2021.11.05

シュトーレンとパウンドケーキの違いは?特徴や味わいを比較!

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こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。

 

ドイツ発祥でクリスマスの定番のお菓子「シュトーレン(シュトレン)」と、イギリス発祥でバターの風味豊かな「パウンドケーキ」。

 

どちらもたっぷりのバターを使って焼きあげることや、共通する材料でできていることなどから、似ているお菓子として名前が挙がることもあるようです。

 

そこで今回はシュトーレンとパウンドケーキの違いについて、由来や材料・作り方などを比較しながらご紹介します!

栗きんとんパウンドケーキ

 

 

シュトーレンとパウンドケーキの違いは?由来や歴史、特徴を比較!

まずは「シュトーレン」と「パウンドケーキ」の特徴や名前の由来、歴史についてご紹介します。

 

シュトーレンとパウンドケーキの特徴の違い

シュトーレンの特徴といえば、表面にまんべんなくまぶされている粉砂糖と、細長い形状です。

ずっしりと詰まった硬めの生地で、しっとりとした食感が魅力です。

 

シュトーレンはイーストを使用することから、菓子というよりはパンとして扱われることのほうが多いようです。

 

一方、パウンドケーキは「パウンドケーキ型」で焼き上げる長方形の形状。

 

パウンドケーキはベーキングパウダーなど膨らませるための材料は加えず、砂糖やバターをふんだんに使うことで膨らみを出します。
そのため、一般的なケーキなどと比較すると、重厚感のある味わいとバターの風味が際立つのです。

 

口の中でほろほろ崩れるような食感や、しっとりとした濃厚な味わいも楽しめます。

 

シュトーレンはパンの作り方と似ており、バターを練り込む工程や生地を発酵させる工程があります。

パウンドケーキは、材料を混ぜ合わせて長方形の型に流し込み、オーブンで焼けば完成です。

 

シュトーレンはドライフルーツやナッツを練り込むことが基本形ですが、パウンドケーキの場合は必ずしもドライフルーツやナッツを練り込むわけではありません。

 

このように、材料や作り方にも結構違いがあるんですね。

 

また、どちらも長期保存が可能ですが、シュトーレンは作ったあと4週間近い時間をかけ、寝かせながら味をなじませていきます。
寝かせることで味の変化を楽しむ点は、パウンドケーキにはない魅力ですね。

 

由来や歴史の違いも確認!

それぞれの名前の由来や発祥の地、現在までの歴史も比べてみましょう。

 

シュトーレンの由来や歴史

シュトーレンの由来や歴史

シュトーレンはドイツ発祥の焼き菓子で、ドイツ語の発音としては「シュトレン」が正しいようです。
「シュトレン」とはドイツ語で「坑道(地下に掘った通路)」を意味し、シュトーレンのトンネル型の形状が坑道に似ていることが名前の由来とされています。

 

シュトーレンの歴史は諸説あり、1329年頃にナウムブルク司教へのクリスマスの贈り物としたものが最も古い記録ではないかと言われています。

 

諸説ありますが、シュトーレンが日本に上陸したのは1969年。

ドイツからシュトーレンのレシピを持ち帰り、伝統的な製法で作成し販売を行ったのが始まりだと言われています。

 

クリスマスの定番のお菓子と言われていますが、華やかさはあまりなく控えめな見た目です。

たっぷりと粉砂糖がまぶされているその見た目から、幼き頃のイエス・キリストをおくるみで包む姿に見立てることもあるようです。

 

本場ドイツではクリスマスまでの4週間を「アドヴェント」と呼んでいて、毎週末お祝いをする習慣があります。

週末のお祝いでは家族や親しい仲間・友人を招き、薄くスライスしたシュトーレンを一緒に食べる風習も。

 

ゆっくりと時間をかけて寝かすシュトーレンは、時間の経過とともに味が馴染んでどんどん美味しくなっていきます。

変化していく味を楽しめることもシュトーレンの魅力です。

 

パウンドケーキの由来や歴史

パウンドケーキの由来や歴史

パウンドケーキは小麦粉・バター・砂糖・卵を使用して作る、いわゆる「バターケーキ」のひとつ。
それぞれの材料を1ポンド(約454g)ずつ使用することから、パウンドケーキと名付けられたそうです。

 

しかし、実際に1ポンドずつの材料で作成すると、とても大きなサイズのパウンドケーキが誕生します。
それもそのはず。実はパウンドケーキはウェディングケーキとして使われていたため、このような大量の材料を使った大きなケーキになっていたのです。

 

パウンドケーキの発祥は、フランス北西部のブルターニュ地方で家庭用ケーキとして誕生した「カトル・カール」だと言われています。

ちなみにカトル・カールとは「4分の4」という意味があり、小麦粉・バター・砂糖・卵の4種類の材料をそれぞれ同じ量ずつ使って作ることから名付けられました。
量は違いますが、すべて同量で作られるという点ではパウンドケーキと同じですね。

 

このカトル・カールが18世紀初頭にイギリスに渡り、膨らませて作るパウンドケーキのようなレシピとして生まれ変わったと言われています。
ここでも家庭用ケーキとして広まりを見せ、定着していったと言われています。

 

 

恵那川上屋のおすすめパウンドケーキのもご紹介!

栗きんとんパウンドケーキ

恵那川上屋では、栗を使ったパウンドケーキ2種をご用意しております。
今回はそのうちの1つ「栗きんとんパウンドケーキ」についてご紹介しましょう!

 

恵那川上屋がこだわりぬいた栗をふんだんに使用しているので、栗を大いに堪能できるオリジナルパウンドケーキです。

 

恵那川上屋自慢の「栗きんとん」をはじめ、材料には栗の甘露煮や渋皮煮を使用。
さらにはスペイン産マロングラッセを使用することで、味わいはもちろんのこと、食感も楽しめるパウンドケーキに仕上がっています。

 

注目していただきたいのは、スペインのホセ・ポサーダ社と協働開発した「マロンペースト」です。
他にはない、恵那川上屋だけのマロンペーストが、栗の風味をさらに引き立てくれるでしょう。

 

栗の風味や食感が存分に堪能できるパウンドケーキは、どこを切っても栗がたくさん出てくる贅沢さ。
老若男女を問わず幅広い世代に定評があり、手土産や贈答品、ご自宅用とさまざまなシーンで人気を集めています。

 

また、恵那川上屋でも、クリスマスシーズンが近づくとシュトーレンを販売しています!

栗や安納芋、自社製糖の黒糖を使用した、一味違うシュトーレンもお楽しみください♪

 

 

シュトーレンとパウンドケーキの違いを知ってぜひ食べ比べを!

シュトーレンは、イーストを使うことや生地を発酵させる工程があることなどから、ケーキよりはパンに近い存在です。

ずっしりと詰まった硬めの生地で、しっとりとした食感が魅力。

ドライフルーツやナッツを練り込むことが基本形です。

パウンドケーキは膨らませるための材料は加えず、砂糖やバターをふんだんに使うことで膨らみを出します。

バターの風味が際立ち、口の中でほろほろ崩れるような食感が特徴です。

 

シュトーレンもパウンドケーキも、日持ちしやすい点が似ています。
シュトーレンは寝かせることでより味の変化が楽しめるため、クリスマスまでの期間に少しずつ味わう習慣があります。

 

似ているところもありながら、実は大きな違いがあるシュトーレンとパウンドケーキ。
一度食べ比べてみても楽しいかもしれませんね!

 

恵那川上屋では「栗きんとんパウンドケーキ」以外に、「栗の極」という栗のパウンドケーキもご用意しております。
栗を愛し、栗にこだわった恵那川上屋の栗づくしなパウンドケーキです。
お取り寄せも可能ですので、ぜひ一度ご賞味ください♪

 

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