2024.09.03
十五夜の食べ物で秋を堪能!岐阜の逸品と新感覚スイーツ
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
秋の夜長、美しい月を楽しむ十五夜。
この日に欠かせないのが、お供えの食べ物です。
お月見団子以外に食べられている秋の味覚、地域ごとの特色ある食文化も気になりませんか?
今回は十五夜のお月見団子や伝統的な食べ物、十五夜におすすめの食べ物をご紹介します。岐阜県ならではの十五夜の楽しみ方もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
十五夜とは?その由来と風習
十五夜は、別名「中秋の名月」とも呼ばれ、旧暦8月15日の満月の夜を指します。
新暦では9月中旬〜10月上旬が十五夜となります。
古くから欠けたところのない満月は、豊穣の象徴とされていました。
中国では満月に伝統菓子である月餅や果物などをお供えしたり食べたりすることで、収穫への感謝とともに豊作への祈りを捧げる風習があり、平安時代に日本へ伝わったとされています。
日本では当初は貴族が月を見ながらお酒や管弦、詩歌を楽しむ行事でしたが、江戸時代になると、庶民にも広まって収穫祭の意味合いが強くなりました。
秋の収穫への感謝と翌年の豊作への祈りを込めて、月にちなんだ食べ物をお供えしたり食べたりすることが習慣となり、現代では美しい月を眺めながら家族や友人と団らんを楽しむ機会となっています。
また、食べ物だけでなく、ススキは実った稲穂に似ていること、神様の依り代と考えられていることから、豊作を祈る・悪霊や災いなどから収穫物を守る意味合いで飾られます。
十五夜の伝統的な食べ物、よく食べられているものは?
十五夜で食べられている定番のお月見団子と、食べられることの多い食べ物をご紹介します。
十五夜といえばお月見団子!その由来と意味は?
お月見団子は、十五夜に欠かせない伝統的な食べ物です。
満月の形を模した白い丸い団子をピラミッド型に積み、農作物の収穫に感謝し、次の年の豊作を願ってお供えします。
この形に積むのは、最上部を天に向けることで、月への感謝や祈願を月まで届けようという意図からです。
さらに、お月見団子を食べることで、月の力を分けてもらい、健康と幸せを得ることができるといわれています。
お供えする数には諸説ありますが、一般的には15個(十五夜にちなんで)が主流です。
形にも各地での違いがあり、関東では白くて丸い団子、関西や名古屋、岐阜の一部の地域では里芋型(しずく型)の団子を供える地域もあります。
また、近年では少しずつお供えの仕方も変わってきており、お月見団子は「三方(さんぼう)」という台に積むのが正式ですが、お皿に積むケースもあったり、串団子をそのまま食べるケースもあったりします。
十五夜で食べられることが多いものもご紹介
定番のお月見団子以外で、食べられることが多いものもご紹介します。
里芋、栗、柿などの秋の味覚
十五夜は「芋名月」とも呼ばれ、里芋やさつまいもなどの芋類をお供えします。
これは、稲作が始まる前、芋類が主食だった名残だと考えられています。
そのほか、栗、柿、ぶどう、そして秋野菜など秋の味覚をお供えする風習も。
また、月とのつながりが強くなるという意味合いで、ツルのある果物・野菜をお供えするのも縁起が良いといわれています。
月見うどん・月見そば
月見うどんは、温かいうどんに生卵を割り入れ、卵の黄身を月に見立てた料理です。
白身は月にかかる雲、椎茸や三つ葉、わかめは夜空や山を表すとされています。
月見そばも同様に人気があり、季節を感じられる一品として親しまれています。
十五夜の食べ物や楽しみ方の新提案!おすすめスイーツもご紹介
定番の十五夜の食べ物も良いですが、アレンジを加えてみるのもおすすめです。
また、楽しみ方のアイデアや恵那川上屋おすすめのスイーツもご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてくださいね!
十五夜の食べ物と楽しみ方のアイデア
SNS映えするお月見スイーツ
最近では、SNS映えを意識したお月見スイーツが人気です。
例えば、丸い月をイメージしたムースケーキや、うさぎの形をしたマカロンやお饅頭などがあります。
栗やさつまいもを入れ、アイスクリーム、生クリーム、黒蜜などでトッピングした「お月見パフェ」を作ってみるのも良さそうですね。
さらに月をイメージした黄色の白玉や、うさぎをモチーフにしたクッキーなどを添えれば、見た目も華やかです。
ヘルシーなお月見団子
近年の健康志向に合わせ、ヘルシーなお月見団子もおすすめです。
豆腐・寒天・オートミールなどを使ったお月見団子や、カボチャやさつまいもで甘みをつけたお月見団子など、低カロリーなアレンジをしてみるのはいかがでしょうか。
家族で楽しむお月見パーティー
月見ピザやお月見おにぎりなど、子どもも喜ぶメニューを作り、ビュッフェ方式のパーティーにするのはいかがでしょうか。
串にお月見団子やカボチャ、さつまいもなどを刺して、温かいあんこにつけて食べる「あんこフォンデュ」もおすすめです。
また、丸い形のお菓子をたくさん飾ったり、月やうさぎモチーフの紙皿やカップを使ったり、テーブルを盛り上げる工夫をするとより楽しめますよ♪
十五夜に食べたい恵那川上屋おすすめのスイーツ
恵那川上屋では、栗を使った岐阜らしい銘菓をご用意しています。
なかでも十五夜におすすめなのは、以下の2つです。
くりどら
十五夜の夜空を思わせる、黄金色に輝く「くりどら」。
こだわりの栗餡をたっぷりと詰め込んだ、まろやかな味わいのどら焼きです。
栗きんとんをベースに生クリームや卵黄を合わせ、なめらかに炊き上げた餡を、ふんわりと焼いた生地で優しく包みました。
月のような丸い形と、口の中でとろける食感が、お月見の夜を一層特別なものにしてくれるでしょう。
秋の限定詰め合わせ
秋の味覚を存分に楽しめる「秋の限定詰め合わせ」。
この詰め合わせには、恵那川上屋の秋を代表する2つのお菓子が含まれています。
一つは、栗と砂糖のみを使用した「栗きんとん」。
素材本来の味わいを存分に楽しめる、シンプルながら奥深い味わいが特徴です。
もう一つは、細部までこだわり抜いた昔ながらの「胞衣栗万頭(えなぐりまんじゅう)」。
素朴な風味の栗まんじゅうは、伝統の技が光る逸品です。
この2つを美しく詰め合わせた商品は、十五夜の晩に家族や友人と楽しむのにぴったりです。
十五夜の食卓を彩るだけでなく、大切な方への贈り物としても喜ばれています。
栗の銘菓を存分に味わいながら、十五夜を過ごしてみてはいかがでしょうか。
岐阜県ならではの十五夜の風習もご紹介
岐阜県の多治見市では、十五夜に「月見すいとん」を食べる習慣があります。
すいとんは小麦粉を練って団子状にしたもので、だし汁に里芋、鶏肉、油揚げ、ごぼう、豆腐を入れた具たくさんの郷土料理です。
そして、先にも少し触れましたが、多治見市にはお月見団子を里芋型(しずく型)で作る風習もあり、この形は収穫の恵みに感謝する心を表しているとされています。
また、岐阜県には毎月お月夜祭りを行う「溝旗神社」があるのをご存じでしょうか。
旧暦15日を満月の刻として、明かりを灯した中でお参りする習慣があり、十五夜のみならず年中行われています。
十五夜にあわせて、この神社でお参りをした後、岐阜県名産の栗菓子を楽しむのも岐阜県ならではのお月見体験になるでしょう。
十五夜の食べ物を通じて味わう、日本の秋の豊かさ
十五夜の食べ物は、日本の豊かな食文化と季節感を感じられる大切な風習です。
伝統的なお月見団子や秋の味覚をお供えするほか、月をモチーフにした食べ物を楽しむなど、現代ではさまざまな過ごし方があります。
家族や友人と美しい月を眺めながら、秋の夜長を楽しんでみてはいかがでしょうか。
十五夜を通じて、日本の伝統と現代の食文化の融合を味わい、季節の移ろいを感じる素敵な時間になると良いですね。
岐阜県にある恵那川上屋では、ご紹介したスイーツ以外にも季節の素材を生かした創作菓子を多数取り揃えています。
オンラインショップからお取り寄せも可能ですので、興味を持った方はぜひチェックしてみてください!