2020.11.05
お歳暮とお中元の違いって?基礎知識や贈る時期、マナーを知ろう
こんにちは!栗きんとん・栗菓子の「恵那川上屋」です。
お世話になっている方や普段なかなか会えない親戚に贈る「お歳暮」と「お中元」。
それぞれ贈る時期に違いがありますが、実はその起源や贈る品物にも違いがあるのをご存知でしょうか。
そこで、今回はお歳暮とお中元の違いについてのお話。
それぞれの特徴や贈る時期、マナーなどについても詳しくご紹介します。
お歳暮とお中元の違いはここ!それぞれの基本を知ろう
お世話になった方へ感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮とお中元。
どちらも古くから日本にある大切な慣習です。
まずはお歳暮とお中元の基本について、それぞれ見ていきましょう。
お歳暮とは?
お歳暮は、お世話になった方々に一年間の感謝の気持ちを込めて年末に贈るものです。
お歳暮の起源は、日本最古のお祭り「御霊祭(みたままつり)」で神様へ贈ったお供え物だと言われています。
その後、江戸時代には商人たちが長屋の大家さんやお世話になっている取引先の方に贈り物を持参することが習慣化し、現在のお歳暮の形となりました。
お中元とは?
お中元は、日頃からお世話になっている方々に、感謝の気持ちを込めて夏に贈るものです。
お中元のはじまりは中国で、道教に由来する習俗の一つが起源とされています。
中元とは「地官赦罪大帝(ちかんしゃざいたいてい)」という神様の誕生日でもある旧暦7月15日のことを指し、神様にお供え物をしてお祝いをしていました。
それが日本に伝わり、江戸時代にはお盆に親戚やお世話になった方へ贈り物をする習慣と結びつき、現在のお中元という形になったようです。
お歳暮とお中元の違い
お歳暮とお中元の違いについて、贈る時期や金額、商品などを比較して見ていきましょう。
贈る時期
贈るのに適切な時期は、地域によって若干異なるため注意しましょう。
お歳暮
- 関東:12月初旬〜12月20日前後(近年は11月末に贈る方も増加しています)
- 北海道、東北、北陸、東海、関西、四国、九州:12月10日~20日前後
- 沖縄:12月初旬~25日前後
※あわせて「お歳暮はいつ贈る?地域別の贈る時期やマナーを解説!」も参考にしてくださいね!
お中元
- 関東、東北:7月1日〜15日
- 北海道、東海、関西、中国、四国:7月15日~8月15日
- 北陸:7月1日〜15日または7月15日~8月15日(地域によって異なります)
- 九州:8月1日〜8月15日
- 沖縄:旧暦の盆の時期(2021年は8月20日〜8月22日)
※あわせて「お中元はいつ贈るもの?関東・関西など地域別の贈り時を解説!」も参考にしてくださいね!
金額
お歳暮とお中元は金額の相場に違いはありません。
知人や普段お世話になっている上司、遠方に住む両親には3,000円〜5,000円程度、会社の取引先の方や相手の年齢が高い場合は5,000円〜10,000円程度が一般的です。
ただし、あまりにも高額な商品だと相手に気を遣わせてしまうこともあるため、相手の負担にならないものを贈るよう心がけましょう。
品物
お歳暮もお中元も特に品物に決まりはありません。
しかし、お歳暮は冬、お中元は夏と時期が異なるため、贈る品物もその季節に合わせて選ぶのがおすすめです。
お歳暮
年末に贈るお歳暮は、海産物や肉類・ハム、ビールやジュース、フルーツなど、年末年始に家族や親戚で楽しめる食品が人気です。
お中元
暑い時期に贈るお中元は、ビールやジュースといったドリンクや、フレッシュなフルーツ、ゼリー、そうめんなど、暑い夏にさっぱりと食べることができる食品が人気です。
また、お歳暮にもお中元にも人気なのがお菓子。
日持ちがするものや家族みんなで楽しめる詰め合わせがおすすめですよ。
お歳暮とお中元のマナーの違いもある?
お歳暮とお中元を贈る際にはいくつかマナーがありますが、特に違いはありません。
贈る前にしっかりチェックして、マナー違反がないようにしましょう。
①相手の好みや家族構成を把握する
お歳暮もお中元も贈る品物に特に決まりはありませんが、せっかく贈るのですから相手に喜んでもらえるものを選びたいですよね。
お酒が飲めない方にビールを贈ったり、一人暮らしの方に賞味期限が短い食品を大量に贈ったりすることがないよう、相手の好みや家族構成などを把握した上で品物を選びましょう。
②持参する場合は時間に気をつける
お歳暮やお中元を直接相手に渡す際は、午前10時〜11時または午後2時〜4時など、早朝や食事の時間は避けて訪問しましょう。
③宅配で送る際は相手の予定を確認する
お歳暮やお中元を宅配を利用して送るときは、年末やお盆は不在にしていることが多いため、あらかじめ受け取り可能な日時など相手の予定を確認しておくことがおすすめです。
予定がわからない場合は、賞味期限が長い食品などを選ぶとよいでしょう。
また、品物よりも先に、感謝の気持ちや品物を送ることを記載した送り状を郵送すると丁寧です。
④「のし紙」の書き方に注意する
お歳暮とお中元の「のし紙」は、紅白の水引がついた「花結び祝い」や「一般お祝い用」の、のしを使用します。
濃い色の墨で、水引中央結び目の上段には「お歳暮」または「お中元」、下段には少し小さめの文字で自分のフルネームを書きます。
ただし、相手が喪中の場合はのし紙に注意が必要です。
「花結び祝い」や「一般お祝い用」ののしではなく、無地の短冊に表書きと名入れのみを行って贈りましょう。
お歳暮とお中元は両方贈るべき?
お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮とお中元は、一般的には両方とも贈るのがおすすめです。
ただし、お歳暮とお中元のどちらかしか贈れないという場合は、一年の締めくくりでもあるお歳暮を贈ります。
お歳暮やお中元を毎年贈っていたのに突然やめてしまうのは、相手を驚かせてしまう恐れも。
最初に贈る際には、今後毎年贈ることも考えたうえで贈るようにしましょう。
お歳暮とお中元は時期や品物に違いが。感謝をこめて送りましょう
お世話になっている方や普段なかなか会えない親戚に贈る「お歳暮」と「お中元」。
金額やマナーに違いはありませんが、贈る時期は地域によっても違います。
贈る品物にも決まりはありませんが、お歳暮は年末年始に家族で楽しめるものを、お中元は夏らしいさわやかな食品を贈るのがおすすめです。
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