2020.07.31
栗に含まれる栄養素って?期待できる効果をご紹介!
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
恵那川上屋のお菓子の多くに使われている「栗」ですが、身体に良いとされる栄養素が豊富に含まれていることはご存知ですか?
ちょっとした息抜きやプチ贅沢のために食べることが多いお菓子も、せっかくなら栄養価の高い食品を含んだものを選びたいですよね。
そんな時には材料に栗を使ったお菓子がオススメです!
今回は栗に含まれる栄養素による効能、摂取することで健康に良いとされる効果について、ご紹介します。
栗に含まれる栄養はすごい!期待される効果とは?
栗には健康に良いとされる栄養素が、豊富に含まれています。
可食部100gあたりの代表的な栄養素は次の通りです。
【栄養素名/含有量】
- エネルギー:167kcal
- 水分:58.4g
- たんぱく質:3.5g
- 脂質:0.6g
- 炭水化物:36.7g
- 灰分:0.8g
- 飽和脂肪酸:0.11g
- 不飽和脂肪酸:0.36g
- コレステロール:0mg
- 食物繊維:6.6g
- ビタミンE:3.3mg
- ビタミンK:0μg
- ビタミンB1:0.17mg
- ビタミンB2:0.08mg
- ナイアシン:1.0mg
- ビタミンB6:0.26mg
- 葉酸:76μg
- パントテン酸:1.06mg
- ビタミンC:26mg
- ナトリウム:1mg
- カリウム:460mg
- カルシウム:23mg
- マグネシウム:45mg
- リン:72mg
- 鉄:0.7mg
※文部科学省発表:日本食品標準成分表2015年版(七訂)「05 種実類(くり類)日本ぐり ゆで」を参照
ビタミン群・特にビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高いのが特徴です。
それぞれの効能と、栗ならではの効果やおすすめの調理方法などもご紹介します。
ビタミンC
コラーゲンの生成に深く関係しているといわれるビタミンCは、皮膚の再生の手助けを行います。
例えば、夏の日焼け・シミそばかすからの回復といった効能が期待できます。
また、ビタミンCは不足すると壊血病の原因となることでも知られている他、体内に長く留めておくことができない(過剰摂取しても汗や尿によって体外に出やすい)成分のため、毎日の食事で適量を摂取することが大切です。
ビタミンCは「水溶性ビタミン」と呼ばれ、水分と一緒に加熱するとその成分が流れ出やすいのです。
そのため、水分と一緒に調理して摂取できる調理方法がオススメ。
栗であれば、茶碗蒸しや栗ご飯などが良いですね。
また、加熱に弱いビタミンCですが、栗に含まれるビタミンCはデンプン質に包まれていることから、熱に強いのも特徴と言われています。
カリウム
カリウムは人間の体に含まれるミネラルの中で、最も量が多いことで知られています。
人間の細胞の浸透圧に関係しており、過剰になったナトリウム(塩分)を排出してむくみの軽減や血圧の改善、頭痛の改善などに働きかけていると考えられています。
食物繊維
食物繊維は、そのままでは人間の体で消化することのできない成分です。
そのため便のカサを増し、体内の老廃物を排出しやすくする効果が有名です。
肥満や糖尿病などのいわゆる生活習慣病の予防にも寄与していると言われています。
食物繊維には水溶性と不溶性があり、栗の食物繊維は主に不溶性でカサ増し効果が期待されます。
また不溶性食物繊維は、水分を含んだ調理方法でも食物繊維が減らないという利点もあります。
一方、水溶性食物繊維は腸の働きを促して健全な動きを維持する効果があることから、不溶性の食物繊維とバランスよく摂るのがオススメです。
葉物野菜などには水溶性の食物繊維が多く含まれています。
栗を定期的に摂るのはちょっと大変…という方は、恵那川上屋の栗菓子で手軽に楽しんでみてはいかがでしょうか♪
栗は妊婦さんに良い効果をもたらす「葉酸」がたくさん!
先ほどの成分表には「葉酸」という成分も含まれています。
葉酸は妊よう率(妊娠しやすさ)や健やかな胎児の成長には必要不可欠な栄養素といわれており、ドラッグストアでもサプリメントが多く発売されています。
日本人における葉酸の、一日の摂取推奨量は18歳以上の男女ともに240㎍。
妊よう率を上げたい場合や妊婦が摂る場合は、一日の摂取推奨量+240㎍=480㎍の摂取が推奨されています。
栗の可食部100gは、一般的な日本栗で5〜6個ほど。
100gにつき74㎍であることを考えると、栗だけで毎日必要な分の葉酸を摂るのは大変かもしれませんが、日々の食生活の中で足りない部分を補う食材として利用するのも良いでしょう。
意外⁉ 栗は渋皮にも栄養が!ただし食べ過ぎは禁物
料理やお菓子作りの際には捨てられてしまう、栗の渋皮。
中の実を害虫から守る重要な役割を果たしていますが、食感が気になる人も多いはず。
そんな時は、渋皮ごと煮る甘露煮はいかがでしょうか。
実は栗の渋皮には、ポリフェノールの一種である「タンニン」という栄養素が含まれています。
タンニンには収れん作用や抗酸化作用があり、動脈硬化などによる生活習慣病の予防にも一役買うと考えられているのです。
ちなみにこれまで見てきた栗摂取のメリットを総合すると、栗を大量に食べたいと思いますよね。
ただし、どんなに体に良い食べ物でも食べ過ぎは以下の理由で禁物です。
ナッツ系の食べ物のアレルギー
栗は大まかに分類するとナッツ系に属します。
過剰に摂取すると鼻炎などのアレルギーの原因となります。
消化器官の乱れや便通異常
食物繊維の多い食材を一気に摂取すると、胃もたれや胃痛を引き起こしやすくなります。
また、水溶性食物繊維とのバランスが悪いと急なカサ増しによる便秘や下痢になることも。
一日10粒程度(約200g弱)とし、一気に摂取するのではなく毎日ちょっとずつ食べるのがオススメですよ。
栄養ばっちり!健康に良い効能・効果がある栗をぜひ食卓に
栗は焼き栗にすると比較的保存しやすかったり、色々な調理法があって飽きにくい食材。
栄養素が豊富で、脂質が少なく燃えやすいエネルギー源としても魅力的です。
ビタミン群・特にビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高いのが特徴で、健康面でもさまざまなメリットがありますよ。
食事に上手く取り入れて、健康で美味しい食生活を楽しみたいですね。
食事だけでなくお菓子に使われることも多い栗。
日々の料理以外にも、ぜひ恵那川上屋の栗きんとん・栗菓子のお取り寄せで手軽に美味しく摂取してみてくださいね♪