2024.01.20
紅茶の美味しい入れ方は?一緒に食べたいお菓子のペアリングもご紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
みなさんは、紅茶がお好きですか?
香りが良く、種類が豊富で、さまざまなアレンジもできる紅茶。
飲む前から芳香な香りでリラックスでき、休憩時間にぴったりの飲み物です。
せっかくなら美味しい入れ方を知って、よりティータイムを楽しみたいですよね。
今回はお菓子と共にぜひ飲みたい、美味しい紅茶の入れ方をご紹介します。
基本の入れ方と美味しくなるコツ、そして、こだわりのお菓子を販売する恵那川上屋だからこそお伝えしたい、紅茶のお供におすすめのお菓子の話もしていきます。
読み終わった頃には、紅茶とお菓子でティータイムをしたくなること間違いなしです!
紅茶の美味しい入れ方として最初に覚えておきたいこと
実は、より紅茶を美味しく入れるために、基本として知っておきたいことがあります。
それは、「茶葉の選び方」「使用する水選び」「使用するポット・器」です。
紅茶の茶葉は種類が大変豊富なので、どれにするか悩んでしまいますよね。
「美味しい紅茶が飲みたい!」と思ったら、まずはストレートでそのまま飲みたいか、ミルクを入れて飲みたいかでも選び方が変わります。
ストレートティーで飲むなら香りの良いもの、ミルクティーを飲みたいなら濃厚なコクと色味のものを選ぶのがおすすめです。
茶葉にフルーツ、花、ハーブ、スパイスなどで香りを付けた「フレーバーティー」、香りとともに健康にも良い効能があるとされている「ハーブティー」もストレートで飲む茶葉として良いでしょう。
フレーバーティーとしては、ベルガモットの香りの「アールグレイ」や、ジャスミンの香りの「ジャスミンティー」が代表的。
ミルクに合わせる茶葉としては、どっしり重めでミルクに負けないコクのある「アッサム」や「ディンブラ」などが有名です。
水については、空気を含んだ汲みたての水を使いましょう。
日本の場合は水道水(あれば浄水器を使用した水)がぴったりですが、もしミネラルウォーターを使用する場合はミネラルが少ない軟水がおすすめといえます。
ポットは陶磁器もしくは銀製が望ましいとされていますが、ガラス製もOKです。
鉄製のポットは、鉄分とタンニンが化合して香りが薄れてしまうため避けましょう。
紅茶を入れるカップは香りが広がりやすい浅いものだと、より美味しく飲めます。
美味しい紅茶の入れ方をご紹介!より美味しくなるコツは?
では、美味しい紅茶の基本の入れ方をご紹介します。
紅茶には茶葉を茶こしを使って淹れるリーフティーと、茶葉を包んだ袋をお湯に浸すティーバッグでの飲み方がありますが、それぞれのより美味しく飲むためのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね!
リーフティーの基本の入れ方
リーフティーは以下の流れを基本として入れます。
①沸騰させたお湯で、ポットとティーカップを温める
汲みたての水を沸騰させ、ポットとカップにお湯を注いで温めます(紅茶を入れる際に捨てます)。
美味しい紅茶を入れるためには熱湯であることが必須なのですが、熱湯は器に注ぐと温度が約10℃下がるといわれているため、先に器を温めておくことで冷めるのを防げるのです。
②ポットに適量の茶葉を入れる
温めたポットに、人数分の茶葉を入れます。
1人分はティースプーン1杯(2~3g)が目安です。
細かい茶葉は少なめにし、大きい茶葉は多めにしましょう。
③お湯を注いで数分蒸らす
沸騰したてのお湯をポットに注いだ後すぐに蓋をし、細かい茶葉は2分半~3分、大きい茶葉は3~4分程度蒸らします。
1杯分のお湯は、150~160mlの量が目安です。
④軽く混ぜてから、最後の1滴まで注ぐ
蒸らし終わったら、ポットの中を軽くひと混ぜするのがポイント。
茶こしで濾しながらティーカップへ、最後の1滴まで注ぎましょう。
これを、「ベスト・ドロップ(またはゴールデン・ドロップ)」といい、最後の1滴まで入れることで紅茶の味が引き締まります。
リーフティーを美味しく入れるコツ
茶葉がポットの中でよく動くほうが美味しくなるので、ボコボコと勢いの良い泡が出ている100℃くらいの状態のお湯を、10秒後くらいを目安に注ぎましょう。
濃さが均一になるようにまわし注ぐのもコツですよ。
また、蒸らしすぎもNGです。
長すぎると濃くなる上に雑味も出るため、美味しさが半減してしまいます。
そして、より長く美味しく飲むためには、直射日光や湿気を避け、保存している紅茶を空気に晒さないよう密閉して保存しておくことも大事です。
ティーバッグで紅茶を美味しく入れるコツ
糸がついているタグ部分を入れた器の持ち手に絡ませると、うっかり沈んでしまわないのでおすすめです。
ティーバッグの場合も同様に注ぐポットや器を温めておき、ボコボコと沸騰したお湯を注いで、できるだけ蓋をして蒸らすのが美味しく飲むポイント。
そして、軽く数回振って取り出します。
強く振るのは渋みが強くなるのでNGです。
紅茶のさまざまなアレンジ方法
紅茶のアレンジで王道なのは、ミルクティーです。
全体の50%以上をミルクにすれば、カフェなどでよくメニューにある濃厚なロイヤルミルクティーが楽しめます。
ちなみにミルクティーをよく飲むイギリスは硬水なので、少し硬めの水を選んでみるのもありでしょう。
また、牛乳に茶葉を入れて煮込む「チャイ」も、さらに濃厚で美味しいです。
お好みでシナモンやカルダモン、砂糖を加えます。
ミルク以外にはレモンを入れることが多いですが、トロピカルフルーツを入れたり、はちみつやジャム、生姜などを入れることも。
人によってはドライフルーツを入れたり、刻んだフルーツと生クリーム、ブランデーを垂らすなどのアレンジ方法もあるようです。
次で飲み方のマナーや、さらなる楽しみ方(お菓子とのペアリング)をご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね!
紅茶の飲み方や楽しみ方を知って素敵なティータイムを
紅茶を美味しく入れたら、あとは自由に飲んでOKですが、せっかくなので飲み方のマナーもお伝えします。
自分の家で飲むときは気にせずでOKですが、紅茶を出されたときに正しいマナーで飲むことができると安心です。
まず、カップは常に右手で取るのが基本です。
お菓子などを食べる際は左手で取ります。
素手で食べるものの場合はカップに油などが付いてしまうので、分けて使います。
また、ティーカップの取っ手はつまむのが正解の持ち方。
自分で注ぐ場合は7分目にするなど、重くない量にしましょう。
ちなみに、ポットは蓋を押さえずに片手で注ぐのがマナーです。
砂糖を混ぜるなど使い終わったティースプーンは、カップの向こう側に置きます。
これには、「絵柄を楽しむため」という理由もあります。
簡単なご説明になりましたが、ぜひ意識してみてくださいね!
さて、食べ物や飲み物との相性のことをペアリングといいますが、特におすすめのお菓子があるので、ご紹介していきます。
紅茶に合うお菓子をお供に楽しもう!
紅茶に合うお菓子については、種類によっても異なるので、また別のコラムで詳しくお伝えしたいと思いますが、今回は恵那川上屋が自信を持っておすすめするお菓子をご紹介します。
ひなたぼっこ
土づくりからこだわり、天日で熟した信州市田柿の干し柿の中に、恵那川上屋で人気の栗きんとんを合わせた「ひなたぼっこ」。
市田柿は大きさ・形ともにひなたぼっこに最も適したものを厳選しています。
干し柿のねっとり濃厚な甘みと、紅茶の渋みは相性が良く、お互いを引き立てるペアリングです。
栗きんとんデセール
栗きんとんの中に、赤ワインで漬け込んだ干し柿を入れた「栗きんとんデセール」。
岐阜県名産の栗を使ったお菓子を販売する、恵那川上屋の60周年を記念したお菓子です。
滑らかで栗本来の味わいが楽しめる栗きんとんと、生キャラメルのように濃厚な食感・味わいの市田柿のコラボレーションは風味豊かで、芳香な香りの紅茶とよく合います。
市田柿を赤ワインに漬けることでさらに柔らかくしており、芳香な赤ワインの香りとバターのコク、クルミの食感も楽しめる、他にはない大人な栗きんとんスイーツになっています。
紅茶の美味しい入れ方やペアリングでさらに楽しめる!
紅茶は意外と奥が深く、茶葉や水、器の選び方、入れ方のコツで美味しさがグレードアップします。
美味しく入れるためには、まず器を温めることから!
ポットやティーカップを先に沸騰したお湯で温かくしておきましょう。
茶葉が踊るくらい沸騰したお湯を注ぎ、すぐに蒸らすことも重要です。
蒸らす時間は少なくても多くても美味しさが半減してしまうので、必ずお伝えした時間で行いましょう。
リーフティーの場合はポットからティーカップへ、最後の1滴までしっかり注ぐことも、美味しさの秘訣です。
ティーバッグの場合はバッグを外す際に軽く振ると良いですよ。
干し柿や栗きんとんを使ったお菓子のペアリングもご紹介しましたが、紅茶と共にさまざまなお菓子を楽しんでくださいね!
岐阜県で季節の素材にこだわった創作菓子を販売する恵那川上屋では、ご紹介したお菓子以外にもモンブランやパウンドケーキなど、紅茶に合うお菓子をたくさん販売しています。
お取り寄せもできますので、ぜひ一度味わってみてください。