2021.04.13
シブーストとは?名前の意味や由来、歴史まで詳しくご紹介!
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
フランスの伝統菓子「シブースト」をご存知でしょうか?
シブーストは、パイ生地の上にフルーツとクレーム・シブーストを重ねて、上面をキャラメリゼしたお菓子です。
今回はシブーストについてのお話です。
「シブーストとはどんなお菓子か」という基本から、特徴や名前の由来、歴史や発祥などを掘り下げてご紹介します!
シブーストとはこんなお菓子!特徴や魅力をご紹介
フランス菓子「シブースト」は、パイ生地の上にリンゴなどのフルーツと、クレーム・シブーストを重ねて、上面をキャラメリゼしたものです。
シブーストの要は、ずばりクレーム・シブースト!
クレーム・シブーストとは、軽く泡立てた卵白にシロップを加えて作るイタリアンメレンゲに、カスタードクリームとゼラチンを混ぜて作った甘いクリームです。
シブーストはふわふわ&サクサクとした食感をはじめ、フルーツの甘さやキャラメリゼの香ばしさなど、さまざまな食感と味わいを楽しむことができます。
なお、シブーストは現在のムースクリームの先駆けでもあり、フランスでは古くから親しまれている伝統的なお菓子の一つです。
シブーストにはシュー生地でまわりを囲ったタイプもあり、こちらは「サントノレ」と呼ばれています。
シブーストの名前の由来や発祥の地など、歴史を解説!
シブーストという名称は、このお菓子を考案した菓子職人のシブースト氏の名前が由来になっています。
(シブースト氏の弟子のオーギュスト・ジュリアン氏が考案したという説もあります。)
シブースト氏は、19世紀中頃にフランス・パリで生まれました。
当時はまだ冷蔵施設がなかったため、生クリームや卵で作るクリームはどうしても雑菌が増えてしまうという問題が。
そこで、シブースト氏は細菌の問題を解決する方法がないか考え抜いた末に、クレーム・シブーストを考案します。
クレーム・シブーストは熱したシロップと卵白を混ぜたイタリアンメレンゲと、カスタードクリーム、ゼラチンを混ぜ合わせたものです。
クリームに火を通すことで細菌問題が解決され、冷蔵施設がないこの時代でも衛生的なお菓子を作り出すことができました。
なお、シブーストが日本で知れ渡ることになったのは1970年代。
当時、パリのパティスリーで修業していたブールミッシュのシェフパティシエ・吉田菊次郎氏がシブースト開発時のレシピを再現し、日本に「タルト・シブースト」として広まりました。
恵那川上屋のシブーストもおすすめ!
恵那川上屋では和栗のシブーストを発売しています!
フランスの伝統菓子であるシブーストを恵那川上屋がアレンジした、栗の風味を最大限に生かした新しいシブーストです。
栗きんとんペーストを使ったシブーストクリームは、和栗の風味が際立つように仕上げ、ふわっとした口どけをお楽しみいただけます。
そして、土台には洋栗のブリュレクリームを!
ブリュレクリームには刻みリンゴのシロップ漬けを忍ばせ、シャキッとした食感がアクセントになっています。
中の酸味を利かせたカシスクリームは、バターを加えることで濃厚に仕上げ、シブースト全体に調和を生みました。
恵那川上屋の栗きんとんペーストと、スペインのホセ・ポサーダ社との共同開発による洋栗ペーストをマリアージュさせた、贅沢な味わいをお楽しみください♪
シブーストとは長い歴史を持つフランスの伝統菓子
パイ生地の上にフルーツとクレーム・シブーストを重ねて、上面をキャラメリゼしたお菓子「シブースト」。
ふわふわ&サクサクとした食感をはじめ、フルーツの甘さやキャラメリゼの香ばしさなど、さまざまな食感と味わいを楽しむことができるフランスの伝統菓子です。
シブーストは、19世紀中頃にフランス・パリの菓子職人・シブースト氏によって考案されたお菓子で、冷蔵施設がない当時に雑菌が増えにくいクリームが必要とされたことをきっかけに生まれました。
恵那川上屋では、和栗のシブーストをはじめさまざまな栗の洋菓子のお取り寄せが可能です。
ぜひチェックしてみてくださいね!