2025.11.04
岐阜県の飛騨の里を満喫!冬の楽しみ方や周辺の観光スポットも
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
歴史深く自然豊かな岐阜県高山市は、四季折々の景色が美しく、多くの人々が観光に訪れます。
なかでもおすすめしたいのが、飛騨地方の伝統的な古民家が立ち並ぶ「飛騨の里」。
日本のかつての農山村の暮らしを、見るだけでなく、体験することができる貴重な場所です。
暖かい季節も見どころが多いですが、雪に覆われた合掌造りの家屋が織りなす幻想的な風景や、冬限定のライトアップイベント、雪遊び体験など、冬ならではの魅力もたくさんあります。
そこで今回は、飛騨の里の見どころや冬の楽しみ方、周辺の観光スポットまで、たっぷりとご紹介します。

岐阜県の飛騨の里はどんな場所?見どころや楽しみ方をご紹介
飛騨の里は、飛騨地方の歴史や文化を五感で体験できるスポットです。
飛騨の里の特徴や見どころ、楽しみ方について詳しくご紹介します。
飛騨の里の基本情報
<飛騨の里>
- 住所: 岐阜県高山市上岡本町1-590
- アクセス: 車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約10分/JR「高山駅」から濃飛バス高山市内線さるぼぼバスで、「飛騨の里」下車後すぐ
飛騨の里とは?
飛騨の里は、岐阜県高山市に位置する野外博物館です。
JR高山駅からバスで約10分とアクセスも良好で、観光の拠点としても訪れやすい立地にあります。
約4万坪(約13万平方メートル)もの広大な敷地内には、合掌造りをはじめとする飛騨地方の特色ある古民家30棟以上が移築保存されています。
これらの建物は、ダム建設や過疎化により消滅の危機にあった貴重な民家を救い出し、後世に伝えるために集められたものです。
飛騨の里が大切にしているのは「生きた博物館(Living Museum)」という理念です。
単に古い建物を展示するのではなく、囲炉裏に火を入れ、小川を流して水車を回すことで、かつての農山村の暮らしを体感できるように工夫されています。
飛騨高山の歴史や魅力について詳しく知りたい方は「飛騨高山とは?その由来や歴史、楽しみ方をご紹介」もあわせて参考にしてくださいね。
合掌造りと古民家が魅力
一番の見どころは、なんといっても点在する合掌造りや茅葺き屋根の古民家群です。
合掌造りは、急勾配の茅葺き屋根が特徴的な建築様式です。
豪雪地帯である飛騨地方において、雪の重みから家を守り、効率良く雪を滑り落とすための先人の知恵が詰まっています。
飛騨の里には、実際に使われていた合掌造りの民家が移築されており、内部の見学も可能です。
合掌造り以外にも、江戸時代から明治時代にかけて建てられた茅葺き屋根の民家が数多く保存されています。
各家屋の中には、囲炉裏端の自在鉤(じざいかぎ)や鉄瓶、漆塗りの食器、機織り機(はたおりき)など、当時使われていた生活道具や農具が展示されています。
家の中を見学すれば、昔の人々の生活の知恵や暮らしぶりを感じられるでしょう。
飛騨の暮らしを体験できるプログラム
飛騨の里では、当時の暮らしを体験できるさまざまなプログラムが用意されています。
陶芸体験ではロクロでの製作や素焼きの絵付けが楽しめ、飛騨さしこ体験では伝統的な模様を手縫いで刺す体験ができます。
また、けん玉やお手玉、竹馬など、昔ながらの遊びを体験できるプログラムもあり、子どもから大人まで楽しめるでしょう。
このほかにも組紐づくりや招き猫への絵付けなどを通して、飛騨の文化や手仕事の温かさを肌で感じられますよ。
※体験プログラムの内容は季節や時期によって変更になる場合がありますので、事前に公式ホームページ等でご確認ください。
岐阜県の飛騨の里は冬も楽しめる!

飛騨の里は四季折々の美しさがありますが、冬の季節ならではの見どころや楽しみ方もあります。
ここでは、冬ならではのイベントをご紹介します。
冬のライトアップで幻想的な世界へ
飛騨の里の冬の風物詩といえば、冬のライトアップイベントです。
冬のライトアップは例年1月上旬頃〜2月末頃まで行われています。
(ちなみに、紅葉ライトアップは例年10月の中旬から11月上旬頃、クリスマスライトアップは例年12/20〜12/25頃行われます)
ライトアップの時間帯には4棟の民家が開放され、内部をゆっくりと見学できるのも嬉しいポイントです。
また、期間中には甘酒やしいたけ茶も振る舞われており、冷えた体を温めながら冬の夜の風景を楽しめますよ。
※開催時期や詳細については、事前に公式ホームページ等で最新の情報をご確認ください。
冬ならではの体験を楽しめる
合掌造りや茅葺き屋根の古民家群に積もる雪景色は、日本情緒にあふれ、散策をするだけでも有意義な時間を過ごせます。
また、冬に行われるイベント「冬の生活体験」では、田んぼなどが開放されて雪遊びも楽しめます。
雪だるまやかまくらを作ったり、昔の箱そりや竹スキーなども用意されているので、思い切り雪遊びを満喫できるでしょう。
そのほか、「バンドリ」と呼ばれる飛騨地方の伝統的な雨具(蓑)を着て記念撮影ができ、昔の農村の雰囲気を体感できます。
例年1月中旬頃から2月末まで行われていることが多いですが(雪遊びについては雪が十分に積もり次第開始)、変更の可能性もあるため、事前に飛騨の里のイベント情報を確認してみてくださいね。
飛騨の里の周辺にある観光スポットもご紹介

飛騨の里を訪れたら、周辺の魅力的な観光スポットにもぜひ足を運んでみてください。
飛騨高山エリアには見どころがたくさんありますよ。
飛騨高山 古い町並
飛騨高山の定番観光スポットである古い町並は、江戸時代の面影を今に残す歴史的な地区です。
上町、下町の三筋の通りは国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
出格子(でごうし)が連なる美しい町並みや、軒下を流れる清らかな用水、杉の葉を玉にした「酒ばやし」が下がる造り酒屋など、風情ある景観が広がっています。
飛騨牛の握りや串焼き、みたらし団子といった食べ歩きグルメも充実しており、散策しながら飛騨高山の味覚を堪能できるでしょう。
また、高山は酒造りが盛んな地域で、古い町並には7軒の造り酒屋が軒を連ねています。
良質な水と選び抜かれた酒米で造られる日本酒を試飲しながら、お気に入りの一本を見つけるのも楽しみの一つですね。
<飛騨高山 古い町並>
- 住所: 岐阜県高山市上三之町ほか
- アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約15分/JR「高山駅」から徒歩約15分
高山陣屋
高山陣屋は、江戸時代に飛騨国を治めた幕府の役所であり、全国で唯一現存する郡代・代官所として非常に貴重な史跡です。
御役所や吟味所、御蔵など、当時の建物がほぼ完全に残っており、江戸時代の地方政治や人々の暮らしを肌で感じられます。
特に御蔵は、現存する江戸時代の米蔵として全国でも最古・最大級を誇り、特徴的な板葺き屋根は見応えがあります。
高山陣屋の見どころについては「高山陣屋の見どころを詳しくご紹介!周辺の観光スポットも」で詳しく解説しています。
あわせて参考にしてくださいね。
<高山陣屋>
- 住所: 岐阜県高山市八軒町1-5
- アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約15分/JR「高山駅」から徒歩約10分
日枝神社
日枝神社は1141年に創建されたとされる歴史ある古社です。
飛騨国主金森家の代々の庇護を受け、高山が天領となってからも歴代の代官、郡代から尊崇されてきました。
880年以上もの歴史を誇る境内は木々が生い茂り、爽やかで自然のパワーを感じられます。
拝殿前にそびえる、県の天然記念物にも指定された樹齢1000年以上の大杉が真っすぐに大きく枝を伸ばした姿は、圧倒的な迫力です。
春の訪れを告げる例祭「山王祭」が有名な日枝神社は、秋には参道を真っ赤に彩る紅葉の名所としても知られています。
日枝神社のパワースポットとしての魅力やお祭りの楽しみ方については以下のコラムもぜひ参考にしてくださいね。
飛騨高山のお祭り(山王祭・八幡祭)をご紹介!まつりの森とは?
<日枝神社>
- 住所: 岐阜県高山市城山156番地
- アクセス:車で中部縦貫自動車道「高山IC」から約15分/JR「高山駅」から徒歩16分
恵那川上屋 高山花筏店で一息つくのもおすすめ!
飛騨高山の観光を楽しんだ後は、恵那川上屋 高山花筏店でひと休みしませんか?
恵那川上屋の店舗では、さまざまな栗菓子や、季節の素材を生かした創作菓子を楽しめます。
また、商品のお買い物とカフェ両方を楽しめる店内には、テラス席もご用意しています。
江戸時代の面影を残す古い町並みや、高山陣屋などさまざまな伝統文化が息づく飛騨高山の観光とともに、ぜひ恵那川上屋へお立ち寄りください。
飛騨の里で冬の岐阜を満喫しよう
飛騨の里は、飛騨地方の歴史や文化、そして自然の美しさを五感で体験できる魅力的なスポットです。
特に冬の季節には、雪に覆われた合掌造りが幻想的な風景を作り出し、ライトアップや雪遊び体験など、冬ならではの楽しみ方がたくさん詰まっています。
また、周辺には古い町並や高山陣屋、日枝神社など見どころが満載で、一日中楽しめるエリアです。
飛騨高山を訪れた際には、飛騨の文化を存分に満喫してください!
恵那川上屋では、岐阜県の郷土菓子である栗きんとんをはじめ、季節の素材を生かした創作菓子をご用意してお待ちしております!
飛騨高山には恵那川上屋 高山花筏店がありますので、ぜひお立ち寄りくださいね。




