2022.10.11
岐阜県は柿が有名!岐阜県で生産されている柿の種類をご紹介
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
秋から冬にかけての代表的な果物と聞いて、柿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
そのまま食べるのはもちろん、干し柿やスイーツとして美味しく食べられる柿は、日本各地で生産されています。
恵那川上屋がある岐阜県でも柿は多く生産されており、富有(ふゆう/ふゆ)柿の発祥の地でもあるんですよ。
そこで今回は、岐阜県で生産されている柿の種類をご紹介します。
柿の基本情報や保存方法なども紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
岐阜県で生産されている柿の種類をご紹介!
柿は甘味が強い「甘柿」と、甘さが控えめで渋さが際立つ「渋柿」の2種類に分類されます。
岐阜県は甘柿の王様と呼ばれている「富有(ふゆう/ふゆ)柿」の発祥の地であるといわれているんですよ。
また、富有柿以外にも岐阜県ではさまざまな種類の柿が生産されています。
それぞれの生産時期や味わいなどを紹介しますので、柿選びの際にぜひ参考にしてみてください。
富有柿
岐阜県が発祥の地とされていて、岐阜県で生産されている柿の約70%を占める「富有(ふゆう/ふゆ)柿」。
まさに岐阜県を代表するブランド柿といえるでしょう。
出荷時期は11月上旬から12月上旬。
みずみずしい食感で、完熟する前はサクッとした歯触りが楽しめます。
「甘柿の王様」と呼ばれるほど甘味が強いのが特徴です。
袋掛け富有柿・果宝柿
富有柿の栽培途中に袋をかけ、完熟してから収穫されるのが「袋掛け富有柿」です。
富有柿より少し遅い時期、12月中旬に収穫されます。
富有柿の中から、重量や糖度、色の基準をクリアしているものが選び抜かれているため、お歳暮のような贈答やプレゼント用にも人気の品種です。
また、袋掛け富有柿の中からさらに大きく、甘く、きれいなものを選抜した柿が「果宝(かほう)柿」と呼ばれる品種です。
袋掛け富有柿の中でも1%にも満たないため、幻の柿とも呼ばれているんですよ。
蜂屋柿
「蜂屋(はちや)柿」とは、岐阜県美濃加茂市蜂屋町が原産の渋柿のこと。
そのままでは渋味が強いため、干し柿として食されるのが一般的です。
「堂上蜂屋」という蜂屋柿を原料として作られている干し柿「堂上蜂屋柿」は、岐阜県美濃加茂市の特産品としても有名です。
堂上蜂屋柿は「干し柿の極上品」と称されるほど大ぶりで上品な甘さがあり、美しいあめ色の果肉が特徴。
平安時代に朝廷へ献上した記録が残っていることから、千年以上の歴史を誇ります。
恵那川上屋では、堂上蜂屋柿を使った「濃蜜果喜(のうみつかき)」を毎年予約限定で販売しております。
蜜に漬け込んだ贅沢な柿と、栗と白あんを合わせたペーストの相性が良い、岐阜県名産の柿と栗が一緒に楽しめるスイーツです。
早秋柿
「早秋(そうしゅう)柿」はその名の通り秋の早い時期、10月上旬から10月中旬にかけて旬を迎える柿で、早ければ9月下旬から収穫が始まります。
鮮やかなオレンジ色と大きめの実が特徴的で、食べるととろけるような柔らかさが魅力です。
日持ちが長いのも早秋柿の特徴で、出荷用としても人気が高い品種なんですよ。
お墨付き早秋柿
早秋柿の中でも年に少量しか収穫できないのが「お墨付き早秋柿」です。
早秋柿に秋雨が重なると、柿の表面が墨を塗ったように黒く色付くことがあり、岐阜県では「お墨付き早秋柿」と名付けて販売しています。
通常の早秋柿より美味しいのが魅力ですが、その年の天候に左右されるため毎年一定の量を収穫することが難しいとされています。
出会えたらラッキーな岐阜県のブランド柿といえますね。
天下富舞
品種改良によって開発された岐阜県オリジナルの品種で、驚異的な甘さが魅力の「天下富舞(てんかふぶ)」。
天下富舞は「天下人」「大将」「武士(もののふ)」という3つのランクに分けられていますが、特に「天下人」は糖度が25度以上を誇ります。
収穫時期は10月下旬から11月上旬にかけてと短く、岐阜県で生産される柿の中でも貴重な品種といえるでしょう。
ちなみに「天下富舞」とは一般公募によって付けられた名前です。
岐阜県の名付け親ともされる織田信長の政策「天下布武」にちなみ、柿を手にとった全ての人が幸せになれるようにという想いが込められています。
柿の基本情報もチェック!
柿の栄養素や保存方法などの基本情報をご紹介します。
柿の栄養素は?
柿は昔「医者を困らせる果物」といわれていたほど栄養価が高く、体に良いとされる果物です。
特にビタミン類(ビタミンA・C)の含有量が多く、美肌やダイエットにも良いとされているんですよ。
また柿には渋みのもととなるタンニンも多く含まれています。
血圧を下げたり、二日酔いを解消したりする効果が期待できます。
食物繊維の含有量も高く、便秘に悩む方にもおすすめの果物といえるでしょう。
※上記については、下記のページ等を参考に記述しております。
- JAぎふ「柿|JAぎふの農産物|JAぎふを味わう」
- 万田発酵株式会社「柿の栄養と健康効果について」
柿の保存方法を紹介!
柿が熟していない場合は、風通しの良い場所で常温保存すると2~3日で柔らかくなります。
すぐに食べない場合は、ヘタを乾燥させないように保存するのがポイント。
水を含ませたティッシュやコットンに柿のヘタ部分が当たるようにして柿を逆さまにし、その状態で袋に入れて冷蔵庫で保存するのがおすすめです。
この保存方法で2〜3週間は新鮮な状態で食べられますよ。
また、柔らかくなりすぎてしまった柿は、冷凍してシャーベットにしても美味しく食べられますよ。
丸ごと冷凍しても問題ありません。
1口サイズに切ったりピューレ状にしたりしてから冷凍するとアレンジ方法が広がります。
凍ったままミキサーにかけ、スムージーにして食べるのも美味しいですよ。
柿を使ったスイーツもおすすめ
柿を使ったスイーツと聞くと「干し柿」を思い浮かべる方も多いでしょう。
しかし柿にはアレンジ方法が多くあり、さまざまなお店から柿を使ったスイーツが数多く販売されています。
和菓子であれば羊羹(ようかん)やどら焼き、葛餅(くずもち)と掛け合わせたひんやりスイーツまで。
ミルフィーユやパウンドケーキなどの洋菓子とも相性が良いんですよ。
柿は収穫時期が限られますが、柿スイーツであれば1年中楽しめるのが魅力ですよね。
ちょっとした手土産やプレゼントなどにぜひ検討してみてくださいね。
柿スイーツについては「柿のスイーツをお取り寄せ!柿の魅力満載のおすすめスイーツとは」でもたっぷり紹介していますので、ぜひご覧ください。
岐阜県の柿には魅力がたくさん!柿スイーツもおすすめ
秋から冬にかけての代表的な果物といえば、柿を思い浮かべる方も多いでしょう。
柿は栄養価が非常に高く、お子様からお年寄りまで幅広い世代に人気のある果物です。
恵那川上屋がある岐阜県でも柿は多く生産されており、「甘柿の王様」とも呼ばれている品種「富有柿」の発祥の地でもあるんですよ。
さらに富有柿の中から選びぬかれた「袋掛け富有柿」や「果宝柿」も人気が高い品種です。
富有柿以外にも、「蜂屋柿」「早秋柿」「お墨付き早秋柿」「天下富舞」なども岐阜県を代表する柿品種です。
中でも「お墨付き早秋柿」は珍しく、年によっては全く収穫できないことも。
岐阜県で生産される柿にはそれぞれ魅力があり、味わいも異なります。
いろいろな柿を購入して食べ比べてみるのも楽しいかもしれませんね。
柿は主に秋に収穫される果物ですが、柿スイーツであれば1年中楽しめます。
手土産やプレゼントとして、柿スイーツを贈ってみてはいかがですか?
岐阜県にある恵那川上屋では、柿と栗のコラボレーションを楽しめるスイーツなどをお取り寄せでお楽しみいただけます。
気になる方はぜひチェックしてみてくださいね!