2024.10.28
日本茶の楽しみ方をご紹介!美味しい淹れ方や合わせるお菓子も
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
日本で古くから日常的に飲まれている日本茶。
種類も豊富で、生活のさまざまなシーンで楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、日本茶の魅力を存分に楽しみたいと考えている方に向けて、煎茶や玉露など代表的な日本茶の特徴や、美味しく淹れるコツをご紹介します。
さらに、日本茶をより楽しむために、各お茶に合うお菓子のペアリングもご紹介!
お気に入りのお菓子と組み合わせることで、日本茶の新たな魅力を発見できるかもしれません。
日本の伝統文化であるお茶の世界を、より深く、豊かに楽しむヒントが満載です。
日本茶の種類からチェック!美味しく淹れるコツも
日本茶にはさまざまな種類があり、それぞれに独特の味わいと香りを持っています。
お茶を美味しく淹れるためには、適切な準備と淹れ方が重要です。
また、日本茶の種類ごとに最適な道具や水温、抽出時間が異なるため、その特徴を理解することも大切です。
そこで、まずは代表的な日本茶の種類や美味しく淹れる方法についてご紹介します。
代表的な6種類の日本茶
日本茶には多様な種類がありますが、代表的な6種類をご紹介します。
- 煎茶:最もポピュラーな緑茶で、旨み、甘み、渋みのバランスが特徴
- 玉露:高級茶として知られ、まろやかな旨みと甘みが絶妙
- 番茶:さっぱりした口当たりが特徴で、日常茶として親しまれている
- ほうじ茶:香ばしい香りとあっさりしたのどごしが魅力
- 茎茶:すっきりとした飲み心地と草原のような香りが特徴
- 玄米茶:煎茶や番茶に炒った玄米を混ぜたお茶で、香ばしく飲みやすい
茶葉を好みや気分、飲む時間などによって使い分けて楽しんでみてください!
美味しい日本茶を淹れるための準備
美味しい日本茶を淹れるには、事前の準備が欠かせません。
まず、茶葉の保存方法に注意しましょう。
遮光性・密封性のある容器に入れ、冷暗所で保管することがポイントです。
急須選びも重要で、網の目が細かいものがおすすめです。
湯のみに茶葉が入ってしまうと、苦味や雑味を感じやすくなるからです。
素材は陶器、磁器、鉄瓶、樹脂製などさまざまな種類がありますが、手触りや重さ、用途を考慮して選びましょう。
また、驚きなのは急須の素材によって味わいも異なってきます。
例えば、磁器であれば日本茶本来のシンプルな味わいになりますし、陶器製や炻器(せっき)ならカテキンを吸収することでまろやかな味わいに。
鉄器なら南部鉄器が有名ですが、鉄器は水分中のミネラルが内部に付着することで、お湯が軟水化して口当たりがソフトになり、旨みや渋みのバランスの取れたお茶になります。
また、鉄分が溶け込むことで、鉄分を補えるメリットもあります。
急須のサイズは人数に適したものを選ぶことが大切です。
一人分の湯のみが60~100mlであることを目安に、少し多めのサイズを選ぶと良いでしょう。
美味しい日本茶の淹れ方
美味しいお茶の淹れ方には、いくつかのポイントがあります。
日本茶は、苦味、渋み、旨みのバランスが取れたものが美味しいとされています。
これらの成分を適切に抽出し、美味しく淹れるためには水温が重要です。
高温のお湯を使うと渋みや苦みがより多く抽出され、旨みは低い温度で抽出されます。
お湯の温度を適温に冷ますため、まず湯のみにお湯を注いでから急須に移し、温度を下げるのが美味しく淹れるコツです。
お茶を淹れる際には、一人分の量で60~80ml程度、80℃ぐらいまで冷ましたお湯を用意します。
茶葉は一人分3g程度を目安に入れ、30秒から1分ほど待ったあと、濃さが均等になるよう交互に注ぎます。
最後の一滴まで注ぎ切ることで、より美味しい日本茶を楽しめますよ。
ちなみに、一回分の茶葉で三煎まで楽しめることをご存じですか?
三煎楽しむ場合は、茶葉を少し多めの5gにすると良いでしょう。
一煎目・二煎目は水出しで、三煎目では湯で飲むと、異なる味わいが楽しめておすすめです。
日本茶の楽しみ方として合うお菓子もご紹介
日本茶を楽しむ際、お菓子と組み合わせることで、より豊かな味わいを楽しむことができます。
「ティーペアリング」とも呼ばれるこの楽しみ方では、お茶と食べ物が互いの味を引き立て合う組み合わせを探すことができます。
日本茶の種類によって合うお菓子も異なり、和菓子に限らず洋菓子との相性も抜群です。
実は日本茶に限らず、紅茶にも種類によって相性の良いお菓子があります。
紅茶に合うお菓子については、「紅茶に合うお菓子とは?ティータイムをより充実させるお菓子の選び方」でもご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
ここからは、日本茶に合うお菓子のペアリングやおすすめのお菓子もあわせてご紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね!
煎茶 × コクのある甘いお菓子
煎茶はほどよい渋みが特徴で、コクのある甘いお菓子との相性が抜群です。
恵那川上屋の「焼モンブラン」は、栗餡のしっとりした味わいと上品な口どけが、煎茶と見事にマッチする、おすすめのお菓子です。
「焼モンブラン」は、和栗をベースにバターや卵を加えて炊きあげた生地で、モンブラン風の栗餡を包み、香ばしく焼き上げた一品です。
煎茶の中でも浅蒸し煎茶はさっぱりと飲みやすく、コクのある餡を使ったまんじゅうやどら焼き、バターがたっぷりのカステラなどとも好相性です。
また、浅蒸し煎茶にあわせておすすめなのが、恵那川上屋の「バタどら」です。
「バタどら」は、自社ブレンドの小麦粉を使用したしっとりもちもちの生地に包まれた、バターのコクと小豆の風味が絶妙なお菓子です。
コクのあるお菓子を食べた後に煎茶を飲むと、口の中がリフレッシュされ、新たな味わいを楽しめるでしょう。
玉露 × 上品な甘さのあるお菓子
玉露の上品で甘みを感じる風味には、特に羊羹がおすすめです。
恵那川上屋の「栗水ようかん」は、北海道産小豆の風味が引き立つ上品な甘さと、さらりとした口どけが特徴です。
刻み栗の歯ごたえも楽しめる一品で、玉露の繊細な味わいとバランスよく調和します。
冷やして食べると、暑い季節にも爽やかに楽しめます。
玉露と栗水ようかんの組み合わせは、上品な和の味わいを存分に堪能できる贅沢なペアリングといえるでしょう。
ほうじ茶 × 水分が少なめのお菓子
さらっと飲めるほうじ茶は、乾き菓子や焼き菓子との相性が良いとされています。
恵那川上屋の「栗サブレ‐山ノ栞‐」は、まさにほうじ茶にぴったりのお菓子です。
バターと卵黄を贅沢に使用し、渋皮入りの栗きんとんや栗皮焙煎粉を加えて香ばしく焼き上げたこのサブレです。
さっくりとした食感とバターの風味が特徴で、プレーン、ココア、紅茶、黒糖の詰め合わせで、ほうじ茶との多様な味の組み合わせを楽しめます。
玄米茶 × 香ばしいお菓子
玄米茶の香ばしい香りは、同じく香ばしいせんべいとの相性が抜群です。
例えば、恵那川上屋の「栗のおこげせんべい」は、まさにうってつけの組み合わせといえます。
栗きんとんを炊く際に釜底にできる「おこげ」風のせんべいは、渋皮入りの栗と砂糖を混ぜて風味豊かに焼き上げられています。
玄米茶の香ばしさとせんべいの香ばしさが調和し、口の中で絶妙なハーモニーを奏でます。
日本の伝統的な味わいを存分に楽しめる、まさに和のティーペアリングの醍醐味といえるでしょう。
日本茶とお菓子の楽しみ方は多彩!自分の好みを見つけよう
日本茶には様々な種類があり、それぞれに合うお菓子との組み合わせを見つけることで、より豊かな味わいを堪能できます。
煎茶には甘いお菓子、玉露には上品な和菓子、ほうじ茶には乾き菓子、玄米茶には香ばしいせんべいなど、お茶の特徴に合わせたペアリングが楽しめるでしょう。
とはいえ、日本茶とお菓子の組み合わせに決まりはありません。
いろいろ試して、ぜひ自分好みのペアリングを見つけてくださいね。
岐阜県の恵那川上屋では、日本茶にも合う創作菓子を豊富にご用意しています。
オンラインショップでの取り扱いもありますので、贅沢なティータイムのお供に、ぜひご賞味くださいね!