2025.12.20
名古屋・覚王山エリアを観光!見どころやグルメスポットを紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
名古屋観光というと、名古屋城や栄の繁華街を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、定番スポットだけではない、一味違った名古屋の魅力を感じられるのが覚王山(かくおうざん)エリアです。
名古屋駅から電車で約15分とアクセスも良好で、歴史ある寺院と個性的なショップが共存する独特の雰囲気が楽しめる街。
今回は、覚王山エリアの魅力や観光スポットに加え、おすすめのグルメまでご紹介します。
ぜひ、観光の参考にしてくださいね!

名古屋・覚王山エリアの魅力
名古屋市千種区に位置する覚王山エリアは、歴史と現代文化が調和した魅力的な街です。
また、覚王山エリアは丘陵地に位置し、古くから月見の名所として親しまれてきました。
1904年に覚王山日泰寺が創建されたことをきっかけに、京都の東山をモデルとした街づくりが進められ、神社仏閣などの歴史的建造物が今も数多く残されています。
また、名古屋の財界人が集う奥座敷として料亭や別邸が建てられた歴史もあり、芸術が生活文化に深く根付いているのも特徴です。
日泰寺の参道として発展してきた覚王山商店街には、昔ながらのレトロなお店とおしゃれでモダンなカフェや雑貨店が見事に融合しています。
覚王山商店街では、手づくり雑貨のマーケットや近隣のビストロによる屋台が集まるお祭り、古本市、アートイベントなど、年間を通じてさまざまなイベントが開催されています。
特に毎月21日は弘法さまの縁日で、日泰寺(にったいじ)への参道に野菜や漬物、花や着物用品などの屋台が並び、多くの参拝者でにぎわいます。
地域の人々による楽しいイベントがたくさんあるのも、覚王山ならではの魅力ですね。
名古屋市内の他のエリアについては「名古屋市の栄エリアを観光!おすすめスポット10選をご紹介」で詳しく解説しています。
あわせて参考にしてくださいね。
名古屋・覚王山エリアで人気の観光スポット

覚王山エリアには、歴史を感じられる寺院から現代アートが楽しめるスポットまで、魅力的な観光地が点在しています。
特におすすめの6つのスポットをご紹介しますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
覚王山 日泰寺
覚王山観光で外せないのが「覚王山 日泰寺(かくおうざん にったいじ)」です。
日本で唯一お釈迦様の御真骨(遺骨)を安置している特別な寺院で「覚王山」という地名の由来にもなっています。
最大の特徴は、どの宗派にも属さない国内唯一の「超宗派」を掲げ、全ての仏教徒を受け入れる寺として存在していること。
立派な山門や、タイ国王から贈られた本尊が祀られる本堂、高さ30mの五重塔など見どころが満載です。
本堂西側にはチュラロンコン大王像があり、両脇の象の間に立って記念撮影するのも旅の思い出にぴったりですよ。
<覚王山 日泰寺>
- 住所:愛知県名古屋市千種区法王町1-1
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約25分/地下鉄東山線「覚王山駅」1番出口から徒歩約15分
東山給水塔
覚王山駅から徒歩約15分の場所にある「東山給水塔(ひがしやまきゅうすいとう)」は、遠くからも見える特徴的な赤いトンガリ屋根が目印のランドマークです。
1930年(昭和5年)に建設された高さ約38mの給水塔で、43年間にわたって活躍し、現在は災害対策用の応急給水施設として再利用されています。
メルヘンチックな見た目が印象的で、名古屋市の景観重要建造物にも指定されています。
近くまで立ち寄ることはできませんが、カメラファンに人気のスポット。
太陽が沈む頃には、夕日に映える美しい姿が見られます。
ご紹介した日泰寺からも、このトンガリ屋根が見えるので探してみてくださいね。
<東山給水塔>
- 住所:愛知県名古屋市千種区田代町四観音道西
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約25分/地下鉄東山線「覚王山駅」1番出口から徒歩約10分
相応寺
徳川家康の側室「お亀の方」や、尾張徳川家の夫人・子女が埋葬されている相応寺(そうおうじ)は、1643年創建の歴史ある寺院です。
1662年には徳川家康の隠居後の住まいがあった静岡から「駿河御殿」が移築され、徳川家のお抱え絵師集団である狩野派の障壁画も一緒に移築されました。
現在の覚王山地区に移転したのは1932年(昭和7年)で、日泰寺を中心にこの地域が発展してきた時期と重なります。
現在は講演会やコンサート、ヨガ道場といった催しを定期的に開催しており、障壁画の一部も見られます。
<相応寺>
- 住所:愛知県名古屋市千種区城山町1-47
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約20分/地下鉄東山線「覚王山駅」2番出口から徒歩約10分
覚王山商店街
日泰寺の門前町として発展してきた覚王山商店街は、昔ながらの伝統と新しいクリエーターの感性が共存する人気スポットです。
昔ながらのみたらし団子屋や定食屋から、おしゃれな雑貨店、紅茶や中国茶の専門店、ギャラリーまで、個性的なお店が軒を連ねています。
レトロな参道や地蔵堂の間をぶらりと散策するのも、覚王山ならではの楽しみ方。
手作り雑貨のマーケットや屋台が集まるお祭り、古本市など、年間を通じてさまざまなイベントも開催されており、訪れるたびに新しい発見がありますよ。
<覚王山商店街>
- 住所:愛知県名古屋市千種区山門町2-50-3
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約15分/地下鉄東山線「覚王山駅」からすぐ
揚輝荘
日泰寺からもほど近い「揚輝荘(ようきそう)」は、大正から昭和初期にかけて建てられた、松坂屋を株式会社化した初代社長・伊藤次郎左衛門祐民(いとうじろうざえもんすけたみ)氏の別邸です。
一番の見どころは「聴松閣(ちょうしょうかく)」で、外壁に自然木を利用した山荘風のハーフティンバー様式が特徴。
べんがら色の外観が印象的で、SNS映えするスポットとして人気を集めています。
内観は中国やインドなど異国情緒を感じる空間で、地階には当時の留学生が描いた壁画が残されています。
2008年には5棟の建造物が市指定有形文化財に指定されました。
見学後には「休憩所べんがら」で、庭園を眺めながらコーヒーや紅茶を楽しむゆったりとした時間を過ごせますよ。
<揚輝荘>
- 住所:愛知県名古屋市千種区法王町2-5-17
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約20分/地下鉄東山線「覚王山駅」1番出口から徒歩約10分
爲三郎記念館(旧古川爲三郎邸)
名古屋を代表する実業家・古川爲三郎(1890~1993)が終の住処とした邸宅が、現在は「爲三郎(ためさぶろう)記念館」として公開され、古川美術館の様々な活動とあわせて年間数回の企画展示や茶会などの各種イベントが開催されています。
数寄屋建築と呼ばれる茶道を楽しむための洗練された佇まいと美しい日本庭園により、四季折々の姿を楽しめるでしょう。
母屋「爲春邸」の4つの茶室と離れの茶室「知足庵」では、それぞれ異なる造りの茶室を鑑賞できます。
正門と東門を含め、国の登録有形文化財に登録されている貴重な建築物です。
館内併設の「数寄屋 de Café」では、日本庭園を眺めながらお抹茶や薫り高いコーヒー、季節の和菓子の他、恵那川上屋が製造を手掛けている「爲さぶれー」を味わえますよ。
<爲三郎記念館>
- 住所:愛知県名古屋市千種区池下町2-50
- アクセス:車で東名高速方面「名古屋IC」から約20分/地下鉄東山線「覚王山駅」から徒歩約5分
名古屋・覚王山エリアでおすすめのグルメもご紹介

覚王山エリアの観光を楽しんだ後は、おいしいグルメも堪能しましょう。
ここでは、食と農をテーマに展開する「おかしな大地 from farm to spoon」の店舗をご紹介します。
「おかしな大地」は、“あたらしいYAOYA”をテーマに、恵那川上屋が手掛けている新業態のブランドです。
1964年の創業より、お菓子屋として培ってきた、素材を見る目・おいしくする力を生かして、お菓子のようにワクワク&オドロキのある野菜体験をお届けしています。
そして2022年に「おかしな大地」の魅力を直接お客様に届ける場として、スイーツが楽しめるカフェ併設のコンセプトショップ「おかしな大地 from farm to spoon」をオープン。
「すべての人の心とからだに喜びを」というコンセプトを受け継ぎ、農園から食卓(お客様の口元)にお届けするまで一環して素材から吟味し、美味しさはもちろん、食の安全さにいたるまで選りすぐりのものだけを提供しています。
名物の栗菓子だけでなく、糖度7度以上の自社農園のトマト「おかしなトマト(取り扱い期間:12月から6月※天候により変更あり)」や、乾燥野菜ミックス、野菜を使ったスイーツのほかに、こだわりの栗や、自社製糖の種子島産黒糖や安納芋などを使った加工品や、各店舗のオリジナルメニューが楽しめます。
※おかしな大地の商品につきましては、一部先行してオンラインショップにて販売中です
各店舗の特徴もお伝えしますね!
「おかしな大地 from farm to spoon」1号店(覚王山店)
食と農をテーマとした「おかしな大地」ブランドを展開する1号店が覚王山にあります。
カフェ併設型の店舗で、イートインスペースを20席ご用意。
厨房とショップはパティシエが切り盛りし、とびきりのメニューや季節ごとの商品を提供しています。
店内奥のイートインスペースは落ち着いた雰囲気で、出来立てのメニューをゆっくりとお楽しみいただけます。
自社農園で育ったおかしのように甘いトマトをはじめ、お菓子の枠を超えた一風変わったアイテムも取りそろえています。
なかでも、おすすめは「栗一筋覚王山プレミアム」!
栗本来の風味と甘さを表現した、香り高い紅茶味のメレンゲとノワゼットクリーム、生クリームのハーモニーをお楽しみください。
「おかしな大地 from farm to spoon」2号店(SAKAE店)
食と農をテーマに展開する2号店も名古屋の繁華街・栄エリアにあります。
新店舗では、当社の取り組みをビジュアルで紹介するSHOWスペース、地元の素材を生かした商品を味わえるPRODUCTスペース、そしてイベントやワークショップを通じて双方向で交流できるLIVEスペースで構成されています。
なかでも、おすすめのテイクアウトメニューは「甘いトマトとかぼちゃのうまみたっぷりタルト」や「栗と秋きのこの グラタン風タルト」。
また、「とろ生栗チーズタルト」など、栗やトマトの魅力を存分に楽しめるメニューもそろっています。
名古屋・覚王山で魅力的な観光とグルメを楽しもう
名古屋市千種区の覚王山エリアは、歴史と現代文化が調和した魅力的な街です。
日本で唯一お釈迦様の御真骨を安置する日泰寺、名建築として名高い揚輝荘、ランドマークの東山給水塔など、見どころが盛りだくさん。
レトロとモダンが融合した覚王山商店街での散策も楽しく、個性的なショップや定期的に開催されるイベントも魅力です。
観光の合間には、岐阜の素材を生かした創作菓子を楽しめる恵那川上屋の「おかしな大地 from farm to spoon」覚王山店へ。
カフェスペースで、栗スイーツやおかしなトマトを使った一風変わったメニューをゆったりとお楽しみください。
覚王山ならではの歴史とグルメを存分に満喫して、素敵な思い出を作ってくださいね!




