2022.08.05
栗の品種「筑波(つくば)栗」の特徴は?旬や味わい、選び方まで詳しく
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
ほっこりと優しい甘みが特徴で、子どもからお年寄りまでさまざまな年代に人気の栗。
そんな栗には、多くの品種があることを知っていましたか?
今回は、悪天候や病気にも強く大量に育てやすい主要品種として有名な「筑波(つくば)栗」という栗について詳しく紹介します。
美味しい筑波栗の選び方や保存方法についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
栗の品種「筑波(つくば)栗」の特徴や旬の時期は?
「筑波栗」は、岸根(がんね)と芳養玉(はやたま)を交配させてできた栗の品種です。
1949(昭和24)年から交配が始まり、1959(昭和34)年に品種登録されました。
一気に多くの量を生産することができ、悪天候や病気にも強いことから、日本で1番多く栽培される栗の品種です(特産果樹生産動態等調査(令和元年産)より)。
日本では他にも「銀寄」「丹沢」「ぽろたん」といった栗の品種が有名です。
他の品種については「代表的な栗の種類は何?それぞれの特徴とおすすめの食べ方」でも解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
筑波栗の生産地や栽培時期は?
育てやすいことが特徴の筑波栗ですが、日本の中で特に多い生産量を誇るのが茨城県と熊本県です。
その他にも愛媛県、宮城県、埼玉県など、日本各地で生産されています。
ちなみに、恵那川上屋がある岐阜県でも筑波栗はつくられており、秋になると美味しい栗がいただけますよ!
筑波栗が熟すのは9月下旬頃で、9月中旬から10月下旬にかけて収穫されます。
この時期になるとスイーツ店やカフェなどで栗を使ったスイーツが多く販売されますよね。
筑波栗は日本の栗の生産量のうち3分の1を占めているといわれていることから、みなさんも気づかぬうちに筑波栗を口にしているかもしれません。
ちなみに、栗は収穫時期ごとに分けられ、筑波栗は9月下旬から10月中旬頃に収穫される「中生(なかて)栗」に分類されています。
詳しくは「栗の収穫時期はいつ頃?栗拾いの時期や楽しみ方もチェック!で解説していますので、他の品種についても気になるという方はチェックしてみてください。
筑波栗は甘くてホロホロしているのが特徴
筑波栗の重さは1粒28〜30g前後と、栗の中では比較的大きめのサイズ。
ツヤツヤした濃い茶色で、いかにも栗らしい外観をしています。
先端が少し尖っていて、その周辺が粉っぽく白くなっているのも筑波栗の特徴です。
殻を割ると中身は淡い黄色で栗の香りが強く、食べると口の中でホロホロと崩れ、同時にほどよい甘味が口いっぱいに広がります。
渋皮煮をはじめ栗ご飯やモンブランなど、食事からスイーツまで幅広く楽しめる品種です。
「筑波(つくば)栗」の選び方や保存方法もチェック!
もともと優れた品質の筑波栗ですが、選び方や保存方法を理解するとより美味しく楽しむことができます。
ぜひチェックして筑波栗の美味しさを感じてくださいね。
筑波栗の美味しい選び方
美味しい筑波栗には、下記のような特徴があります。
- 下部に膨らみがある
- 手に取るとずっしりとした重みを感じる
- 全体がツヤツヤしていてハリがある
- 穴が開いていない
- カビや傷がついていない
軽くて薄い栗は、濃厚さや甘味が少ない可能性があり、穴が開いているものは虫に食われているおそれがあります。
外観をよく見て、できるだけきれいなものを選ぶと良いでしょう。
筑波栗はどう保存するのがベスト?
筑波栗は栗の中でも保存しやすい品種ですが、暑い時期に購入や収穫した場合は気温で傷んでしまうケースも珍しくありません。
できれば常温よりも冷蔵庫で保存しましょう。
涼しくなってきたら冷暗所での保存で問題ありませんが、虫やカビには注意が必要です。
新聞紙やチラシなどできちんとくるんで保管し、1週間を目安にできるだけ早めに食べきるようにしましょう。
筑波(つくば)栗は育てやすく甘い味わいが特徴!美味しい筑波栗を楽しもう
子どもからお年寄りまで幅広い世代に愛される栗ですが、そんな栗の中でも日本で1番生産量が多い品種が「筑波栗」です。
岸根(がんね)と芳養玉(はやたま)を交配させてできた筑波栗は、数ある栗の品種の中でも育てやすく、日本各地で栽培されています。
そんな筑波栗は甘くてホロホロした実が特徴で、食事からスイーツまで幅広く楽しめる品種です。
9月中旬から10月下旬が旬となるため、この時期にはぜひ筑波栗を楽しんでみてくださいね。
また、収穫・購入した筑波栗は気温が高い時期なら冷蔵庫、涼しい時期でも冷暗所で保存するようにしましょう。
恵那川上屋では、栗を使ったスイーツをお取り寄せで楽しむことができます!
ぜひ一度チェックしてみてくださいね♪