2020.09.24
煎餅(せんべい)とは?煎餅の疑問を解決!由来や歴史、発祥の地まで
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
長年、日本で親しまれている煎餅(せんべい)。
香ばしく焼き上げた煎餅は子どもからご年配の方までファンが多いお菓子です。
みんなから愛されている煎餅ですが、実は歴史はとても古く、中国が発祥と言われています。
今回は煎餅について、ネーミングの由来、歴史や発祥の話まで詳しく解説します!
煎餅(せんべい)とは?作り方や丸さの秘密
煎餅(せんべい)は、小麦粉や米粉など穀物の粉を練り、薄く伸ばして焼き上げた米菓。
現在日本では、うるち米で作ったものを煎餅と呼んでいます。
なお、煎餅と似たようなお菓子で「おかき」や「あられ」がありますが、これらはもち米から作られており、煎餅とは原料が異なります。
おかきやあられについて、詳しくは「煎餅・あられ・おかきの違いは?それぞれの特徴や美味しさを比較!」をチェックしてください!
煎餅はうるち米を粉にして水を加えて蒸します。
それをつきあげた生地を丸く成形し、乾燥させてから焼き上げています。
では、なぜ煎餅は丸いのでしょうか?その歴史は明治時代に遡ります。
日光街道の宿場町だった草加宿で「おせん」と呼ばれるおばあさんが茶店を出し、そこで団子を販売していました。
おせんさんが売れ残った団子を川に捨てていたのを見た侍が、「その団子を平らに焼いて売ってはどうか」と提案。
団子を潰すことで自然と丸い形となり、この丸い煎餅が誕生したと言われています。
煎餅(せんべい)の名前の由来、歴史や発祥の地は?
煎餅(せんべい)の名前の由来は、先ほどご紹介した草加宿のおせんさんが由来。
「おせんさんが焼いた団子」から「せんべい」となったそうです。
日本では明治時代から親しまれている煎餅ですが、実はその歴史は古く、発祥は紀元前202年〜紀元後8年ごろの中国と言われています。
煎餅は宮廷のおめでたい祝日の食膳に加えられ、特別な食べ物として楽しまれていました。
その煎餅が中国から日本に伝わったのは飛鳥時代。
今では煎餅といえばうるち米で作られたものですが、当時は小麦粉と水を練って油で煎ったもので、現在とは異なる食べ物でした。
煎餅(せんべい)はバリエーション豊か!選んで楽しい煎餅の種類
歴史ある煎餅(せんべい)ですが、現在ではさまざまなお店でバリエーション豊かな煎餅を揃えています。
<厚焼き煎餅>
ふっくらとした厚みが特徴の噛みごたえがある煎餅。
<のり煎餅>
焼き上げた煎餅にのりを巻いたひと品。のりの甘みと磯の香りを楽しめる。
<ざらめ煎餅>
ざらめ砂糖の甘みと醤油の風味が絡まった甘辛い煎餅。
<揚げ煎餅>
成形した煎餅を油で揚げたもの。
<ぬれ煎餅>
醤油味のタレを中までしっかり染み込ませた煎餅。しっとりもちもちした食感。
<さとう煎餅>
真っ白な砂糖を表面に塗った煎餅で、煎餅の塩気と砂糖の甘みが◎。
ちなみに、恵那川上屋では栗のおこげせんべいを販売しています!
きんとんを炊くときにできる「おこげ」風の煎餅で、渋皮入りの栗や砂糖を混ぜて風味豊かに焼き上げています。
ぜひ一度試してみてくださいね♪
長い歴史を持つ煎餅(せんべい)は子どもから大人まで愛されるお菓子!
煎餅(せんべい)は、うるち米を粉にして練り、薄く伸ばして焼き上げた米菓。
その歴史は古く、発祥は紀元前202年〜紀元後8年ごろの中国と言われています。
煎餅が日本に伝わったのは飛鳥時代。
明治時代に団子を平らにして焼き上げたことをきっかけに、現在の丸い形になりました。
長い歴史を持つ煎餅は、今ではさまざまなお店で多彩な煎餅を販売しています。
恵那川上屋では、煎餅をはじめ栗の和菓子のお取り寄せをご用意しております。
ぜひチェックしてみてくださいね!