2021.11.28
ブッシュドノエルとは?由来や特徴、魅力を詳しくご紹介!
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
クリスマスの定番ケーキとして人気がある「ブッシュドノエル」。
クリスマスの時期にしか見られない限定感が、イベントへのワクワク感を盛り上げてくれますよね。
今回はクリスマスシーズンを盛り上げる「ブッシュドノエル」の特徴や歴史を、さまざまな角度からご紹介します。
ブッシュドノエルとは?名前や形の由来、歴史もチェック
ブッシュドノエルといえば、まず見た目が他のケーキと比べて特徴的ですよね。
切り株を横に倒したような見た目は、「ブッシュドノエル」という名前に表現されています。
フランス語で「ビュッシュ・ド・ノエル」と表されるブッシュドノエル。
「ビュッシュ(ブッシュ)」は薪や木の切り株を意味し、「ノエル」はクリスマスという意味を持っています。
直訳すると「クリスマスの切り株(薪)」といったところでしょうか。
ロールケーキにチョコレートなどのクリームで全体を覆い、フォークでひっかくようにして波型の筋を入れていきます。
この筋は樹木の樹皮を表現しているといわれており、まさに名前通りの見た目です。
では、「ブッシュドノエルはなぜ切り株(薪)の形になったのか」や「なぜクリスマスに食べるようになったのか」といった疑問から、材料や作り方、近年のバリエーションまで詳しくご紹介していきましょう。
ブッシュドノエルの形や食べる時期の諸説とは
19世紀後半にパリで誕生したといわれているブッシュドノエル。
なぜこのような薪や樹木を模した形になったのでしょうか。
クリスマスに食べる理由についても気になりますよね。
その理由には諸説あるようです。
意味を知ることで、ブッシュドノエルの魅力がより一層際立つかもしれませんね。
ブッシュドノエル諸説その1
クリスマスといえばイエス・キリストの生誕を祝う「降誕祭」。
人々はキリストの誕生を祝うために何日も夜通し暖炉に薪をくべ、燃やし続けたのだそうです。
そのときに燃やし続けた薪に由来して、切り株の形が選ばれたという説が定番として語り継がれています。
ブッシュドノエル諸説その2
北欧ではクリスマスの時期になると、大きな丸太を何日もかけて焼き続ける儀式「ユール(冬至祭)」が行われます。
これは「諸説その1」に登場したキリストの生誕を祝う儀式と同じものです。
燃やした丸太のことを「ユールログ」と呼び、ユールログの灰は厄除けになるといわれています。
ユールログの灰が、クリスマスから先1年の間の厄除けとなる縁起をかついで、ブッシュドノエルはユールログ(丸太)をかたどったのだという説があるようです。
ブッシュドノエル諸説その3
北欧神話には、樫の木の薪を暖炉で燃やすことで、クリスマスから先1年の間「無病息災」で過ごせるという言い伝えがあります。
他にも灰を井戸に入れれば水質が、畑に入れれば土質が良くなるという言い伝えもあり、翌年の豊作祈願、健康を祝う縁起物としても語り継がれているのです。
このような古くから北欧に伝わる言い伝えを元にして、ブッシュドノエルは縁起の良いお菓子として、樫の木の薪の形にデザインされたのだそうです。
ブッシュドノエル諸説その4
諸説の中には、恋人のためにクリスマスプレゼントを買いたいのに、貧しくて買えなかった青年のエピソードもあります。
貧しい中、恋人にせめて何か贈れたら…と思った青年は、束ねた薪を恋人に贈りました。
このようなロマンチックなエピソードを元に、ブッシュドノエルを薪の形にしたという言い伝えもあります。
家庭でも作れるブッシュドノエル!材料や作り方は?
ケーキ屋さんに並ぶ美しいデコレーションのブッシュドノエルを見ると、家庭で作るには難度が高そうに感じるかもしれません。
しかしブッシュドノエルは、ロールケーキをベースにし、デコレーションを自由に施すケーキです。
薪や丸太のような形になっていれば良いため、自由度も高く、むしろ家庭でも気軽に作れるクリスマスケーキともいえそうです。
一般的なブッシュドノエルの作り方は、小麦粉・卵・砂糖を混ぜ合わせ、大きめの四角い天板に流し込んでスポンジ生地を焼き上げます。
生地にココアパウダーなどを混ぜてもOK。
スポンジ生地が冷めたら内側にクリームを塗り、端から巻いていけばベースになるロールケーキの完成です。
両端をそれぞれ斜めにカットすれば薪や切り株の断面を演出できます。
ガナッシュクリームなどを表面に塗り、フォークで樹木の樹皮を描けば完成です。
お好みでクリスマスらしいデコレーションをしたり、粉砂糖やホイップなどで雪をあしらったりしてもかわいいですね。
ご家庭で作る場合は、ホットケーキミックスで土台を作ってみたり、市販のロールケーキにデコレーションをしてみたりするなどが手軽でオススメです。
みんなで一緒にケーキの飾り付けをして楽しめるところも、ブッシュドノエルならではの魅力かもしれません。
ちなみにご家庭で作る場合は、土台になるスポンジ生地はオーブンがなくてもフライパンで焼けますよ。
ホットケーキを焼く要領で生地をフライパンに広げて焼き、冷めたら四角くカットしてからでも、そのままでも良いのでくるくると巻くだけ。
これなら小さいお子さんでもできそうですね。
アレンジも楽しい変わり種ブッシュドノエル
お店でもさまざまなアレンジで作られているブッシュドノエル。
ご家庭で作る場合もさまざまなアレンジができますので、ぜひ参考にしてみてください。
土台のロールケーキ生地に抹茶を練りこめば、大人の味わいが楽しめる「抹茶ブッシュドノエル」に。
牛乳に浸したビスケットをホイップクリームなどでつなぎあわせ、土台のロールケーキ代わりにするオーブン不要な簡単ブッシュドノエルもおいしいです。
ロールケーキ1本では多すぎるという方は、カットされたロールケーキにブッシュドノエル風のデコレーションをしたおひとりさまブッシュドノエルもありですね。
アレンジ次第でいろいろなブッシュドノエルが楽しめそうです!
恵那川上屋おすすめのブッシュドノエルを紹介!
栗にこだわる恵那川上屋だからこそ作れる、栗の専門店が贈る栗のブッシュドノエル。
それが「栗きんとんノエル」です!
栗がお好きな方のために、栗を堪能し尽くしていただける、とっておきのブッシュドノエルに仕上がっています。
「クリスマスに栗きんとん?」と思われるかもしれませんが、実は毎年数量限定で販売し、販売開始後すぐに完売してしまうほどの人気商品なんです!
渋皮栗を散りばめたクリームと生クリームを、ふんわりと焼き上げたスポンジで巻き、和栗と洋栗のペーストをたっぷり絞ってデコレーション。
飾り付けには美しい輝きを放つ黄色い栗の甘露煮と、茶色い渋皮煮。
さらに「ちょこきんとん」と恵那川上屋自慢の定番商品「栗きんとん」をトッピングした、栗のおいしさを余すことなく楽しめるクリスマスケーキです。
栗にこだわる恵那川上屋厳選の和栗・洋栗両方が楽しめる「栗きんとんノエル」。
クリスマスの華やかさに負けない豪華な栗づくしを、ぜひご家族やお友だちと一緒に堪能してください!
冷凍クール便でお届けしますので、食べる5~6時間前を目安に冷蔵(5~10度)で解凍していただければ、そのままお召し上がりいただけます。
お日持ちの期間は冷凍保存で30日(解凍後は当日)です。
今年のクリスマスケーキはブッシュドノエルに決まり!
古くからの北欧の伝統と長い歴史を受け継ぎ、今もクリスマスケーキの定番として人気の高いブッシュドノエル。
薪や丸太を模した形が完成した背景には、さまざまな願いや想いが込められています。
厄除けの縁起物として、1年間の健康や豊作を願い、そしてキリストの生誕を祝う。
これほどまでに多くの意味をもっていることに驚きです。
ブッシュドノエルがなぜ誕生したかを知ることで、いつも見ていた定番のブッシュドノエルが、また違った見え方をしてくるかもしれませんね。
今年のクリスマスはブッシュドノエルで、長い歴史と伝統を味わってみてはいかがでしょう?
恵那川上屋の栗づくしブッシュドノエル「栗きんとんノエル」もお取り寄せ可能ですので、ぜひチェックしてみてください!
一般的なブッシュドノエルとは一味違う、栗専門店ならではのブッシュドノエルで、新しいクリスマスの歴史を刻んでみてはいかがでしょうか?
他にもさまざまな栗を使った洋菓子がお取り寄せできます!
素材にこだわった恵那川上屋自慢の洋菓子。ぜひお召し上がりください♪