2023.03.06
岐阜県のメロンの特徴は?選び方やメロンを使ったスイーツもご紹介!
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県では、恵まれた気候から多くの野菜や果物が栽培されており、メロンもその中のひとつ。
糖度の高いものが多く、中でも岐阜県北部の飛騨地域、岐阜県南部の海津市のメロンは有名です。
今回は岐阜県で栽培されている代表的なメロンについて、種類ごとの特徴や魅力をご紹介します。
美味しいメロンの選び方や、メロンのアレンジ方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
岐阜県のメロンの特徴や品種をご紹介
岐阜県ではさまざまなメロンが栽培されていますが、代表的なのは「飛騨メロン」「岐阜海津メロン」です。
「飛騨メロン」「岐阜海津メロン」は、マスクメロンとも呼ばれる“アールスメロン”という高級メロンの代表品種で、高い品質と糖度の高さに定評があり、お取り寄せグルメとしても人気です。
また、岐阜県では「まくわうり」というメロンの一変種も栽培されています。
「まくわうり」は、天皇家へ献上されていた歴史もあり、飛騨・美濃伝統野菜にも認証されているんですよ。
昔懐かしい味わいとして、今も多くの人に親しまれています。
今回は、岐阜県のメロンの中でも有名な「飛騨メロン」「岐阜海津メロン」と、珍しい「まくわうり」について、詳しくご紹介していきましょう。
飛騨メロンの特徴
飛騨メロンが栽培されている飛騨地域は、岐阜県の北部に位置し、山々に囲まれた森林の多いエリア。
豊かな水や自然に恵まれており、農畜産物のトップブランド産地でもあります。
飛騨メロンはメロン栽培は難しいとされていた寒冷な飛騨地域で、技術を研究することで栽培が可能となった、昼夜の寒暖差が大きいことを生かした甘みの強いメロンです。
飛騨メロンの収穫時期は7月中旬〜8月中旬。
表面は美しい網目が覆い、ムスク(musk)のような芳醇な香りと凝縮された甘さ、滑らかでとろけるような食感は、まさにメロンの王様といえます。
「飛騨メロン研究会」によって栽培されている飛騨メロンは、定期的に栽培研修会や品評会を行って品質向上に努めていることもあり、糖度14度以上の甘みと上品な香りと味わいが魅力です。
岐阜海津メロンの特徴
岐阜県の最南端に位置し、揖斐川・長良川・木曽川に囲まれた海津市で生産されている、岐阜海津メロン。
収穫は7〜8月頃に行われています。
岐阜海津メロンは、木曽三川の豊かな水、肥沃な土壌の中で栽培され、濃厚でまろやかな甘さが特徴。定期的に糖度検査を行っており、糖度14度以上のものしか出荷をしていないという、こだわりのメロンです。
また、「ぎふクリーン農業」認証も取得し、環境にやさしい栽培がされています。
豊かな味わいと糖度の高さから、岐阜県だけでなく、日本各地でお中元や贈答品としても人気です。
ちなみに、海津市ではトマトの生産量も全国トップクラスとなっており、いちごや南濃みかんなど、そのほかの農作物も盛んです。
こちらのコラムでも岐阜県の野菜や果物についてご紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
岐阜県のいちごの特徴は?品種や産地、美味しい食べ方をご紹介!
岐阜県産のメロンの仲間「まくわうり」とは?
まくわうりは「オリエンタルメロン」と呼ばれる小型メロンの仲間で、洋梨のようにシャクシャクとした食感、さっぱりとした甘味が特徴です。
7月下旬〜8月上旬頃に収穫されます。
まくわうりは、漢字で書くと「真桑瓜」。
12世紀頃から岐阜県の真桑村(現在の本巣市)で栽培されていた記録が残っており、真桑村で作られたものが良品であったことから名付けられたそうです。
現在は昔より限定的な生産となっていますが、「JAぎふ」や「まくわうり栽培研究会」、本巣市が連携して栽培を引き継いでいたり、地元の高校生が「まくわうりアイス」を開発して販売していたりなど、今もなお愛され続けています。
夏の暑い日に冷やしてそのまま食べるのが美味しいですが、マリネやサラダにアレンジをするのもおすすめです。
メロンの選び方や保存方法もチェック!
せっかく食べるなら、美味しいメロンを選びたいですよね。
まず、どの品種にも共通でいえるのは「左右対称で変形のない形、重量があるメロンを選ぶこと」。
さらに、表面に傷や変色がないメロンを選ぶと良いでしょう。
ご紹介した「飛騨メロン」や「岐阜海津メロン」は表面に網目があるタイプですが、網目が均等で細かく盛り上がっているものを選ぶのもポイントです。
実が十分に育っている証拠なので、肉厚で濃厚な美味しい果肉を味わえます。
また、メロンは基本的に少し固めの状態で収穫するため、完熟していない状態で販売している場合が多いです。
もしすぐに完熟状態で食べたいという場合は、底に少し弾力があり、甘い香りが強いものを選ぶと、1〜2日後に食べ頃になりやすいといえます。
ただし判断はなかなか難しいので、お店の方に聞いてみるのが一番確実ですね。
メロンの保存方法もチェック
メロンの底が固く、ツルの部分が枯れていない場合はまだ熟していないため、常温で保存しましょう。
その際は直接日光が当たらず、風通しの良い20〜25度程度に保つことができる場所に置いておくのが重要です。
ただし湿度など部屋の環境によって状態は変わるため、毎日チェックしておくと安心でしょう。
底が少し柔らかくなりツルがしんなりと枯れていたら、熟してきたサイン。
すぐに食べない場合は、ペーパータオルで全体を包んでからビニールの袋に入れて入口を縛り、野菜室で保存すると熟したまま2〜3日は保存できます。
また、食べる1時間前に冷蔵庫から出して少し常温に近づけておくと、香りや甘みを感じやすく、美味しくいただけます。
岐阜県のメロンを使ったアレンジも楽しもう!
岐阜県産のメロンは甘みが強いので、そのまま食べるのがおすすめではありますが、濃厚な味わいなだけにクリームとの相性もぴったりです。
例えば、メロンをくり抜いて皮を器にし、生クリームとバニラアイス、果肉を盛り付けたり、グラスにキウイなどの他のフルーツとグラノーラやマスカルポーネクリームを合わせてみたり、パフェにして楽しむのも贅沢でおすすめです。
メロンは軽量スプーンで円を描くように一周させながら円形にくり抜くと、盛り付けた時にかわいいですよ。
ふわふわのパンケーキを作って、たっぷりのクリームと共に丸くくり抜いたメロンを添えるだけでも、おしゃれなカフェメニューのようになりますよね。
また、夏の暑い時期にソーダやシャンパンにカットしたメロンを入れるのも、おもてなしとして素敵です。
特別な日なら、食べられるお花「エディブルフラワー」も添えて、華やかに演出するのも良さそうですね。
恵那川上屋でも、期間限定でメロンやいちごなど季節のフルーツを使ったスイーツを販売していますので、季節ごとにぜひチェックしてみてくださいね!
贅沢な甘さの岐阜県産メロンをぜひ一度味わって
岐阜県では昼夜の寒暖差のある気候を活かして、さまざまな美味しいメロンが栽培されていますが、中でも有名なのは「飛騨メロン」「岐阜海津メロン」です。
「飛騨メロン」は芳醇な香りと凝縮された甘さ、とろけるような食感が魅力。
「岐阜海津メロン」は糖度14度以上の、濃厚でまろやかな甘さが特徴です。
購入の際は、左右対称で形が整っているもの、重量があるもの、網が均等で細かく盛り上がっているものを選ぶと、より美味しいメロンを楽しめます。
完熟していない場合は常温で追熟させ、底が少し柔らかくなりツルが枯れてきたら食べ頃です。
そのまま食べるのも、贅沢にアレンジするのも、ぜひ試してみてください!
種類の違うメロンの食べ比べもおすすめですよ。
岐阜県恵那市にある「恵那川上屋」の恵那峡店でも、メロンやいちごなど、季節ごとに旬のフルーツを取り入れたバリエーション豊かな洋菓子をご用意しています。
岐阜県に遊びにいらした際は、ぜひお立ち寄りくださいね。