2024.07.13
岐阜県へ来たら金華山へ!その魅力や楽しみ方をご紹介
こんにちは!岐阜県で季節の素材を使った創作菓子を販売する「恵那川上屋」です。
岐阜県の人気観光スポットといえば、山頂に岐阜城もある「金華山」!
金華山はJR岐阜駅からのアクセスが良いだけでなく、周辺にも多くの観光スポットがあるおすすめの場所です。
今回は「岐阜の金華山とはどんな場所だろう?」と調べている方に向けて、金華山の見どころや楽しみ方をご紹介します。
岐阜県にある金華山の見どころや楽しみ方
金華山は岐阜県岐阜市の中心部に位置する山。
標高329mで、山の面積の9割が天然林という豊かな自然に囲まれた場所です。
そんな金華山がどんな場所なのか、見どころや楽しみ方をご紹介します。
金華山の基本情報
まずは金華山の基本情報を押さえておきましょう。
- 住所:岐阜県岐阜市千畳敷下257番地
- アクセス:車で名神高速道路「岐阜羽島IC」より岐阜環状線経由で約40分。または東海北陸自動車道「一宮木曽川IC」より名岐バイパス経由で約25分/JR岐阜駅中央北口バスターミナルからバスで約15分。「岐阜公園歴史博物館前」で下車後、徒歩約3分
※いずれも金華山のふもとまでのアクセスです。車で金華山山頂・リス村・岐阜城へ車で行くことはできません
※駐車場は「岐阜公園 堤外駐車場」をご利用ください(ただし数に限りがあります)
金華山はさまざまな植物・四季折々の表情を楽しめる
金華山といえば、ブナ科の常緑紅葉樹であるツブラジイ。
岐阜市の木にも指定されており、年中青々とした緑の葉をつけることが特徴ですが、5月上旬には黄色い花を咲かせます。
一説によると、日に照らされて山が黄金色に見え、その美しさから「金華山」と呼ばれるようになったそう(※民話が由来になっているなどの他説もあります)。
金華山では春にツブラジイの花が咲くほか、夏は深い緑が生い茂り、秋には山麓の岐阜公園と山頂の岐阜城を見事な紅葉が彩ります。
飛騨・美濃紅葉33選に選ばれるほどの絶景で、多くの観光客で賑わいます。
岐阜城の最上階は展望室なので、じっくりと楽しめますよ!
金華山山頂へはロープウェーで楽々移動
お伝えしたように、車や公共交通機関で行けるのは金華山のふもとにある岐阜公園までです。
岐阜公園から金華山の山頂までは、金華山ロープウェーが通っています。
山頂まで、登山の準備をしなくても楽々と到達できるので便利です。
観光場所の一つとして、計画も立てやすいですよね。
岐阜公園の山麓駅から金華山山頂駅までの所要時間は約4分。
360度ガラス張りのゴンドラから見られる、岐阜市内の街並みをはじめとした雄大な眺望が金華山ロープウェーの最大の魅力です。
金華山山頂から見える景色は、岐阜県の岐阜地域です。
岐阜地域については「岐阜県の岐阜地域とは?含まれる市や特徴・見どころをご紹介」でもご紹介していますので、あわせてチェックしてくださいね。
金華山山頂には楽しめる施設がたくさん!
金華山山頂には、次のような施設があります。
- 岐阜城
- ぎふ金華山リス村
- 展望レストラン
- カフェ
- 売店
岐阜城はかつて稲葉山城と呼ばれ、戦国武将である斎藤道三の居城でした。
のちに織田信長公に攻略され岐阜城と改称されています。
現在のお城は昭和31年に復興されたもので、天守閣からは眼下に長良川、東西南北それぞれに雄大な山が望めます。
ぎふ金華山リス村は、昭和40年に日本で初めて開園したリス村です。
4歳からえさやり体験が楽しめます。
園内にいるタイワンリスは冬眠をしないため1年中見られるだけでなく、園内は屋根もついているため天候も気にせず、いつでも訪れることができるのも魅力でしょう。
山頂にはご当地グルメが味わえる展望レストランや、抜群の眺望を楽しめるカフェやテラス、岐阜県内のさまざまなお土産を取りそろえている売店もあります。
年齢層を問わずに楽しめるので、一日ゆっくりと山歩きしてみるのはいかがでしょうか。
岐阜県の金華山は登山も人気!
金華山山頂まではロープウェーで行けるだけでなく、登山道も整備されています。
金華山には10の登山道があり、山頂までの所要時間は30分から1時間程度です。
初心者・ファミリーからベテラン向けまで幅広いルートがあるので、歩いて山頂を目指してみるのはいかがでしょうか。
ここからは、金華山の人気登山ルートをご紹介します。
初心者やファミリーにおすすめのルート
初心者やファミリー向けに、特におすすめしたい山頂までのルートは次の2つです。
七曲がり(ななまがり)登山道
1.9kmを約1時間かけて登るルートです。
岐阜公園の南にある金華山ドライブウェイ入口が起点になります。
距離は長いものの、道がしっかりしているため、初心者や家族連れでも登りやすい道です。
水手道/めい想の小径
2.3kmの距離を約1時間かけて登るルートです。
岐阜公園から金華山の北側を通って頂上を目指します。
頂上付近に急勾配の場所もありますが、長良川や北アルプス、御嶽山(おんたけさん)が見られる眺望の良いルートです。
登山慣れしている方におすすめのルート
登山に慣れているベテランの方に、特におすすめなルートは次の2つです。
百曲り(ひゃくまがり)登山道
1.1kmの距離を約40分かけて山頂をめざします。
名前の通り曲がりくねった道が続くのが特徴です。
距離は短いものの、足腰に自信がある方におすすめです。
馬の背登山道
1.1kmの距離を約40分かけて登ります。
山頂に続くルートとして1番険しいルート。
途中、両手両足を使って登るような場所もあります。
金華山の自然を堪能できるルート
金華山には、その自然を堪能できるルートが4つあります。
東坂(ひがしざか)ハイキングコース
1.1kmの距離を約30分かけて登ります。
金華山の南にある岩戸公園入口を起点に、南東の尾根から山頂に向かいます。
コースの途中には絶景ポイントもあり、道も整備されているので初心者の方や家族連れの方も楽しめるルートです。
唐釜(からかま)ハイキングコース
1kmの距離を約40分かけて登るハイキングルートです。
「七曲り登山道」の途中で分岐して「東坂ハイキングコース」に接続しています。
風の通り道となっているため、木が地面に対して斜めに生えている光景が見られる
大自然の力を感じられるルートです。
ほぼ平坦な道なので、初心者の方にもおすすめです。
達目(だちぼく)ハイキングコース
800mの距離を約30分かけて歩くハイキングコースです。
達目洞から岩戸公園に向かうルートで、山頂に行くには岩戸公園から「東坂ハイキングコース」を経由します。
里山の形跡やお茶の木、竹林、ツブラジイの大木が印象的な森など、人の歴史と自然を身近に感じられるルートです。
大参道ハイキングコース
900mの距離を約30分かけて歩きます。
「達目ハイキングコース」から「鼻高ハイキングコース」に接続します。
穏やかな道で、道幅も広いため初心者や家族連れの方にもおすすめのハイキングコースです。
ハイキングコース途中にあるホオノキの大木が見どころの一つ。
山頂に向かうには途中からベテラン向きの鼻高ハイキングコースを経由するので準備をしっかりした方が良いでしょう。
岐阜の歴史を感じられるルート
金華山、そして岐阜の歴史を感じられる登山道もあります。
鼻高ハイキングコース
1.5kmの距離を約40分かけて歩くハイキングコースです。
コースの中間辺りには長良川を望む絶景ポイントがあります。
「めい想の小径(水手道)」と「鼻高ハイキングコース」の分岐点において、信長期の巨石列や石垣、道三期の石垣を確認できます。
一緒に訪れたい金華山周辺の観光スポット
金華山は岐阜市の中心にあり、金華山周辺には岐阜市の魅力がより身近に感じられるさまざまな観光スポットがあります。
ここからは、金華山と一緒に訪れてほしい、おすすめの観光スポットをご紹介します。
長良川
伝統行事「長良川の鵜飼」が、国内だけでなく海外からの観光客にも人気の高い長良川。
夜にかがり火の中で開催される鵜飼を見学するだけでなく、長良川は昼間もゆっくりと散策する楽しみがあります。
長楽橋から上流へ1.3km続く川沿いの道は金華山を見ながら散策できる遊歩道。
長良川の左岸には400本のソメイヨシノが植えられた桜並木があり、桜の季節には多くの花見客で賑わいます。
長良川周辺の観光スポットをご紹介している「岐阜県長良川周辺の観光のおすすめは?魅力や見どころを紹介!」も、ぜひ参考にしてみてください。
<長良川>
- 住所:岐阜市長良
- アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」より 名岐バイパス経由で約20分/JR岐阜駅からバスで約15分。「長良橋」下車後、徒歩約1分
伊奈波(いなば)神社
揖斐川・長良川・木曽川という3つの川に囲まれた、水の恩恵が多い場所にある伊奈波神社。
伊奈波神社は水防の神として、昔から信仰されてきました。
4月に行われる岐阜まつりが有名で、大神様の神霊を神輿に移し、行列をなして岐阜の街を練り歩く姿が荘厳です。
お祭り当日は、御神幸・山車奉曳・からくり奉納・神輿練込・打ち上げ花火などが行われ、街全体が賑わいます。
伊奈波神社については「岐阜県の伊奈波神社はパワースポット!見どころや周辺の観光地もご紹介」でもご紹介しています。
<伊奈波神社>
- 住所:岐阜市伊奈波通り1-1
- アクセス:車で東海北陸自動車道「各務原IC」から国道156号線経由約25分/JR「岐阜駅」もしくは名鉄「岐阜駅」からN系統(長良橋方面)および市内ループ左回りバス「伊奈波通り」下車後、徒歩約10分
岐阜市歴史博物館
岐阜市歴史博物館は岐阜公園内にあり、岐阜市の歴史を紹介する博物館です。
「金華山と長良川流域文化の歴史」をテーマに岐阜市やその周辺の、政治や経済、社会、文化などさまざまな分野の歴史を展示しています。
年に数回、特別展や企画展も開催され、岐阜にまつわる多くの文化財を堪能できます。
<岐阜市歴史博物館>
- 住所:岐阜市大宮町2丁目18-1
- アクセス:車で東海北陸自動車道「岐阜各務原IC」または「岐阜美輪スマートIC」から約20分、名神高速道路「岐阜羽島IC」から約40分/JR岐阜駅から岐阜バスにて約15分。「岐阜公園歴史博物館前」下車後、徒歩約3〜5分
正法寺の岐阜大仏
岐阜大仏は正法寺大仏殿の中にあり、日本三大仏の一つに数えられています。
日本一大きな乾漆仏としても知られる大仏様で、パワースポットとして観光客にも人気のスポットです。
昭和49年3月には岐阜県の重要文化財にも指定されました。
岐阜大仏については「岐阜県の大仏といえば正法寺の「岐阜大仏」!歴史や見どころをご紹介」で詳しくご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。
<岐阜大仏>
- 住所:岐阜市大仏町8
- アクセス:JR岐阜駅または名鉄岐阜駅からN系統(長良橋方面)および市内ループ左回りバスで「岐阜公園歴史博物館前」下車後、徒歩3分
岐阜の金華山は岐阜市のシンボル
金華山は岐阜市の中心部にある、まさに岐阜市のシンボルともいえる山です。
ふもとの岐阜公園から山頂まで金華山ロープウェーが結ばれており、山登りが不慣れな方でも、楽々と山頂まで行けるのも魅力でしょう。
ロープウェーでは物足りない方には、登山道も整備されていますので、チャレンジするのはいかがでしょうか。
金華山の登山道は初心者向けからベテラン向けまで、一人でも家族連れでも安心して登れる10のルートが整備されています。
さらに山頂には岐阜城を始め、ぎふ金華山リス村や展望レストラン、カフェや山麓売店まであるため、一日かけて観光しても飽きることはありません。
金華山周辺にも観光スポットが数多くありますので、岐阜県を観光するなら周辺もチェックしてみてくださいね。
また、岐阜県に訪れた際には、岐阜県の名産品である栗を使ったお菓子や季節の素材を使った創作菓子を販売する恵那川上屋の店舗にも、ぜひ訪れてみてください!
岐阜県のお土産を探す際にもおすすめです。