2020.09.02

饅頭(まんじゅう)の歴史とは?由来や起源などを詳しく紹介!

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こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。

 

なめらかで優しい甘みの小豆あんを、小麦粉などで作った皮で包んで蒸したお菓子「饅頭(まんじゅう)」。

 

饅頭の歴史は古く、三国志でもおなじみの中国の軍師・諸葛孔明の発案から始まったと言われています。

 

今回は饅頭の歴史をはじめ、由来や起源など、詳しくご紹介します!

納屋橋饅頭

 

 

饅頭(まんじゅう)の起源は?発祥はどこ?名前の由来は?

饅頭(まんじゅう)の始まりは中国。

三国志でよく知られている軍師・諸葛孔明が氾濫した川を鎮めるために、小麦粉をこねて捧げたものが始まりとされています。

 

その頃の饅頭は今のようにあんこが入った甘いお菓子ではなく、羊と豚の肉を入れて蒸した肉饅頭で、「蛮頭(まんとう)」と呼ばれていました。

「蛮頭」という名前は、川の氾濫を鎮めた地にあった「土地の民である蛮人49名の首を切って、川の神に供えれば氾濫が抑えられる」という言い伝えに由来しています。

 

そんな中国発祥の饅頭が最初に日本に伝わったのは、室町時代の奈良。

京都の住職が中国から連れてきた林浄因(りんじょういん)が、日本に饅頭を伝えたと言われています。

 

当時の中国饅頭といえば肉を入れて蒸しあげたものでしたが、林浄因は肉食を許されない僧侶だったため、肉の代わりに小豆を煮て甘みのあるあんこを作り、小麦粉で作った皮で包んだ饅頭を考案しました。

 

これが、日本の饅頭の起源とされています。

 

 

饅頭(まんじゅう)の歴史を詳しく!日本に広まった理由とは

もみじまんじゅう

室町時代に中国の僧侶・林浄因によって日本に伝わった饅頭(まんじゅう)は、室町時代末期には小麦粉を甘酒で発酵させて作った皮を使った酒饅頭が誕生。

 

これは、現在の饅頭の原型ともされています。

 

あんは2種類で、当時はとても希少だった砂糖を使用した「砂糖饅頭」と、野菜を塩味で煮込んだ「菜饅頭」がありました。

 

江戸時代には、栗饅頭や葛饅頭、そば饅頭など、日本各地でさまざまな蒸し饅頭が誕生しました。

 

饅頭は将軍や大名など地位のある人々だけでなく、庶民にも親しまれ、現在のように贈り物やお土産の品としても広く愛されたそうです。

 

それまで饅頭といえば蒸し饅頭が主流でしたが、明治時代から昭和初期にかけて、カステラなどの南蛮菓子から影響を受けた焼き饅頭が生まれました。

 

この頃は重労働者が疲れを癒す贅沢品として饅頭などの甘いお菓子を好んで食べており、炭鉱の町・飯塚で千鳥饅頭やひよこ饅頭、成金饅頭が誕生しています。

また、大牟田の炭鉱や八幡製鉄所のある北九州、その他炭鉱や鉄工所などが盛んな地域からもさまざまな焼き饅頭が生まれました。

 

現在ではバターやミルクなどを材料に使うなど、洋菓子の要素が加わった多彩な洋風饅頭も広まっています。

 

時代や環境に合わせて続々と登場する新しい饅頭。

今後もどんな饅頭が誕生するのかとても楽しみですね!

 

 

恵那川上屋の饅頭(まんじゅう)もおすすめ!

恵那川上屋の饅頭

恵那川上屋では、焼き皮の食感や栗あんのバランス、甘さなどにこだわった胞衣栗万頭(えなぐりまんじゅう)や、じっくり炊き上げた粒あんに“ご縁”にちなんで栗きんとんを5粒入れた結まんじゅうを発売しています!

 

栗菓子に精通した職人が手がけた饅頭を、ぜひ味わってみてくださいね♪

 

 

饅頭(まんじゅう)の起源は中国!歴史ごとに変化する味わいも楽しみ

軍師・諸葛孔明が反乱した川を鎮めるために、小麦粉をこねて捧げたものが始まりとされている饅頭(まんじゅう)。

日本には、室町時代に中国の僧侶・林浄因が饅頭を伝えたと言われています。

 

室町時代末期には酒饅頭、江戸時代には栗饅頭や葛饅頭、そば饅頭といった蒸し饅頭が日本各地誕生し、さらに明治時代から昭和初期にかけて、カステラなどの南蛮菓子から影響を受けた焼き饅頭が生まれました。

 

現在ではバターやミルクなどを材料に使うなど洋菓子の要素が加わった多彩な洋風饅頭も広まり、時代に合わせて饅頭の姿や味わいも続々と変化を遂げています。

 

恵那川上屋では、饅頭をはじめ栗の和菓子のお取り寄せをご用意しております。

贈り物やご自分へのご褒美に、ぜひチェックしてみてくださいね!

 

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