2022.02.09
ティラミスとは?名前の由来や意味、歴史や発祥などを紹介!
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
マスカルポーネチーズとコーヒーベースのスポンジ、ココアパウダーが織りなす、ちょっぴり大人向けのスイーツ「ティラミス」。
1960年代に北イタリアで誕生したとされるティラミスは、1990年頃には日本で社会現象となるほどのブームが起こりました。
ほろ苦くクリーミーなティラミスは男女問わず人気が高く、イタリアンレストランやスイーツ店はもちろん、コンビニでも販売されるほど広く長く愛されているスイーツです。
今回は「ティラミス」とはどんなスイーツなのか、ネーミングの由来、歴史や発祥の話まで掘り下げていきます!
ティラミスとは?どんな特徴や魅力のあるスイーツ?
ティラミスとは、次の3つの層を重ねて作るスイーツです。
- マスカルポーネチーズクリーム
- コーヒーリキュールをしみ込ませたスポンジケーキ
- ココアパウダー
クリームはフワフワでしっとりとした食感。
マスカルポーネチーズをベースに卵黄と砂糖を加えてよく混ぜたものと、卵白で作ったメレンゲを合わせると、マスカルポーネチーズクリームが出来上がります。
スポンジの部分は、コーヒーリキュールをしみ込ませてちょっぴり苦めの仕上がりに。
スポンジの代わりに細かく砕いたビスコッティ(クッキーのような焼き菓子)を使うこともあります。
ビスコッティはコーヒーリキュールをしみ込ませている上、チーズクリームからも水分が移るため、しっとりとやわらかい食感になります。
クリームとスポンジ(ビスコッティ)を交互に重ねて層を作り、最後の仕上げに表面にココアパウダーをふりかけます。
層の構成(材料)は基本の形があるものの、層の数には決まりがなく、細かな層を重ねたものもあれば、シンプルに上からココアパウダー→チーズクリーム→スポンジという構成の商品もあります。
とはいえ、お菓子としての見栄えや食感・風味のバランスを考え、上から「ココアパウダー→チーズクリーム→少なめのスポンジ→チーズクリーム→土台となるスポンジ」の5層構造が主流となっています。
近年では、卵や乳製品のアレルギー対策やダイエット対策で、マスカルポーネチーズの代わりにヨーグルトや豆腐クリームを使ったアレンジティラミスなども誕生。
抹茶やかぼちゃ、いちごといった変わり種ティラミスもあり、可能性はますます広がっています。
さまざまなアレンジのティラミスについては「変わり種ティラミスをチェック!レア感あるおすすめティラミスもご紹介」もご参考ください!
ティラミスには大人な意味が含まれている?名前の由来とは
ティラミス(ヴェネト語表記で Tiramisù)は、イタリア語で「tira(引っ張って」+「mi(私)」+「su(上へ)」の3つの言葉を組み合わせた、直訳すると「私を引っ張り上げて」という言葉になります。
意訳すると「私を励まして」「私を元気づけて」という意味。
お菓子が気分を引っ張り上げる=元気づけてくれるお菓子、というのが直接の意味合いです。
ティラミス発祥の地とされるイタリアでは、固めの生クリームのような「マスカルポーネチーズ」が特産品として知られており、マスカルポーネチーズを活かしたお菓子であるティラミスは、いつも元気とされる国民性を支えるスイーツとして、国内外を問わず浸透したと考えられています。
そんなティラミスですが、実は少し大人な名前の由来も。
ティラミスは夜のお菓子として有名になったという説もあります。
イタリアでは、ティラミスは夜遊びの際に食べるスイーツとして有名だそうです。
「ティラミスは夜にしか出さない」というレストランもあるとのこと。
これは、ティラミスに使われている材料が要因です。
卵と甘い砂糖には精力をつける役割が、コーヒーには眠気を覚ます役割があることから、ティラミスにメッセージを込めて、夜遊び前に女性が男性に振る舞ったと言われています。
このことが、直訳の「私を引っ張り上げて」につながる名前の由来ともされています。
ティラミスの歴史や発祥の原点、日本での広まり方とは
北イタリア発祥のスイーツ「ティラミス」は1960年代頃に誕生したと言われています。
ティラミス発祥の地とされるヴェネト州・トレヴィーゾという町で、とある老舗レストランのシェフが「ズッパ・イングレーゼ(Zuppa Inglese)」というお菓子を元に作ったレシピが原点とされています。
ただ、このレストランは現在すでに閉店しており、完全な真実を知る者はいないのです。
20世紀になってから広く発展したという説が、最も有力視されています。
その後、日本でもティラミスが大人気に!
火付け役は1つの雑誌。
Hanako(ハナコ)という人気雑誌で「いま都会的な女性は、おいしいティラミスを食べさせる店すべてを知らなければならない」という刺激的なフレーズを添えて、ティラミスの特集を組んだことがブームのきっかけだとされています。
男性も雑誌を参考にデートのお店選びをしたことで、ティラミスを取り扱うイタリアンレストランに予約が殺到したそうです。
当時はバブル期。
「夜のお菓子」「大人のお菓子」としての意味合いも手伝って、1990年代には社会現象になるほどのブームを迎えました。
日本人好みにアレンジされたティラミスのちょっぴりビターな味は、一時のブームで終わることなく、現在も根強い人気は受け継がれています。
ちなみに、恵那川上屋では栗きんとんティラミスを発売しています!
和菓子の栗きんとんと、香り高いエスプレッソの利いた洋菓子のティラミスが絶妙にマッチした味わいです。
半解凍でアイスケーキ風に食べても美味しいと評判の栗きんとんティラミス!
ぜひ一度試してみてくださいね♪
長く愛されているティラミスにはさまざまな意味が込められている!
ティラミスはイタリア発祥のスイーツ。
名前には「私を励まして」「私を元気づけて」という意味が込められており、元気づけてくれるお菓子として、イタリアのみならず世界中で愛されています。
夜のお菓子として人気という、大人な一面もあります。
ほろ苦くクリーミーな口どけのティラミスですが、現在はさまざまな味わいのティラミスを食べることができます。
恵那川上屋の「栗きんとんティラミス」もぜひ試してみてください!
恵那川上屋では、栗きんとんティラミス以外にもさまざまな栗の洋菓子のお取り寄せが可能です。
ぜひチェックしてみてくださいね♪