2023.09.27
岐阜県の岐阜地域とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県といえば、「飛騨高山」や「白川郷」を思い浮かべる方が多いと思いますが、東京・大阪・名古屋からのアクセスも良い「岐阜地域」も見どころが満載なのをご存じですか?
今回は、岐阜地域の基本情報とともに、おすすめの観光スポットもご紹介いたします。
岐阜地域の魅力を知って、ぜひ一度訪れてみてください。
岐阜県の岐阜地域の特徴とは?
岐阜県は大きく分けて、西濃、岐阜、中濃、東濃、飛騨の5つの地域に分類されます。
各地域で気候や主な産業も異なり、それぞれの魅力があります。
岐阜地域は、美濃国(岐阜県南部を占めた旧国名)の中南部の岐阜市を中心とした地域の総称です。
面積は993.28k㎡で人口は783,707人(2023年7月1日、推計人口)。
岐阜地域を構成する市町は、下記の6市3町です。
- 岐阜市
- 羽鳥市
- 各務原市
- 山県市
- 瑞穂市
- 本巣市
- 岐南町
- 笠松町
- 北方町
名古屋圏域へはJR東海道線で岐阜駅から約20分とアクセスが良好なため、人気のあるエリアとなっています。
アパレル産業・航空産業が盛んである一方、野鳥や野生動物が多く住む金華山・水のきれいな長良川・揖斐川がなどがある、自然豊かな地域です。
岐阜県のその他の地域については、下記のコラムもチェックしてみてくださいね。
岐阜地域の産業
岐阜地域ではアパレル産業が盛んで、その盛り上がりを担っているのが「ファッション産業連合会」です。
ファッション産業連合会は、年に2回のファッションイベントを開催し、最新ファッションを岐阜から全国へ発信しています。
また年に4回「せんい祭り」を開催して、シーズンごとの最新ファッションを格安で販売したり、「GIFUファッションガイドブック」を発刊したりと、岐阜地域を活気づけています。
ものづくりの街として名を成して「テクノプラザ」を設置しているのは、各務原市です。
「テクノプラザ」はものづくり企業のほか、航空宇宙など成長産業分野の開発支援機関、産業人材育成機関が集積する拠点となっています。
岐阜地域の文化
岐阜地域で生産している工芸品では、「岐阜提灯」が1995年に、「岐阜和傘」が2022年に国の伝統工芸品に指定されています。
どちらも美濃地方の優れた「美濃和紙」を利用して作成されたものです。
「岐阜提灯」は岐阜市で作られており、1750年頃に岐阜提灯の基本形が完成、1850年頃には見栄えを重視した薄紙と細骨が主流となり、現代の岐阜提灯の形が出来上がりました。
良質な美濃和紙と竹を材料として、秋の花々や鳥・風景などが繊細で優美に描かれているのが特徴です。
一方、「岐阜和傘」は岐阜市の加納地区で主に作られています。
岐阜市加納地区は、日本全国の和傘の生産量のほとんどを担っているといっても過言ではない地区です。
和傘作りは、1639年(寛永16年)に松平丹波守光重が加納藩主になった際に、明石(現在の兵庫県)から傘職人を連れて来たことが始まりといわれており、その後下級武士の生活を救うために内職として奨励されました。
蛇の目傘(じゃのめがさ)の細身で繊細な造りや、独自の手法で生み出される透け模様の優美なデザインは、現代でも見る人を魅了します。
岐阜県の岐阜地域の見どころやおすすめスポットをご紹介
岐阜県の岐阜地域には、見どころ満載のおすすめスポットがたくさんあります。
名古屋圏域からもアクセスが良好なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
金華山
岐阜市を代表する名所「金華山」は、市の中心部に位置するにもかかわらず、天然林が9割以上を占め、野生動物や野鳥が多く生息する自然あふれる山です。
山頂まで30分から1時間で到達できる10の登山道が整備され、気軽にハイキングを楽しめます。
「ぎふ金華山ロープウェー」も利用することができ、山頂までの約4分間の空中散歩では岐阜市の町並みを一望できるだけでなく、春は新緑、秋は紅葉、期間限定のナイター営業では煌めきの夜景を堪能できます。
山頂にはリスとふれあえる「ぎふ金華山リス村」や、織田信長が本拠地とした「岐阜城天守閣」があり、金華山の自然を堪能した後も楽しめます。
〈金華山〉
住所:岐阜県岐阜市金華山
アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より約20分/JR岐阜駅・名鉄岐阜駅から岐阜バスN系統「岐阜公園歴史博物館前」下車
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
愛称「空宙博(そらはく)」で親しまれる「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」は、国内唯一の本格的な航空と宇宙の専門博物館です。
1階は飛行機が間近で見れる圧巻の航空エリア。
実物の飛行機が年代ごとに並んでいたり、戦闘機「零戦」の初号機や世界航空史の原点となったライト兄弟の「ライトフライヤー」の実物大模型が、翼を広げて展示されていたりします。
2階は宇宙から地球を支える最新テクノロジーを伝える宇宙エリア。
NASAのアポロ計画やスペースシャトル、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」を実物大で内部まで再現するなど、宇宙開発について展示物で紹介しています。
そのほか臨場感あふれるシアターの上や、旅客機などのシミュレーター操縦体験もあり、子どもから大人まで夢中になって楽しめるでしょう。
〈岐阜かかみがはら航空宇宙博物館〉
住所:岐阜県各務原市下切町5丁目1番地
アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より約7km/名鉄各務原線「各務原市役所前駅」から、ふれあいバス稲羽線または川島線「航空宇宙博物館」下車
ごろごろの滝
山県市最北部を流れる清流・神崎川の上流に、秘境の癒しスポット「ごろごろの滝」があります。
15mの高さから流れ落ちる水の先には、通常あるはずの滝つぼがなく、直接水が川へと流れ込んでいく珍しい滝です。
滝の周辺に転がっている大小さまざまな岩が川の中でぶつかりあい、「ごろごろ」と音が鳴る様子から「ごろごろの滝」の名が付いたといわれています。
滝のすぐ上流側には、川原に降りられる階段があります。
川原近くの岩に腰を掛けて目をつむれば、川のせせらぎにごろごろと石の鳴る音、鳥や虫たちの声と、自然のハーモニーに癒されることでしょう。
〈ごろごろの滝〉
住所:岐阜県山県市神崎
アクセス:車で東海環状自動車道「関広見IC」から約40分
東光寺
その昔、龍が現れ天に駆け上ったという言い伝えのある地に建立されたのが、東光寺です。
東光寺は500年以上の歴史を持つ臨済宗妙心寺派のお寺です。
多彩な緑の濃淡の苔、ドウダンツツジが3,000坪の境内を彩る荘厳な美しさには、息を飲むことでしょう。
時期ごとにさまざまなイベントを開催するなど、開かれたお寺としてさまざまな取り組みが行われています。
イベント参加には予約が必要ですので、事前にお問い合わせくださいね。
<東光寺>
住所:岐阜県山県市小倉618−41
アクセス:車で東海環状自動車道「山県IC」から約10分/「東光寺口バス停」から徒歩約10分
オアシスパーク
東海北陸自動車道・川島パーキングエリアに隣接している「オアシスパーク」は複合型レジャー施設です。
木曽川に囲まれた敷地内には、世界最大級の淡水魚園水族館「アクア・トト ぎふ」や大観覧車、公園遊具や謎解きミッションなど、デートにも家族と過ごすにも最適なアトラクションがあります。
岐阜県産の食材にこだわったご当地グルメも味わえるため、一日中楽しめるでしょう。
岐阜県内の名産品を取り揃えたお土産店もあるので、旅行帰りに立ち寄るのも良いですね。
<オアシスパーク>
住所:岐阜県各務原市川島笠田町1564-1
アクセス:車で東海北陸自動車道「一宮木曽川IC」から約10分/名鉄各務原線「新那加駅」もしくは「各務原市役所前駅」下車後、各務原ふれあいバス「河川環境楽園」下車
岐阜市には日本三大仏の一つである岐阜大仏もあります。
詳しくは「岐阜県の大仏といえば正法寺の「岐阜大仏」!歴史や見どころをご紹介」をご覧くださいね。
※各観光名所・観光施設の情報は変更の可能性もあるため、最新情報はホームページをご覧ください
見どころたくさん、アクセス良好な岐阜地域を楽しもう
岐阜地域は岐阜県の中南部に位置し、6市3町で構成される地域です。
アパレル産業が盛んで、岐阜から全国へ向けて最新ファッションを発信、ものづくりも町として名を成している各務原市では「テクノプラザ」を設置し次世代型ものづくりの創出拠点となっています。
美濃和紙を利用した岐阜提灯・岐阜和傘は、国の伝統工芸品として指定され、その繊細で優美な姿は、今も見る人を魅了しています。
岐阜地域は名古屋からJRで約20分と利便性の良い地域ながら、金華山など自然が豊富な地域です。
子どもから大人まで楽しめるレジャー施設もあり、お出かけスポット満載の岐阜地域。
ぜひ、一度遊びに来てくださいね。
岐阜駅近くには、岐阜県名産の栗を使ったお菓子や素材にこだわった季節の創作菓子を販売する、恵那川上屋 岐阜高島屋店がございます。
岐阜県のお土産選びに、ぜひお立ち寄りください。