2024.04.15
岐阜県の日枝神社はパワースポット!歴史や見どころをご紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県で観光する場合、観光コースに高山市周辺を含めている方もいるでしょう。
高山市にはさまざまな観光スポットがありますが、その中でも飛騨高山の季節を彩る日枝神社(ひえじんじゃ)に立ち寄るのはいかがでしょうか。
今回は日枝神社の歴史や特徴、見どころまでをご紹介します。
日枝神社を観光した後に立ち寄れる周辺の観光スポットもご紹介しますので、ぜひ岐阜県旅行の参考にしてくださいね。
岐阜県の日枝神社の歴史や特徴からご紹介
日枝神社は岐阜県高山市にあり、長い歴史を持つ神社です。
正式名称は「飛騨山王宮 日枝神社」といいます。
まずは日枝神社の基本情報と、歴史や特徴を押さえておきましょう。
日枝神社の基本情報
〈日枝神社〉
- 住所:高山市城山156番地
- アクセス:車で中部縦貫自動車道高山ICから約15分/JR高山駅から徒歩16分
日枝神社の歴史
飛騨国高山にある日枝神社は、長い歴史を持つ神社です。
その起源は1141年にまで遡り、飛騨守 平時輔朝臣(ひだのかみ たいらのときすけあそん)が近江の日吉大神を勧請※したのが始まりとされています。
※離れた場所にいる神や仏に対して、こちらへ来てくれるように祈り願うこと
幾多の変遷を経て1585年に金森長近(かなもりながちか)父子が飛騨へ入国し、城の鎮護神として現在の地へ奉遷しました。
その後、社殿の改築や修造が盛んに行われ、現在では高山市民に親しまれる「山王さま」として信仰されています。
日枝神社の特徴
日枝神社の主な特徴として、次の2点があります。
- 高山市最大のお祭り「高山祭」の舞台であること
- パワースポットとしても有名であること
日枝神社は、高山の歴史と文化を彩る「高山祭」の舞台です。
高山祭は、春の例祭「山王祭」と秋の例祭「八幡祭」の2つの祭りの総称で、華やかな屋台が街を練り歩く、高山市最大のお祭りとなっています。
また、日枝神社はパワースポットとしても有名です。
日枝神社がパワースポットと呼ばれる理由には、次のようなものがあります。
- 樹齢千年を超える大スギ
- 幻想的な千本鳥居
日枝神社の御神木でもある大スギは、拝殿に向かって右前にあります。
幹周7m、高さ43mの堂々とした姿が印象的です。
雷に打たれてもなお生き続ける生命力が、パワースポットとして多くの人々を魅了しています。
また、千本鳥居は境内から西に続く道にある参道です。
朱色の鳥居が連なる神秘的な空間は、異世界に迷い込んだような感覚を味わうことができます。
商売繁盛や子宝安産のご利益があるとされ、こちらもパワースポットとして人気があります。
岐阜県の日枝神社の見どころは?
日枝神社にはさまざまな見どころがあります。
その中から、次の3つについてご紹介します。
- 四季折々の美しい景色
- 歴史ある社殿
- 高山祭
日枝神社の見どころ①: 四季折々の美しい景色
春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が楽しめるのも日枝神社の見どころ。
参道の大鳥居や杉並木も風情たっぷりです。
四季ごとに行われるお祭りに合わせて観光すれば、それぞれの季節の美しい景色が楽しめるでしょう。
春の高山祭(山王祭)の時期は、ちょうど桜が満開であることが多いです。
また、日枝神社は地元で有名なもみじの名所でもあり、例年11月上旬~中旬頃が見頃です。
南参道は紅葉のトンネルになっており、鳥居周辺も絵画のような光景を味わえます。
日枝神社の見どころ②:歴史ある社殿
日枝神社のもう一つの見どころは、慶長年間に建立された拝殿です。
極彩色を施した豪華絢爛な富士神社社殿は、もともと本殿として使われていた建物。
末社に産土神社、稲荷神社などを従え、見どころ満載の境内となっています。
日枝神社の見どころ③高山祭
高山祭は、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称で、例年4月14日・15日と10月9日・10日に開催されます。
※2024年3月時点の情報です。
情報は変更される場合もあるため、事前にホームページなどでご確認ください。
ユネスコの無形文化遺産にも登録される高山祭は、日本三大美祭の一つに数えられる高山市最大のお祭りです。
日枝神社で行われるのは春の「山王祭」。
秋の「八幡祭」は櫻山八幡宮の例祭です。
飛騨の匠の技が光る豪華絢爛な屋台が春に12台、秋に11台が曳き揃えられ、伝統的な祭行事が繰り広げられます。
お祭りの起源は16世紀後半から17世紀。
屋台は1718年頃に製作されたとされ、江戸時代の文化と技術を今に伝えています。
お祭りの見どころ
<豪華絢爛な屋台>
飛騨の匠の技が光る屋台は、国の重要有形民俗文化財に指定されています。
精巧な彫刻や金箔装飾が施された屋台は豪華絢爛です。
<からくり奉納>
春は三番叟・石橋台・龍神台の3台、秋は布袋台の1台が、巧みな人形の動きを披露するからくり奉納を行います。
<伝統的な祭行事>
御巡幸(祭行列)、屋台曳き揃え、夜祭など、伝統的な祭行事が楽しめます。
特に、夜に提灯を灯した屋台が町を巡る夜祭は幻想的な雰囲気です。
高山祭については「飛騨高山のお祭り(山王祭・八幡祭)をご紹介!まつりの森とは?」でも詳しくご紹介していますので、あわせて参考にしてくださいね。
日枝神社に訪れたらぜひ行きたい観光スポット
日枝神社の観光を楽しんだら、周辺の観光スポットにも足を伸ばしてみましょう。
日枝神社とともに楽しめる、5つの観光スポットをご紹介します。
- 城山公園(高山城跡)
- 飛騨高山 古い町並み
- 高山陣屋
- 飛騨高山まちの博物館
- 老田酒造店
※2024年3月時点の情報です。
情報は変更される場合もあるため、事前にホームページなどでご確認ください。
城山公園(高山城跡)
1588年、飛騨国領主 金森長近(かなもりながちか)公によって築城が始まった高山城は、およそ16年の歳月をかけて完成。
記録には「日本国中に5つとない見事な城」と称賛される名城となりました。
しかし、1695年に幕府の命令によって破却され、現在は高山市最大の公園として市民に親しまれています。
森林浴の森百選にも選ばれており、桜の名所としても有名です。
遊歩道や二の丸遊園地など、多くの施設が整備され、憩いの場となっています。
<城山公園(高山城跡)>
住所:高山市城山ほか
アクセス:車で東海北陸自動車道郡上八幡ICから約7分/JR高山駅より徒歩30分
飛騨高山 古い町並み
飛騨高山の古い町並みは、江戸末期から明治期に建てられた屋敷等が軒を連ねる、城下町の中心として発達した商人の町です。
電線をすべて軒下配線にするなど、景観を維持するために徹底した保護が続けられています。
町並みには、地酒や朴葉味噌など、飛騨高山ならではの名産品を扱う店がずらりと並んでいます。
<飛騨高山 古い町並み>
住所:高山市上三之町ほか
アクセス:車で東海北陸自動車道飛騨清見ICより約30分/JR高山駅より徒歩12分
高山陣屋
高山陣屋は、全国に60数カ所あった代官・郡代所の中で、当時の主要建物が残っている唯一の場所です。
元禄5年(1692年)、飛騨を支配していた金森氏が江戸幕府の命令で出羽国(現在の山形県と秋田県の一部)の上山へ移封されたのと同年、江戸幕府は飛騨を直轄領とし、代官所を設置。
高山陣屋は、明治維新後も県の事務所として利用され、昭和44年(1969年)まで277年間、この地を見守り続けました。
5人の専門ガイドさんも在籍しているため、無料で建物の歴史や見どころを案内してもらえますよ。
陣屋前では、朝市も開かれています。
<高山陣屋>
住所:岐阜県高山市八軒町1-5
アクセス:車で中部縦貫自動車道高山ICから約10分/JR高山駅、高山濃飛バスセンターより徒歩10分
飛騨高山まちの博物館
飛騨高山まちの博物館は、高山城下町の歴史、美術工芸、伝統文化などを紹介し、高山市の魅力を身近に感じられる博物館です。
2011年4月11日にリニューアルオープンし、城下町の形成と町家文化をテーマに、高山の成り立ちや継承されている文化などを展示しています。
14の展示室では、高山祭、町家、城下町の成り立ち、郷土ゆかりの文人や美術、飛騨にゆかりの深い円空など、様々なテーマで展示がされています。
敷地内には、歴史的建造物に囲まれた庭、井戸からくみ上げたわき水が流れるせせらぎ、ガラス灯小路など、ゆっくりとした時間を過ごせる癒しの空間が広がっています。
<飛騨高山まちの博物館>
住所:岐阜県高山市上一之町75
アクセス:車で中部縦貫自動車道高山ICから約10分/JR高山駅からまちなみバスで約11分
老田酒造店
老田酒造の「元祖鬼ころし」は、全国に数ある「鬼ころし」の元祖。
飛騨山脈の麓にある「清見蔵」で仕込まれる「元祖鬼ころし」は、ミネラル豊富な硬水で仕込まれた、味わい豊かな純米大吟醸原酒です。
老田酒造では、仕込み水だけでなく、米を洗い吸収させるための水や原酒に加える水などにも、自家井戸から汲み上げた天然の良水を使用しています。
老田酒造の蔵元直営の店舗では、「元祖鬼ころし」をはじめ、店限定の「純米大吟醸」や四季折々の季節酒など、さまざまな種類の日本酒を販売しています。
店内では試飲販売も行われており、ゆっくり店内でお酒を味わうことが可能です。
<老田酒造店>
住所:岐阜県高山市上三之町67番地
アクセス:車で中部縦貫自動車道高山ICから約10分/JR高山駅から徒歩10分
岐阜県の日枝神社は見どころ満載のパワースポット
岐阜県の日枝神社は1585年に現在の地に奉遷されて以来、400年以上の長い歴史を持つ神社です。
樹齢1000年を超える生命力のある大スギや稲荷参道を彩る幻想的な千本鳥居の神聖な空間などが、パワースポットとして人気を集めています。
日枝神社最大の見どころは、春の「山王祭」と秋の「八幡祭」を総称した「高山祭」です。
日枝神社は高山最大の祭である春の「山王祭」の舞台にもなっています。
動く陽明門とも呼ばれる複数の祭屋台が挽き揃えられ、その豪華絢爛な姿に魅了される方も多いでしょう。
日枝神社を堪能したら、周辺の観光スポットに足を伸ばすのがおすすめです。
岐阜県高山市には、歴史ある街並みが数多く残されています。
通りには地酒や朴葉味噌など、飛騨高山の歴史や文化を感じられるグルメスポットも並び、観光の楽しみを倍増させてくれます。
岐阜県に訪れたら、恵那川上屋にもぜひお立ち寄りください。
高山市街地には高山店と高山花筏店を構えており、岐阜県の名産品である栗のお菓子や、季節の素材を使った創作菓子など人気商品を取りそろえております。