岐阜県のおすすめ鍾乳洞は？見どころや楽しみ方もチェック！

こんにちは！岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。

 

自然が作り上げた神秘的な造形を楽しめる、鍾乳洞。

 

岐阜県にも、見どころ満載な鍾乳洞が存在することをご存じでしょうか？

 

美しいだけでなく、冒険心をくすぐり、ワクワクさせてくれる鍾乳洞は岐阜県でも観光スポットとして人気です。

 

今回は岐阜県で有名なおすすめの鍾乳洞を、詳しくご紹介していきます。

 

岐阜県おすすめの鍾乳洞をピックアップしてご紹介！

岐阜県にはいくつかの鍾乳洞がありますが、その中でも人気が高い鍾乳洞をご紹介していきます。

 

見どころも一緒にお伝えしますので、訪れた際はチェックしてみてくださいね！

 

飛騨大鍾乳洞

飛騨高山と奥飛騨温泉郷の中間地点、高山市丹生川町にある「飛騨大鍾乳洞」。
標高900mにあり、日本で確認されている中で1番高い場所に位置する鍾乳洞です（※2023年9月時点）。

 

第1洞〜第3洞までの約800mのコースがあり、白く細長い管状の鍾乳石や、ねじ曲がった形状の大変珍しい鍾乳石を鑑賞できます。

 

特に見応えがあるといわれているのが第1洞。

青色のライトに照らされた地下水の上には白い鍾乳石が多数連なる「竜宮の夜景」が有名で、最も天井が高く圧巻の光景を見ることができます。

 

ほかにも、まるで宮殿のような造形に育った鍾乳石を見られるエリアや、無数に垂れ下がる「つらら石」が幻想的なエリアもあり、見どころは満載です。

 

カラフルなLEDライトに照らし出されたトンネルを通ると第2洞へ。

第2洞には「幸福の滝」があり、さらに昭和46年に高松宮殿下が御命名された「王冠」という立派な鍾乳洞もあります。

 

第3洞は、洞穴サンゴが美しく月面のような造形を楽しめる「月の世界」、大きな大仏の耳をイメージさせる鍾乳石、子宝神社と呼ばれる赤い鳥居のあるお社があるのが特徴です。

 

また、鍾乳洞だけでなく、鍾乳洞を発見した大橋外吉氏が収集した世界的な美術品・芸術品を見ることができる「大橋コレクション館」や、駐車場内には飲食店なども連なります。

 

＜飛騨大鍾乳洞＞

住所：岐阜県高山市丹生川町日面1147

アクセス：車で中部縦貫自動車道「高山IC」より約20分／JR高山駅から濃飛バス30分、鍾乳洞口下車送迎バス3分

 

美山鍾乳洞

タテ穴の立体迷路型鍾乳洞である「美山鍾乳洞」は世界でも珍しく、郡上市の天然記念物に指定されています。

 

上下6段にわたってホールやトンネルができているアリの巣のような形状で、立体迷路型鍾乳洞として最大級の大きさです。

 

階段が多く山頂まで登っていくスタイルなので、冒険感が強い鍾乳洞といえます。

 

2億5000万年以上かけて自然が作り上げた造形美は圧巻です。

「希望のカメ」「夢のシャンデリア」「月宮殿」などロマンチックな名前が付けられた、さまざまな鍾乳石のエリアがあり、見応えがあります。

 

出口が山頂にあるので、最後に岐阜県の大自然が望めるのも魅力です。

 

また、一般の観光洞のほかに、専用のヘルメットやヘッドライト、スーツ、長靴を装用し、照明のない未開洞を進む洞窟探検（ケイビング）も楽しめます。

 

〈美山鍾乳洞〉

住所：岐阜県郡上市八幡町美山421

アクセス：車で東海北陸自動車道「郡上八幡IC」下車後、国道256号線を下呂市金山方面へ約25分／長良川鉄道「郡上八幡駅」下車後、タクシーで約25分

 

大滝鍾乳洞

群上市にある「大滝鍾乳洞」は総延長2kmもある（公開は700m）東海地区最大級の石灰洞窟。

 

鍾乳洞の入口までは木製のケーブルカーで移動し、始まりから冒険感を味わえる鍾乳洞です。

 

天井からぶら下がっている鍾乳石「くじゃくの舞」や天界と下界の狭間を支えているような「天の柱」、表面からたくさんの鍾乳石が突き出ている「象牙の林」など、幻想的な鍾乳石が多数あります。

 

また、洞内最深部には名前にも入っている落差30ｍの大滝があるのも魅力です。

現在確認されている地底の滝では日本一の規模で、見応え満点ですよ！

 

鍾乳洞の外にはニジマス釣りも楽しめる釣り堀やお土産屋もあるので、ファミリーでもたっぷり満喫できます。

 

〈大滝鍾乳洞〉

住所：岐阜県郡上市八幡町安久田2298

アクセス：車で東海北陸自動車道「郡上八幡IC」から約15分／長良川鉄道郡上八幡駅からタクシーで15分

 

関ヶ原鍾乳洞

不破郡関ケ原町に位置し、滋賀県との県境に近い場所にある「関ヶ原鍾乳洞」。

 

岩倉山の麓にあり、鍾乳洞の全長は518m。

町指定文化財 天然記念物に指定されています。

 

大きな足の形に見える鍾乳石「巨人の足」や約2ｍもある鍾乳石「玉華殿」、天井まで10mの高さを誇る「昇竜の間」など自然の作り出した奇石の数々を目にすることができます。

 

さらに約2億5千年前のウミユリの化石や、ニジマスが泳ぐ清水があるのも関ヶ原鍾乳洞ならではの特徴です。

 

段差が少なく、幅64cmまでならべビーカーや車椅子がOKなのも魅力です。

 

鍾乳洞の出口近くには、水汲み用の蛇口が設置されており、名水として知られる湧き水を持ち帰ることもできます。

 

関ケ原町は関ヶ原の戦いが起きた歴史的な場所なので、観光スポットも多くあります。

 

「関ヶ原の戦いが起きた場所はどこ？その歴史を感じられるスポットも紹介」でもご紹介していますので、ぜひ訪れる前にチェックしてみてくださいね！

 

〈関ケ原鍾乳洞〉

住所：岐阜県不破郡関ケ原町大字玉1328-3

アクセス：車で名神高速道路「関ケ原IC」より約9分、または伊吹山ドライブウェイ入口より西へ約7分／JR関ケ原駅よりタクシーで10分

「飛騨大鍾乳洞」がある高山市（飛騨高山）については「飛騨高山とは？その由来や歴史、楽しみ方をご紹介」を、「美山鍾乳洞」「大滝鍾乳洞」がある中濃地域については「岐阜県の中濃とは？含まれる市や特徴・見どころをご紹介！」を、「関ヶ原鍾乳洞」がある西濃地域については「岐阜県の西濃とは？含まれる市や特徴・見どころをご紹介！」も、ぜひチェックしてみてください！

 

鍾乳洞だけでなく、魅力的な観光スポットがたくさんありますよ。

 

 

岐阜県で鍾乳洞を見る前に！魅力や注意点も知っておこう

鍾乳洞とは、長い年月をかけて地表水、地下水などによって石灰岩を侵食することでできた洞窟のこと。

 

環境にもよりますが、平均すると100年でわずか1cmほどしか成長せず、何十万年、何百万年もの月日を経てできた自然の造形美です。

 

つらら状に垂れ下がるものや、地面から筍のように成長するもの、ストローのような形状のものなど、さまざまな形があり、それを見るだけでも楽しめますが、各鍾乳洞でライトアップも行われており、より幻想的な光景を味わえます。

 

懐中電灯を持参し、照明が当たらない場所を観察するのも良いでしょう。

 

それぞれの鍾乳洞で、鍾乳石のイメージや、そのエリアのイメージで独創的なオリジナル名が付けられていることが多いため、楽しみにしている方も多いです。

 

また、鍾乳洞には、コウモリやアナツバメが潜んでいたり、古代の化石や滝・地底湖があったりと、鍾乳石以外の見どころもあります。

 

鍾乳洞へ行く前に知っておきたい注意点は？

鍾乳洞は特殊な場所なので、見学の際には注意点もいくつかあります。

 

安全に楽しむために、以下の点を確認しておきましょう。

• 狭い場所もあるので、動きやすく汚れても良い服装で行きましょう
• 洞窟の中は夏でも涼しいので、羽織りものも持っていきましょう
• 両手が空くリュックやショルダータイプなどのバッグにすると安心です
• 足元は滑りやすいので、サンダルは避けて歩きやすい靴を選びましょう
• 薄暗く飛び出ている場所もあるので、足元や頭上には気を付けましょう
• 鍾乳洞内の岩石や鍾乳石をむやみに触ったり、傷を付けることはやめましょう

 

また、あまりに美しくフェンスに前のめりになって撮影をし、手を滑らせてカメラやスマートフォンを落としてしまう方も多いので、気をつけてくださいね！

 

落下防止に首から下げるストラップなどを付けておくと安心ですよ。

 

 

岐阜の鍾乳洞は見どころ満載！ぜひ観光と共に訪れて

岐阜県でおすすめの有名な鍾乳洞には、飛騨大鍾乳洞、美山鍾乳洞、大滝鍾乳洞、関ヶ原鍾乳洞などがあります。

 

岐阜県の鍾乳洞は、個性的なものが多いです。

 

例えば、飛騨大鍾乳洞は日本で確認されている中で1番高い場所に位置していたり、美山鍾乳洞は世界でも珍しいタテ穴の立体迷路型鍾乳洞であったり、大滝鍾乳洞には日本一の規模である地底の滝があったり、関ヶ原鍾乳洞では約2億5千年前のウミユリの化石が見れたりします。

 

鍾乳洞は特殊な場所なので、なるべく動きやすく汚れても良い服装・歩きやすい靴を選び、車イスやベビーカーは大丈夫かどうかも事前に確認しましょう。

 

薄暗く滑りやすいので、足元や頭上にも気をつけて歩いてくださいね。

 

鍾乳洞は地球の神秘を味わえる、なかなかない幻想的なスポットです。

岐阜県観光に訪れる際には、ぜひとも立ち寄ってみてください！

 

また、岐阜県では名産品である栗を使った栗きんとんや、季節の素材を生かした創作菓子を販売する恵那川上屋もあります。

 

幅広い商品を取り揃えておりますので、恵那川上屋にもご来店くださいね。