2024.09.17
岐阜県にあるおすすめの吊り橋は?見どころも詳しくご紹介!
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県には個性ある多くの吊り橋がたくさんあるのをご存じでしょうか。
自然豊かで山も川も多い岐阜県では、橋からの眺めも絶景です。
吊り橋を渡る経験というのは、意外にも少ないので、渡るだけでワクワクしてしまいます。
今回は岐阜県にある吊り橋に注目して、各地の見どころをご紹介していきますので、ぜひ一度訪れてみてくださいね!
吊り橋以外の有名な橋についても、あわせてご紹介します。
吊り橋の魅力とは?
吊り橋とは、塔と塔の間に貼ったケーブル、またはそこから垂らしたハンガーロープを用いて、人や車が渡る橋桁(川を横断する道路になる部分)を吊った形の橋のこと。
長い距離を渡るのに最適な形の橋で、他の形式の橋に比べて必要な材料が少なく、コストを抑えながら建設できる点が吊り橋の大きな特徴です。
一般的な橋に比べ、独特のデザインや迫力を楽しめる吊り橋は、観光地にもよく設置され、多くの人が訪れるスポットとなっています。
吊り橋の魅力は?
吊り橋の魅力は、やはり渡るときに感じられる迫力でしょう。
塔桁から吊るしたケーブルで橋を支える吊り橋は、振動や風を受け、左右上下に揺れます。
近代の吊り橋はある程度安定しているものが多いですが、全く動かない橋より、渡る際にスリルを感じられるのも魅力です。
また、独特のデザインや構造により、一般的な橋に比べて自然と一体化したような気持ちを味わえること、雄大な自然の中にあることが多いため絶景を見られることも吊り橋の良さでしょう。
岐阜県にある吊り橋の特徴や見どころをご紹介
ここからは、岐阜県にある魅力的な吊り橋とその特徴をご紹介します。
今回ご紹介するのは、次の8つの吊り橋です。
- 釜戸の吊り橋
- 旅足橋
- 美濃橋
- 七間飛吊橋
- であい橋
- ふれあい橋
- やじろ橋
- 恋のつり橋
釜戸の吊り橋
釜戸の吊り橋は、瑞浪市釜戸町を流れる土岐川にかかっている吊り橋です。
橋桁が木製のこの吊り橋は、素朴な雰囲気が特徴。
欄干(らんかん:橋に設置されている柵部分)が低い分、主張が少なく、田畑の多い周囲の景色に自然に溶け込んでいます。
そんな釜戸の吊り橋は、2018年に放送されたNHKの連続テレビ小説「半分、青い。」の撮影に使われたスポットでもあります。
ドラマを見てから聖地巡礼に訪れるのも、楽しみ方の一つでしょう。
住所:岐阜県瑞浪市釜戸町4136
旅足橋(たびそこばし)
旅足橋は、加茂郡八百津町を流れる木曽川と旅足川の合流地点にかけられた吊り橋。
渓谷に設けられたこの吊り橋は、独特の美しい構造が魅力です。
補剛トラス※中央の上弦材を主ケーブルに兼用する構造の橋は世界でも珍しく、現存するのは旅足橋を含め3橋だけといわれています。
※補剛トラス=部材を三角形をつくるように連結して構成の構造
また、印象的な赤色で塗装されているのも、旅足橋の特徴です。
緑や紅葉、雪景色に映える赤い吊り橋は、遠目からも良い写真が撮れるでしょう。
そんな旅足橋は、現在建設が進められている新丸山ダムの完成後に水位上昇によってダム湖に沈むことになる可能性があるそうです。
気になる方は、ぜひその前に訪れてみてくださいね。
なお、後ほどご紹介しますが、新丸山ダムができることで国道418号は洪水時に冠水する恐れがあるため、吊り橋ではない新旅足橋も建設されています。
住所:岐阜県加茂郡八百津町
美濃橋
美濃市の長良川にかかる美濃橋も、岐阜県でおすすめしたい吊り橋の一つ。
鮮やかな赤色が特徴の、長距離を結ぶ迫力ある吊り橋です。
大正5年に完成した美濃橋は、現存する「日本最古の近代吊り橋」といわれています。
通れるのは人と自転車だけなので、ゆっくり散策することが可能です。
橋桁からは雄大な長良川と雄大な山々を眺めることができます。
桜の季節や紅葉の季節はもちろん、夜間のライトアップ時の訪問もおすすめですよ。
※国重要文化財安全確保のため、50名以上での通行はご遠慮ください
住所:岐阜県美濃市前野871-4
七間飛吊橋(しちけんとびつりばし)
七間飛吊橋は、岐阜県高山市荘川町の庄川にかかる吊り橋です。
雄大な自然の中にかかるこの吊り橋は、全長130mと大規模で、標高も765mと迫力満点。
欄干がワイヤーで下がよく見えることから、スリルのある空中散歩を楽しめます。
七間飛吊橋は、アニメ「ひぐらしのなく頃に」の中のシーンの舞台となった場所としても知られており、ファンの間では人気の聖地巡礼スポットとなっています。
住所:岐阜県高山市荘川町牛丸
であい橋
であい橋は、世界遺産として有名な白川郷の庄川にかかる吊り橋です。
全長107mのであい橋は、「土木学会デザイン賞2003」の最優秀賞を受賞した、集落の景色に馴染むシンプルなデザインが特徴。
大きな柱はなく、緩やかなアーチを描いたコンクリート製で、渡ると微かな揺れを感じられます。
この橋は観光駐車場から白川郷集落に向けてかかっており、白川郷の玄関口として知られています。
静かで美しい吊り橋は、江戸時代の様子が残る集落とその外をつなぐ役割を果たしているのですね。
岐阜県の世界遺産については「岐阜県が誇る世界遺産とは?無形文化遺産やその他の遺産もご紹介!」も、ぜひご一読ください。
住所:岐阜県大野郡白川村荻町
ふれあい橋
ふれあい橋は、恵那市の道の駅「おばあちゃん市・山岡」と小里川ダムをつなぐ吊り橋です。
周囲に馴染むシックなデザインの吊り橋は、全長約73m。
橋桁からは、道の駅にある日本一の水車や小里川ダムを眺めることができます。
道の駅では、グルメやショッピングを楽しむことができるので、旅の休憩に立ち寄るのもおすすめです。
岐阜県の道の駅については、岐阜県の道の駅を巡ろう!人気・おすすめの駅や見どころをご紹介もチェックしてみてくださいね。
住所:岐阜県恵那市山岡町田代
やじろ橋
中津川市の付知川源流にかかるやじろ橋は、食事処である「岩魚の里 峡」に向けてかかっている吊り橋です。
通行できるのは食事処を利用する客だけですが、その迫力と景色の美しさから、多くの人に注目されています。
やじろ橋の橋桁は、人がすれ違うのが難しいほど狭いのが特徴です。
定員は3人までと決められており、揺れも大きいことから、スリル満点!
橋の下には透明度の高い清流が流れており、美しい景観も楽しむことができます。
食事処では美味しい川魚を味わうことができ、食事を兼ねて訪れたい絶景スポットです。
住所:岐阜県中津川市付知町258-15
恋のつり橋
恋のつり橋(宮山橋)は、揖斐郡揖斐川町を流れる揖斐川にかかる吊り橋です。
この吊り橋は、蔦に覆われた柱と木でできた橋桁が特徴。
渡るとゆらゆらと揺れ、吊り橋ならではのハラハラ感を味わうことができます。
また、恋のつり橋はその名の通り、恋愛成就の橋としても知られています。
橋の先には「恋の鐘」と名付けられた鐘があり、鳴らして絵馬を奉納すると恋が叶うとされています。
絵馬は乙原農林水産物販売所で購入可能です。
住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町東津汲
岐阜県の吊り橋以外のおすすめの橋もチェック
岐阜県には、吊り橋以外にも、観光におすすめの橋があります。
ここでは、特におすすめの3つの橋をご紹介しますね!
北アルプス大橋
北アルプス大橋は、高山市奥飛騨温泉郷にて、新穂高温泉中尾高原と鍋平園地を渡す橋です。
北アルプスの山々を見渡せる絶景スポットとして知られており、季節ごとに表情を変える自然を楽しむことができます。
住所:岐阜県高山市奥飛騨温泉郷新穂高温泉中尾
新旅足橋
新旅足橋は、先ほどご紹介した旅足橋の代替橋として建設された橋です。
八百津町山間部の潮南地区と八百津町中心部とを結んでいます。
200mにも及ぶ橋の高さと迫力が、新旅足橋の魅力!
橋の上からのバンジージャンプ体験も行われています。
新旅足橋で行われているバンジージャンプは日本一高いブリッジバンジー「岐阜バンジー」として有名です。
通称ムササビスーツと呼ばれるウイングスーツを着用して、ムササビのように飛ぶことができます。
住所:岐阜県加茂郡八百津町久田見
恵那峡大橋
恵那峡大橋は、景勝地として知られる恵那峡の木曽川の上にかかる橋です。
緑の大自然の中に渡されたこの橋は、赤いアーチ型で、車道だけでなく歩道も整備されています。
恵那峡を訪れたら、ゆっくり橋を歩きながら絶景を眺めるのがおすすめです。
住所:岐阜県中津川市蛭川
岐阜県には魅力的な吊り橋が多数!スリルと絶景を楽しんで
塔と塔の間にケーブルを貼り橋桁を吊るした形の橋を、吊り橋と呼びます。
揺れによるスリルと橋の上からより身近に感じられる絶景が、吊り橋の魅力。
岐阜県には、大自然の中にかかる個性的で美しい吊り橋がたくさん存在します。
また、吊り橋ではないタイプにも、魅力的な橋が多いです。
岐阜県を訪れたら、ぜひ吊り橋やそのほかの橋から、空中散歩を楽しんでみてください。
恵那川上屋は、岐阜県で創作菓子の製造・販売を行っています。
岐阜県名産の栗菓子や季節のフルーツを使った和菓子・洋菓子は、お土産にもぴったり。
味はもちろん、見た目にもこだわったお菓子を多数取り揃えております。
岐阜県を訪れたら、ぜひ恵那川上屋にもお立ち寄りください。