
360度ガラス張りの展望室からは、合戦の痕跡を一望でき、まるで巨大なジオラマを見ているかのようです。
関ヶ原古戦場記念館で予備知識を頭に入れてから関ヶ原古戦場を巡ると、さらに理解が深まるでしょう。
<関ケ原古戦場記念館>
住所:岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55
アクセス:車で「関ケ原IC」から5分/JR東海道本線「関ケ原」駅下車徒歩10分
大垣城
慶長5年(1600年)関ヶ原の戦いで、直前まで西軍・石田三成の本拠地となった大垣城。
本線部隊が関ケ原に移動した後も、激しい攻防が繰り広げられました。
昭和20年(1945年)7月に戦災で焼失しましたが、昭和34年(1959年)に再建され、城下町・大垣のシンボルとなっています。
内部には、関ヶ原の戦いの資料や甲冑・火縄銃などが展示されています。
<大垣城>
住所:岐阜県大垣市郭町2-52
アクセス:車で「大垣IC」から15分/JR「大垣」駅南口から徒歩7分
池田山
標高923.9m、夜景百選にも選ばれた池田山は、県内で最も有名な夜景デートスポットです。
山頂から眼下に広がる濃尾平野の夜景は、視界を遮るものがなく、息をのむ美しさ。
夏には絶景の夜景・花火・星空を一度に見る贅沢を味わえるチャンスがあります。
池田山の楽しみ方は、夜景を見るだけではありません。
初心者でも登りやすい登山コースがあり、桜や新緑・紅葉など季節によって木々の変化を楽しみながら、自然を満喫できます。
夜景・登山を楽しんだ後には、麓にある池田温泉でゆっくり体を休めるのもおすすめです。
<池田山>
住所:岐阜県揖斐郡池田町
アクセス:車で「大垣IC」から池田山のふもとまで約15分/池野駅から徒歩150分
養老公園・養老の滝
日本の滝百選に選ばれている養老の滝は、高さ30m・幅約4mの名瀑で、昔から文人・墨客に親しまれ、葛飾北斎も浮世絵に描くほどの壮麗さです。
勢いよく流れ落ちる清冽な水流は、まさに圧巻で一見の価値があります。
見どころは養老の滝だけではありません。
春は桜が咲き乱れ、桜の花吹雪が舞い、秋には紅葉があたり一面を染め上げます。
滝の水が酒に変わったという「養老孝子物語」が語り継がれる滝でもあります。
<養老公園・養老の滝>
住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2
アクセス:車で「大垣IC」から約20分、「関ケ原IC」から約25分、「養老IC」から約10分/養老鉄道「養老」駅下車徒歩10分
木曽三川公園センター
日本最大の広さを誇る国営木曽三川公園の中核施設である、木曽三川公園センター。
春はチューリップ・夏はひまわり・秋はコスモス・冬はイルミネーションと、四季折々、カラフルに彩られる姿は、訪れる人の目を楽しませてくれます。
子どもたちに大人気の大型遊具や、体験イベントを含む各季節のイベントなどがあり、老若男女幅広い層に人気のある場所です。
園内はきれいに整備され、ゆったりと散歩するだけでも癒される岐阜県おすすめスポットです。
<木曽三川公園センター>
住所:岐阜県海津市海津町油島255-3
アクセス:車で「大垣IC」より約40分、「弥富IC」より約15分、「桑名東IC」より約15分/海津市コミュニティバス(土日のみ運行)「木曽三川公園」下車
西濃エリアには、おすすめの道の駅もあります。
詳しくは「岐阜県の道の駅を巡ろう!人気・おすすめの駅や見どころをご紹介」をぜひご覧くださいね!
※各観光名所・観光施設の情報は変更の可能性もあるため、最新情報はホームページをご覧ください
西濃とは美濃の西側、豊富な自然と歴史的スポットのある地域
西濃地域とは、岐阜県の最西部に位置し、11の市町から成っています。
水都と呼ばれる大垣市や関ヶ原の戦いが起こった関ケ原町などがあり、大垣市にはIT産業の拠点となるソフトピアジャパンがあります。
美濃いび茶も生産され、揖斐川町春日上流では「天空の茶畑」「岐阜のマチュピチュ」と呼ばれるような高山でも栽培されています。
そのほか、関ケ原古戦場記念館など歴史的見どころがたくさんの西濃地域。
歴史だけでなく養老の滝を始め自然も豊富なため、岐阜県西濃地域にぜひ足を運んでみてくださいね。
岐阜県にある恵那川上屋では、名産品である栗を使ったお菓子や、季節の素材を使った創作菓子を豊富に取り揃えています。
岐阜県観光の際には、ぜひお立ち寄りください。