2025.12.03
岐阜県といえば何?観光スポットやグルメ・文化をご紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県といえば、どんなイメージを思い浮かべますか?
白川郷や飛騨高山といった観光名所、飛騨牛や栗きんとんなどのご当地グルメなど、岐阜県には魅力がたくさんあります。
今回は、「岐阜県といえば」と言われて思い浮かぶ代表的なスポットや文化、グルメをご紹介します。
岐阜県への旅行や観光を計画されている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

岐阜県の特徴からご紹介!
岐阜県は日本の中部地方に位置する内陸県です。
山や川などの自然が豊かで、御嶽山や乗鞍岳、奥穂高岳、槍ヶ岳などの山々には全国から多くの登山者が訪れます。
特に水がきれいなことで有名で、木曽川、長良川、揖斐川から成る木曽三川を有することから、全国有数の清流の地としても知られています。
周囲に海がなく沿岸部の大都市から離れていたため、白川郷や飛騨高山の古き良き町並みなど、日本の原風景ともいえる景観が今も大切に残されています。
また、織田信長ゆかりの地としても知られ、「岐阜」という県名も信長が選んだものだといわれていますよ。
岐阜県は西濃、岐阜、中濃、東濃、飛騨と、大きく5つの地域に分けられています。
地域による高低差が大きいため、同じ県内でありながら気候も異なり、それぞれの地域が独自の魅力を持っています。
岐阜県の各地域の特徴については「岐阜県の分け方は?地域ごとの特徴や魅力もチェック」でも詳しくご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。
岐阜県といえば!という代表的なスポットは?
岐阜県を代表する観光スポットをご紹介します。
いずれも岐阜県を訪れるなら必見の名所です。
白川郷
白川郷は、世界遺産に登録された合掌造り集落です。
茅葺き屋根の家々が100棟余り現存し、日本の原風景ともいえる美しい景観を今に伝えています。
四季折々で異なる表情を見せてくれることも魅力で、夏は緑豊かな景色、冬は雪化粧を纏った幻想的な姿に。
現在も実際に人々の生活が営まれており、伝統と人々の暮らしが息づく貴重な場所です。
展望台からは合掌造り集落を一望でき、屋根の雪が溶けやすいように考えられた先人の知恵を感じることができるでしょう。
「岐阜県の白川郷を観光しよう!その魅力や人気スポットをご紹介」でも詳しくご紹介していますので、チェックしてみてくださいね!
<白川郷>
- 住所:岐阜県大野郡白川村荻町
- アクセス:車で「白川IC」から国道156号線へ約5分。「荘川IC」から「国道158号線」→「国道156号線」約45分/JR「高山駅」から高速バスで50~60分「白川郷バスターミナル」下車。JR「金沢駅」から高速バス「白川郷バスターミナル」下車/JR「富山駅」から高速バス「白川郷バスターミナル」下車
岐阜城
岐阜城は、戦国時代に美濃国を治めた斎藤道三の居城であり、その後、織田信長が天下統一の拠点とした名城です。
標高329mの金華山山頂に築かれ、当時は難攻不落の城とされていました。
現在はロープウェイで気軽に訪れることができ、山頂からは岐阜市内の美しい風景が一望できます。
麓の岐阜公園の中には織田信長公居館跡もあり、信長公居館の構造や調査結果などが展示されています。
歴史好きな方にはたまらない観光スポットでしょう。
<岐阜城>
- 住所:岐阜県岐阜市天守閣18番地
- アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」から約20分/JRまたは名鉄「岐阜駅」から市内ループ左回りバス「岐阜公園・岐阜城」下車後、徒歩3分→岐阜公園から「ぎふ金華山ロープウェー」利用
飛騨高山の古い町並
飛騨高山の古い町並は、江戸時代後期から明治時代にかけての町家建築が建ち並ぶ趣のあるスポット。
木造の伝統的な建築様式や狭い石畳の通り、古い商家などが見どころです。
通り沿いには飛騨牛の串焼きや握り寿司、みたらし団子、五平餅などのテイクアウトグルメが豊富で、食べ歩きも楽しめます。
エリア内には7つの酒蔵があり、それぞれの蔵で地酒の試飲を楽しむこともできますよ。
<飛騨高山の古い町並>
- 住所:岐阜県高山市上三之町ほか
- アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約15分/JR「高山駅」から徒歩15分
恵那峡
恵那峡は、木曽川が大井ダムによってせき止められてできた渓谷で、奇岩や断崖が織りなす美しい景観が魅力です。
四季折々に表情を変える渓谷美を楽しむなら、遊覧船でのクルーズがおすすめ。
春は桜、秋は紅葉が両岸を彩り、船上から眺める景色は格別です。
獅子岩や屏風岩といった自然が生み出した奇岩の数々は、見る角度によって異なる表情を見せてくれます。
大正時代に造られた大井ダムは日本の近代化を象徴する建造物でもあり、地理学者の志賀重昂が「恵那峡」と命名したことでも知られています。
遊歩道も整備されており、散策しながら渓谷の自然を満喫できます。
恵那峡の見どころや周辺のおすすめスポットについては「恵那峡の観光を楽しもう!見どころや周辺の観光スポットをご紹介」もご参考くださいね。
<恵那峡>
- 住所:岐阜県恵那市大井町 恵那峡
- アクセス:車で中央自動車道「恵那IC」から約25分/JR恵那駅から東鉄バスで恵那峡行き「恵那峡」下車
下呂温泉
下呂温泉は1000年以上の歴史を持つ、国内でも有数の温泉地。
日本三名泉に選ばれており、泉質はアルカリ性単純泉で無色透明、ほのかな香りがするのが特徴です。
「お肌が絹のようにツルツルになる」と人気で、美肌効果を求めて多くの人が訪れます。
毎年開催される下呂温泉まつりでは、5頭の龍が光と炎の演出の中を乱舞する龍神火まつりや、下呂おどりなど、岐阜県の魅力を存分に楽しめます。
温泉街には足湯スポットも点在しており、散策の途中で気軽に温泉を楽しめるのも魅力です。
<下呂温泉>
- 住所:岐阜県下呂市湯之島
- アクセス:車で中央自動車道「中津川IC」から約1時間/岐阜駅からJR「下呂駅」で下車後、徒歩約6分
岐阜県には、こんな文化・名産品がある!

岐阜県には独自の文化や伝統的な名産品が数多くあります。
岐阜県といえば!という代表的なものをご紹介しましょう。
美濃焼
美濃焼は、主に東濃地域の多治見市、土岐市、瑞浪市周辺で盛んに作られている伝統的な焼き物です。
全国的にも有名な陶磁器で、窯はもちろんミュージアムや歴史館まで、多くの焼き物関連の店舗や施設が存在します。
美濃焼は、志野焼、織部焼、黄瀬戸、瀬戸黒など、多彩な様式を持つのが特徴で、日常使いの食器から芸術作品まで幅広く、現代の食卓でも広く使われている身近な陶磁器です。
東濃地域を訪れた際には、お気に入りの器を探してみるのも楽しいでしょう。
「美濃焼とは?その特徴や種類、魅力を感じられる場所もご紹介」でも美濃焼の魅力や、美濃焼をテーマにした美術館についてご紹介しています。
さるぼぼ
さるぼぼは、飛騨地方に伝わる赤い人形で、猿の赤ん坊という意味です。
古くからお守りとして作られてきた伝統的な人形で、もともとは子どもの健康や成長を願い、母親や祖母が手作りしていました。
現在では、幸福や厄除けのシンボルとして人気があり、縁結びや安産、夫婦円満に良いとされています。
飛騨高山の代表的なお土産の一つとして多くの観光客に親しまれており、地域限定デザインやカラーバリエーションも豊富です。
顔がないのもさるぼぼの特徴で、持ち主の思いを反映できるようにという意味が込められています。
「飛騨の「さるぼぼ」の由来や歴史、顔がない理由とは?」でも詳しくお伝えしていますので、ぜひ読んでみてくださいね!
本美濃紙(ほんみのし)
本美濃紙(ほんみのし)は、美濃地域で生産される手漉きの和紙。
岐阜県の伝統工芸品にも指定されている「美濃和紙(みのわし)」の中でも、最高級品です。
原料にはこうぞのみを使用する、伝統的な製法と製紙用具を用いた工程を厳守する、薬品漂白は行わないなど、特に厳しい基準を満たしたもののみ、本美濃紙として認められます。
白さや美しさ、柔らかさ、強さが特徴で、国指定の重要無形文化財に加え、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
古くから続く伝統的な製法で作られる本美濃紙は、文化財の修復などにも使用される高品質の和紙です。
本美濃紙をすくことができるのは、本美濃紙保存会の会員若干名のみという、非常に貴重なものとなっています。
美濃地域では、本美濃紙をはじめとする和紙を使ったさまざまな製品も作られており、和紙を使った工芸品はお土産としても人気があります。
岐阜県の伝統工芸品については「岐阜県の伝統工芸品とは?工芸体験ができる施設も紹介」でも詳しくご紹介しています!
岐阜県といえば食べ歩き!おすすめのグルメは?

岐阜県を訪れたら、ぜひ味わってほしいおすすめグルメもご紹介します。
岐阜県ならではの郷土料理や食べ物も、ぜひお楽しみください!
飛騨牛
飛騨牛は、岐阜自慢のブランド牛。
複数の厳しい基準をクリアした黒毛和牛だけが認定される高級ブランドで、きめ細かい美しい霜降りと柔らかい肉質が特徴です。
口に入れた瞬間にとろけるような食感と上品な甘みが広がります。
ステーキやすき焼き、焼肉などで味わうのがおすすめで、口いっぱいにおいしさが広がります。
飛騨高山には飛騨牛を味わえる店舗がたくさんあり、食べ歩き用の串焼きや握り寿司なども人気ですので、岐阜県を訪れたらぜひ本場の飛騨牛を堪能してください。
五平餅
五平餅は、香ばしく焼かれたお餅と甘辛いタレのコンビネーションがおいしい郷土料理です。
基本の味は醤油や味噌がベースになっていて、わらじ型やだんご型など形はさまざま。
エゴマがたっぷり使われたものもあり、店舗や地域によって味わいが異なるのも楽しみの一つです。
昔から岐阜県の山間部で親しまれてきた素朴な味わいで、食べ歩きにもぴったりです。
お祭りやイベントでも販売されることが多く、岐阜県を代表する郷土料理の一つとなっています。
鶏(けい)ちゃん
鶏(けい)ちゃんは、郡上市や下呂市、高山市南部に伝わる郷土料理で、1950年代に誕生したといわれています。
鶏肉と野菜をタレに漬け込み、鉄板で焼いて食べるシンプルな料理です。
海のない岐阜県では鶏が貴重なたんぱく源でした。卵を産まなくなった廃鶏を活用したのが始まりとされ、当初は正月などのハレの日のごちそうとして親しまれていました。
1960年代からは地元の精肉店や居酒屋が独自にアレンジし、味噌味、醤油味、塩味など多彩な味わいが生まれています。
高山ラーメン
高山ラーメンは、高山市を中心に親しまれているご当地ラーメンです。
「飛騨高山ラーメン」「飛騨ラーメン」とも呼ばれています。
醤油ベースのあっさりした和風だしスープに、細めの縮れ麺を合わせるのが特徴です。
店ごとに異なるこだわりのスープが楽しめ、昔ながらの味を守る老舗から新しいスタイルの店まで、さまざまなお店があります。
飛騨高山を観光で訪れるなら、高山ラーメンは外せません。
岐阜県の郷土料理については「岐阜県の郷土料理とは?種類や特徴をご紹介」でも、さらに詳しくご紹介していますので、ぜひご覧くださいね。
岐阜県といえば恵那川上屋のお菓子も!
岐阜県を訪れたら、恵那川上屋のお菓子もぜひお楽しみください。
伝統的な和菓子から洋菓子まで幅広いメニューをご用意している中から、おすすめをご紹介します。
栗きんとん

栗きんとんと聞くと、お正月のおせち料理を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし、岐阜県の栗きんとんは全く別のもの。
おせちの栗きんとんはさつまいもの餡に甘露煮の栗を混ぜたものですが、岐阜県東美濃地方に伝わる栗きんとんは、栗と砂糖だけで作る素朴な和菓子です。
この栗きんとんは、岐阜の美濃地方に縁ある郷土菓子として親しまれています。
恵那川上屋の栗きんとんは厳選した栗と少しの砂糖を合わせて炊き、茶巾絞りで仕上げた逸品です。
栗の品種や収穫期によって砂糖の量や炊き時間を工夫。手鍋で丁寧に炊き上げる昔ながらの味をお手本に、菓子職人が真心込めて炊き上げています。
心温まる素朴な食感をお楽しみください。
栗山

恵那川上屋一番人気のモンブランケーキです。
和栗と洋栗を合わせたオリジナルペースト、まるごと入った栗の渋皮煮、そして栗の鬼皮焙煎粉を練り込んだタルトカップとまさに栗づくし!
30年の歴史を経てもなお、おいしさを探求し続ける逸品です。
恵那川上屋には、カフェを併設している店舗もあります。
散策やドライブの合間に、ぜひ恵那川上屋の各店舗でおいしいお菓子を味わってください。
岐阜県の特産品やお土産については「岐阜県の特産品・名産品をご紹介!お土産におすすめなのは?」でも詳しくご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
岐阜県といえば魅力満載の観光地!グルメもぜひ満喫を
岐阜県といえば、世界遺産の白川郷や織田信長ゆかりの岐阜城、風情ある飛騨高山の古い町並、日本三名泉の下呂温泉など、歴史と自然が調和した観光スポットが豊富です。
美濃焼やさるぼぼ、本美濃紙といった伝統文化も魅力的で、岐阜県ならではの文化に触れることができます。
飛騨牛や五平餅、高山ラーメンなどのグルメも見逃せません。
岐阜県の観光の合間には、恵那川上屋の各店舗で栗を使ったスイーツや季節の創作菓子をお楽しみくださいね!




