2023.09.18

岐阜県で登山をするなら?おすすめの山を魅力と共にチェック!

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こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。

 

夏から秋にかけては、全国的に登山のシーズンといわれています。

 

岐阜県の夏の山は平地よりも涼しく、秋には紅葉の美しさを楽しむこともできます。

 

今回は、登山シーズンに知っておきたい、岐阜県の山についてご紹介します。

 

岐阜県には初心者から上級者まで、それぞれのレベルで楽しめる山がたくさんありますので、ぜひ参考にしてくださいね。

登山

 

 

自然豊かな岐阜県には登山できる山が多い!

岐阜県は面積の約8割を森林が占めており、森林率は全国で2番目に広い県になっています。

 

「東濃桧」としてブランド化された木材など、豊かな森林資源を誇る地域でもあります。

 

また、北部の飛騨地域には富山や福井、長野との県境に、登山者に人気が高く、日本を代表する3,000m級の山がそびえています。

 

南部の美濃地域には木曽川、長良川、揖斐川の木曽三川に囲まれた濃尾平野が広がり、素晴らしい展望がのぞめる標高の低い山があり、登山入門者や初心者の方にも人気です。

 

岐阜県内には下呂温泉を始め、奥飛騨温泉郷や穂高温泉などの温泉地も抱えています。

 

下山後、温泉に行ける山も多くありますので、登山中には美しい絶景を、そして登山後には癒やしの温泉を、両方楽しめるようにルートを組むのもおすすめです。

 

 

岐阜県で登山におすすめの山をご紹介

林

岐阜県と富山県、長野県の県境には飛騨山脈、通称「北アルプス」が広がり、多くの登山者を魅了する、3,000mを超える高山が複数存在します。

 

北アルプスの山は急峻が多く、難度の高い山が多いのが特徴です。

 

一方、長野県阿智村から岐阜県中津川市にまたがる木曽山脈は、通称「中央アルプス」と呼ばれ、丸みを帯びた形状の山が多いため、比較的難度が低いといわれています。

 

それでは、岐阜県で登山をするのにおすすめの山を、北アルプス、中央アルプスの中からいくつかピックアップして、ご紹介していきましょう。

 

奥穂高岳|北アルプスの最高峰

奥穂高岳は北アルプス南部の岐阜県高山市と長野県松本市の境界に位置し、2つの県をまたぐ3,190mもの高峰。

 

南アルプスの間ノ岳と並んで日本第3位の標高を誇る山であり、北アルプスでは最も高い山です。

 

日本三大岩場の一つともなっていて、北穂高岳滝谷、横尾谷屏風岩、前穂高岳東壁など、登山者を魅了する場所が多いのも特徴です。

 

奥穂高岳への登山ルートは、中級者向きから上級者向きまでいくつかありますが、岐阜県からは新穂高温泉の登山口を起点にしたルートがあります。

 

途中に小屋などはなく、沢筋など迷いやすい部分もあるので、経験者と一緒に登るのが良いでしょう。

 

クサリ場が多く、難易度の高いコースが続くため上級者向きのルートですが、他のルートでは味わえない達成感と登り切った後の絶景が見どころです。

 

<奥穂高岳>

住所:岐阜県高山市

アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約70分/JR高山駅東口にある高山濃飛バスセンターから平湯・新穂高線のバスに乗り平湯温泉で乗り換え、新穂高ロープウェイで下車

 

槍ヶ岳|鋭い槍の穂先のような姿が人気

槍ヶ岳も岐阜県と長野県の県境にある日本百名山の一つで、日本で5番目に高い山です。

槍の穂先のような形状が特徴。

 

作家の新田次郎氏が「槍ヶ岳開山」で記したことでも有名で、江戸時代後期の浄土宗の僧、播隆上人が開山しました。

 

登山には数多くのルートが存在しますが、岐阜県からは奥穂高岳と同じく、新穂高温泉を起点としたルートがあります。

 

不安定な石が転がる道や、岩場をクサリやハシゴで登る道など難易度は高めですが、途中に広がるお花畑や上部まで登った時に見える槍の穂先など見どころも多いルートです。

 

<槍ヶ岳>

住所:岐阜県高山市

アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約70分/JR高山駅東口にある高山濃飛バスセンターから平湯・新穂高線のバスに乗り平湯温泉で乗り換え、新穂高ロープウェイで下車

 

乗鞍岳|初心者から上級者まで楽しめる

乗鞍岳は長野県松本市と岐阜県高山市にまたがる山で、日本百名山の一つでもあります。

標高2,702mの畳平までバスでのアクセスが可能なため、上級者でなくても日帰りで山頂まで到達できる山として人気。

 

岐阜県側からは乗鞍スカイライン、長野県側から乗鞍エコーラインを通って畳平までのシャトルバスが運行しています。

 

畳平バスターミナル周辺は高山植物が咲き誇るお花畑が広がり、1周約40分の散歩道を散策するのも見どころの一つです。

 

天候急変時への対応や高山への備えなどの準備は必要ですが、危険箇所も少なく難度も低いのも人気の理由でしょう。

 

<乗鞍岳>

住所:岐阜県高山市

アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約35分。国道158号線沿いにあるほおのき平駐車場にて乗鞍スカイライン・シャトルバスへ乗り換え/JR高山駅東口の平湯・新穂高線のバスに乗り「ほおのき平」で下車後、乗鞍スカイライン・シャトルバスへ乗り換え

 

※ただし、2023(令和5)年8月現在、乗鞍スカイラインは道路の一部崩落が確認されたため、全面通行止め。長野県側からの乗鞍エコーラインは通行可能になっています。

参考:公式サイト乗鞍岳 | 乗鞍スカイライン

 

笠ヶ岳|岐阜県にある山として最高峰

笠ヶ岳は岐阜県高山市にある山で、県をまたがない山としては岐阜県の最高峰の標高2,898mを誇ります。

 

どこから見ても笠のような形に見えることが特徴で、日本百名山の一つでもあります。

 

北アルプスの主要な縦走路から少し西にずれているため登山者の数が少なく、登山シーズン中でも静かな登山を楽しめるでしょう。

 

山頂に登るルートは2つありますが、どちらも急登が続く難度が高い山です。

 

新穂高温泉から笠新道を上って山頂を目指す途中の杓子平では、高山植物のお花畑が庭園のように広がっていて、見どころとなっています。

 

<笠ヶ岳>

住所:岐阜県高山市上宝町

アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約70分/JR高山駅東口の平湯・新穂高線のバスに乗り「平湯温泉」で乗り換え、新穂高ロープウェイで下車

 

恵那山|歴史ロマンを感じさせる山

恵那山や岐阜県中津川市と長野県阿智村にまたがる中央アルプスの南端にある、標高2,191mの山です。

 

「万葉集」や島崎藤村の「夜明け前」にも記されるなど、古くから親しまれた山で、天照大神の胎盤(胞衣=えな)が埋められたことが名前の由来といわれています。

 

山頂を目指すルートはいくつかあり、どれも勾配があるため体力を必要としますが、危険な場所は少ないので難易度としては低めです。

 

特に、2010年に開通した広河原ルートは整備状況が良く、山頂までの距離も短いため、初心者の方にもおすすめのルートになっています。

 

また、恵那山は「新・花の百名山」に記載されるほどの高山植物の宝庫です。

登山道の至るところで、湿地帯を好む高山植物が見られるのが見どころとなっています。

 

<恵那山>

住所:岐阜県中津川市/長野県阿智村

アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」を降りて約15分。恵那山黒井沢登山口の案内板に従って恵那神社脇の駐車場へ/JR中津川駅から北恵那バス「ウェストン公園」行に乗り「ウェストン公園前」で下車後、徒歩12分

 

 

岐阜県で散策やハイキングにおすすめの場所もチェック

岩村城本丸への道

岐阜県には日本百名山にも選ばれるような高山がある一方で、登山というほど身構えなくても、自然や歴史を身近に感じながら散策やハイキングが楽しめる場所も数多くあります。

 

ここからは、山歩きの経験がなくても楽しめるハイキングコースをご紹介します。

 

納古山|山頂のシンボル「のこりん」に癒やされる

納古山は岐阜県七宗町にあり、気軽に里山ハイキングが楽しめるコースとして人気がある低山です。

 

中級と初級の二つのルートで山頂を目指せますが、どちらも危険な場所は少ないため、登りを中級コースで、下りを初級コースでというのがおすすめルートになっています。

 

ワイルドな岩場を越えた先にある展望ポイントからは御嶽山を見渡すことができ、山頂からは360度の大パノラマを楽しめるのが見どころです。

 

標高632mの山頂にある標識には、この山のシンボルでもある「のこりん」が飾られています。

口コミでも人気の高い「のこりん」からは何ともいえない癒やしをもらえることでしょう。

 

難度の低い山として人気ですが、納古山は個人所有の山です。

登山の際には、注意点をしっかり把握して、必ず登山道を歩くようにしてくださいね。

 

<納古山>

住所:岐阜県加茂郡七宗町上麻生

アクセス:国道41号線道の駅「ロックガーデンひちそう」先の信号左折し、道なりの踏切を渡って左側すぐ/JR高山本線上麻生駅より徒歩15分

 

各務原権現山|子ども連れでも安心の低山ハイキング

各務原権現山は、各務原市と岐阜市の堺にある標高317mの山です。

 

岐阜県南部に位置する「各務原アルプス」と呼ばれる丘陵地帯の中にあり、全長10㎞に及ぶハイキングコースが整備されていることからも人気があります。

 

普段、登山をされない方や子ども連れでも安心して歩けるのが「伊吹の滝」から「各務原権現山」までの、往復4㎞のルートです。

 

階段などもありますが難度は低く、基本的によく整備されているので気持ち良く歩けるでしょう。

 

登山道の随所に設けられた展望スポットが見どころで、各務原だけでなく名古屋北部まで見渡せる大パノラマが楽しめます。

 

<各務原権現山>

住所:岐阜県各務原市蘇原北山町須衛町

アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から国道21号線を経由して約20分/JR蘇原駅からふれあいバス蘇原線に乗り、外山町で下車後、徒歩約25分

 

岩村城跡|江戸時代から700年続いた山城

恵那市にある岩村城は1185年に、標高717mの山中に築城された城で、江戸時代に使われていた城としては最も高い標高にあることで有名です。

 

高低差180mの地形を生かした山城は、霧が湧きやすいことから別名「霧ケ城」とも呼ばれ、日本三大山城の一つにも選ばれました。

 

建物はないものの、現在も石垣が残り、当時の様子を想像できます。

山頂にある本丸の近くまで車でもアクセスできますが、山城をより深く楽しむには岩村歴史資料館から歩いて本丸に向かうのがおすすめです。

 

見どころは、江戸時代までの700年間、姿を変えながら存続した城の遺構。

 

例えば、ひな壇状に築かれた石垣「六段壁」は、戦国時代には1段だったものの、時代とともに、崩落防止のために下段を継ぎ足し、江戸時代には6段もの石垣となりました。

 

<岩村城跡>

住所:岐阜県恵那市岩村町字城山

アクセス:車で中央自動車道「恵那IC」から約20分/JR中央線恵那駅から明知鉄道に乗り換え、岩村駅で下車後、徒歩約20分

 

また、ほかにも「グランドキャニオンみたい!」と口コミで有名になった「遠見山」があります。

15〜20分ほどで山頂まで到着できるため、ハイキングにぴったりです。

 

遠見山については「岐阜のグランドキャニオン『遠見山』の魅力や楽しみ方をご紹介」でもご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

岐阜県の登山は初心者から上級者まで楽しめる山がいっぱい

豊かな自然に恵まれた岐阜県は、上級者が挑戦する高山だけでなく、初心者の方やハイキングを楽しみたい方にも最適な低山まで、数多くの山が存在します。

 

北アルプスや中央アルプスには、日本百名山に選ばれた山も多く、難易度は高いものの、登頂すれば迫力のある絶景を楽しめるでしょう。

 

岐阜県南部には、散策やハイキングでも楽しめる山もあり、自然と歴史を同時に堪能できるはずです。

 

岐阜県内には日本三名泉でもある下呂温泉を始め、多くの温泉地がありますので下山後に温泉を楽しむのも良いでしょう。

 

また、岐阜県は飛騨牛を始め、五平餅や栗きんとんなどの名物グルメも数多くありますので、登山の計画と一緒にチェックしてみるのはいかがでしょうか。

 

恵那川上屋では岐阜県で、季節の素材を利用した創作菓子を販売しています。

お土産選びやドライブの休憩などにぜひお立ち寄りください。

 

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