2025.09.30

子どもに野菜を食べさせる方法とは?嫌いになる理由も解説

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こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。

 

「子どもが野菜を食べなくて困っている」という声をよく耳にします。

「栄養バランスを考えると野菜もしっかり摂ってほしいけれど、嫌がって口にしてくれない…」

そんな悩みを抱えるお母さんやお父さんは多いのではないでしょうか。

 

実は、子どもが野菜を苦手に感じるのには、きちんとした理由があるのです。

その理由を理解すれば、野菜嫌いを克服できるかもしれません。

 

そこで今回は、子どもが野菜を嫌いになる理由や、苦手意識をなくして、楽しく食べてもらうための工夫をご紹介します!

子どもに野菜

 

 

子どもが野菜を苦手になりやすい理由とは?

子どもの野菜嫌いは、実は本能的な理由や発達段階による特徴が関係しています。

なぜ子どもが野菜を苦手に感じるのか、その背景を詳しく見ていきましょう。

 

本能的に苦手と感じる味があるため

子どもが野菜を嫌がる大きな理由は、味覚の敏感さにあります。

子どもは大人よりも味覚が敏感で、特に苦味や酸味を強く感じ取ってしまうといわれています。

 

そもそも人間が感じる味は「甘味」「うま味」「塩味」「酸味」「苦味」の5つです。

このうち「甘味」「うま味」「塩味」は生きるために必要な栄養を示すサインとして、本能的においしく感じられるようになっています。

 

一方「酸味」は食べ物の腐敗を、「苦味」は毒の存在を知らせる危険信号として認識されます。

野菜に多く含まれる苦味成分を、子どもは本能的に「危険なもの」として避けようとしているのです。

 

これは子どもの身を守るための大切な仕組みでもあるのですね。

 

食感や見た目に抵抗を感じることも

野菜の食感や見た目も、子どもが苦手に感じる要因のひとつです。

繊維質の多い野菜は噛むのに力が必要で、まだ噛む力が十分でない子どもには食べにくく感じられます。

 

また、緑色の濃い野菜や独特の形をした野菜は、見た目から「食べたくない」という印象を与えてしまうことがあります。

香りの強い野菜も、敏感な子どもにとっては不快に感じられる場合があるでしょう。

 

セロリのような繊維の多い野菜や、ピーマンのような苦味と香りの強い野菜が子どもに嫌われやすいのは、こうした理由があることも多いです。

 

過去の嫌な体験も影響する

食べ物の好き嫌いには、これまでの食体験が影響することもあります。

 

例えば、子どもの頃に無理やり野菜を食べさせられたり、「体に良いから」と叱られながら口にした経験があると、その野菜に対してあまり良いイメージを持てなくなる場合があります。

また、調理法や味付けが合わず「おいしくない」と感じた体験がきっかけで、その野菜を避けるようになることも。
そうした記憶と結びつくと、見ただけで手が伸びにくくなるケースがあるのです。

 

 

子どもに野菜を食べさせる方法は?無理せず楽しくが大事!

野菜

野菜嫌いの理由がわかったところで、実際に子どもに野菜を食べてもらうための具体的な方法をご紹介します。

 

調理の仕方を変えたり、食事の雰囲気を楽しくしたりと、ちょっとした工夫で「食べてみようかな」と思えるきっかけを作ることができます。

 

無理に食べさせるのではなく、自然と野菜に親しんでもらえるようなアプローチを試してみましょう♪

 

調理で工夫して食べやすくする

子どもが野菜を食べやすくするには、調理方法を少し工夫するのが効果的です。

食べやすくするための調理法のポイントをいくつかご紹介します。

 

1. 細かく刻んで混ぜ込む

野菜を見ただけで「嫌い」「食べたくない」「おいしくなさそう」と感じてしまうお子さんには、存在感を目立たなくするのがおすすめです。

みじん切りにしたピーマンやにんじんをミートソースやハンバーグに加えたり、玉ねぎを肉だんごに練り込んだりすれば、気づかないうちに野菜を食べられます。

 

2. 繊維を断つ切り方にする

野菜の繊維質のある食感が苦手なお子さんには、切り方を工夫してみましょう。

野菜の繊維を断ち切るように切ることで、食べやすくなります。

 

ピーマンや玉ねぎは横に切ると繊維が断たれ、加熱したときにより柔らかく仕上がります。

根菜類も縦の短冊切りより横のいちょう切りのほうが、繊維が切れて食べやすくなるでしょう。

 

3. 下茹でや加熱で苦味を軽減する

苦味やえぐみの強い野菜は、一度茹でて水にさらしてから調理すると食べやすくなります。例えばほうれん草や小松菜は、下茹で後に炒め物や和え物にすると子どもでも口にしやすくなるでしょう。

 

4. 油でコーティングして味をマイルドに

油には苦味をコーティングする作用があるため、揚げ物や炒め物にすると野菜の苦味が和らぎます。

なすやピーマンは天ぷらなら食べられる、という子どもが多いのは、この効果があるからなのです。

 

5. 好きな食材と組み合わせる

子どもが好きな食材と組み合わせることで、野菜も一緒に食べてもらいやすくなります。

チーズ、ベーコン、ツナなど、うま味の強い食材と合わせると、野菜の味が気になりにくくなります。

 

食事環境や接し方を工夫する

調理方法だけでなく、食事に対する考え方や環境を整えることも大切です。

 

1. 無理強いはせずに寄り添う

「体に良いから食べなさい」と強制するのは逆効果です。

子どもの「嫌だ」という気持ちに共感し、どの部分が嫌なのかを聞いてみましょう。

味や匂い、食感など具体的な理由がわかれば、調理法で改善できることもあります。

 

2. 一口でも食べたらしっかり褒める

少しでも野菜を口にできたら、大げさなくらい褒めてあげましょう。

「野菜を食べるとうれしいことがある」という記憶が残れば、次への意欲につながります。

約束した分量を食べられたら、そこで必ずおしまいにすることも信頼関係を保つコツです。

 

3. 食事を楽しい時間にする

食事は家族の楽しい時間であることを伝えましょう。

野菜を飾り切りで子どもの好きな形にしたり、好きなキャラクターを表現したりするのも効果的です。

食器やランチョンマットを子どもの好きなものにするだけでも、食事への興味が高まります。

なによりも、大人がおいしそうに野菜を食べる姿を見せるのが一番の手本です。

 

4. 一緒に調理や買い物を楽しむ

野菜に触れる機会を増やすことで、親しみが生まれます。

スーパーで一緒に野菜を選んだり、簡単な調理のお手伝いをしてもらったりすると、その野菜への愛着が湧いてきます。

自分で作った料理は特別においしく感じられるものです。

 

こうした工夫を通じて、無理なく自然に野菜に親しめるようになると、食事の時間そのものが楽しい体験へと変わっていきます。

 

手軽に調理に取り入れられる乾燥野菜

忙しい日常の中で子どもと一緒に調理を楽しみながら、手軽に野菜を取り入れたいときには、乾燥野菜の活用がおすすめです。

 

乾燥野菜は野菜のうま味が凝縮されているため、少量でも豊かな味わいを楽しめます。

味噌汁の具

恵那川上屋では、長野県産の高原キャベツと岐阜県産しいたけ、淡路島産の玉ねぎをミックスした「こだわり畑Table 味噌汁の具」をご用意しています。

 

添加物や調味料は一切使用せず、素材そのものの甘みと旨みを大切にした商品です。

水から一緒に煮込むだけで、野菜の旨みがたっぷり溶け出した味噌汁が簡単に作れます。

忙しい朝や野菜不足が気になるときにも重宝しますよ。

 

そのほかにも「こだわり畑Table 餃子のたね」はお湯で戻してひき肉と混ぜるだけで出来上がる餃子のたね用の乾燥野菜。

皮を剥いたり切ったりする手間がないので、手軽に料理に取り入れられます。

 

なお、乾燥野菜の詳しい使い方について「乾燥野菜の使い方は?取り入れ方やアレンジまでご紹介」でも詳しく解説しています。

あわせて、参考にしてみてくださいね!

 

 

野菜が苦手でも大人になると克服するケースは多い!

野菜

子どもが野菜を嫌いな理由や、野菜を食べやすくする工夫についてご紹介してきましたが「それでも食べてくれない」ということもあるでしょう。

 

でも、心配はいりません。

大人になると、子どものときに大嫌いだった野菜も食べられるようになることはよくあります。

その理由を見てみましょう。

 

理由① 成長とともに味覚が変化する

子どもの頃に感じていた野菜の苦味や酸味は、成長とともに感じにくくなります。

 

味を感じる味蕾細胞は乳幼児が最も多く、成長するにつれ少なくなるため、大人になると子どもの頃ほど敏感に味を感じなくなるのです。

 

また、さまざまな食べ物を経験することで「苦いものでも安全な食べ物がある」と学習し、本能的な拒否反応が和らいでいきます。

 

理由② 子ども時代の食卓環境が将来に良い影響を与える

興味深いことに、子ども時代の食卓環境が大人になってからの野菜摂取量に影響することが研究で明らかになっています。

 

小学生の頃に毎食野菜料理が食卓に並んでいた家庭で育った子どもは、大人になってからも野菜をより多く摂取する傾向があるのです。

これは、野菜を食べることが日常的な習慣として身についているからだと考えられます。

 

例えそのときは食べなくても、食卓に野菜が並んでいることで「野菜は食事に欠かせないもの」という認識が育まれるのです。

 

子どもの野菜嫌いには時間がかかることを理解し、焦らず見守る姿勢が大切です。

栄養バランスも一食で完璧にする必要はありません。無理に食べさせるよりも、楽しい食体験を積み重ねることを優先しましょう。

 

「今日は一口食べられた」「この野菜は嫌いじゃないかも」など、小さな成功体験を重ねることがポイントです。

 

例えば、苦手な野菜でもフルーツのように甘ければ食べられることがあります。

子どもと一緒に「甘い野菜の見分け方」を調べて買い物に出かければ、遊び感覚で苦手克服につながります。

苦手な子も多いトマトの見分け方については「甘いトマトの見分け方は?おすすめ商品やアレンジ案もご紹介」で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてくださいね。

 

 

子どもの野菜嫌いは調理や環境の工夫で克服しよう

子どもの野菜嫌いは調理や環境の工夫で少しずつ克服できます。

子どもが野菜を嫌うのには、味覚の敏感さや本能的な反応といった、ちゃんとした理由があるのです。

 

でも、調理の工夫や食事の雰囲気づくり次第で、野菜嫌いは和らいでいくことも多いもの。

 

大切なのは、無理に食べさせるのではなく、「食べられたら楽しい」という経験を積み重ねることです。

例えば、乾燥野菜などの便利な食材を取り入れれば、調理も手軽になり、親子で一緒に野菜を楽しむきっかけづくりにもつながります。

岐阜県にある恵那川上屋では、季節の素材を使った創作菓子のほか、こだわりの野菜・野菜の加工品を販売する「おかしな大地」ブランドを展開しています。

 

「おかしな大地」の乾燥野菜を使った商品は、オンラインショップでも販売していますので、ぜひお子さまの野菜嫌い克服にお役立てくださいね!

 

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